子どもと一緒に別府旅。どこへ行く？
動物の王国へ。「アフリカンサファリ」
自動車やバスに乗り、動物たちを間近で見ることができる「アフリカンサファリ」。アップダウンのある広大な敷地に、クマ、ライオン、草食動物、トラ、チーターなど数多くの多彩な動物たちがのびのびと暮らしています。
アフリカンサファリは、まさに動物たちの王国。動物園では檻に入れられている肉食動物たちも、ここでは悠々としたものです。眠っていたり、食事をしていたり、じゃれあっていたり…動物たちの暮らしをそっと覗かせてもらえる貴重な体験。
大型の動物たちも、アフリカンサファリでは多数飼育されています。見上げるほどのキリンも車で至近距離まで近づくことができます。お子さんと一緒に周れば、興奮すること間違いなし。
ジャングルバスに乗車すれば、動物たちに直接エサやりすることもできます。野生の迫力を直に体験できるまたとない機会。平日は20～30分毎、土日祝日は、10～15分毎に運行しています。
もちろん、マイカーでまわることも可能。自分たちのペースで進みたい、動物たちと同じ目線で観察したいという方はおすすめです。DVDやタブレットをレンタルすれば、動物たちの種類や生態などをわかりやすく紹介してくれますよ。
アフリカンサファリオリジナルグッズなどおみやげも充実。ショップ「アローザ」には、動物たちのぬいぐるみやグッズなどが所せましと並んでいます。特に可愛すぎるぬいぐるみは、連れて帰りたくなること間違いなし。ぜひ、お子さんと一緒に立ち寄ってみては。
ちょっとユニークな水族館。「うみたまご」
海の生き物や動物たちを見て、聞いて、さわって楽しめる水族館「うみたまご」。
ワンダーゾーン、オーシャンゾーン、サイエンスゾーン、熱帯ゾーン、寒帯ゾーンと大きく5つのゾーンにわかれており、いずれにも子どもの好奇心をくすぐる展示がいっぱいです。
水槽の近くに付けられたPOPにご注目。それぞれの海の生き物たちにぴったりのキャッチコピーがつけられていて、その特徴をよくとらえています。
多彩な水槽をひとつひとつ丁寧に見ていけば、お子さんと一緒にお魚博士になれるかも。好きな魚、面白かった魚など話し合うのも楽しいですね。
うみたまごのアイドルがセイウチさんたち。ひょうきんで可愛らしい動きにほっこりしますよ。他にも、トドやあごひげアザラシ、ミナミアメリカオットセイなど、大きな海の生き物たちを多数見ることができます。その表情、動き、いつまでみていても飽きない楽しさ。
屋外のイルカプールでは、定期的にイルカショーが開催されています。うみたまごは、観客席とイルカさんとの距離が近いので、迫力満点のジャンプを間近で見ることができますよ。
海と山に囲まれた「うみたまご」。自然を感じながら海の生き物たちと仲良くなれる素敵な水族館です。おみやげショップでは、海の生き物たちをモチーフにした可愛らしいグッズがたくさん。旅の思い出に、お子さんとお気に入りを探してみては。
別府に来たらはずせない！「地獄めぐり」
別府観光と言えば、「地獄めぐり」が有名。何だか恐ろし気なイメージですが、温泉噴出口を「地獄」と呼んだのが始まり。地球の神秘、温泉地の力強さを体感できる場所です。
筆者は今回、7つの地獄のうち2つの地獄を訪れました。
こちらは「海地獄」。水面が海のようにコバルトブルーに見えることからこの名が付けられたそう。涼し気な色合いですが、実は摂氏98度もあるというから驚き。木々や花が美しい庭園の中にあるため、四季折々の景色を楽しめます。
周辺には、モダンなギャラリーやおみやげショップも。ほっとひと息つけるレストランや足湯も併設されています。
海地獄のすぐ近くには、「鬼石坊主地獄」があります。灰色の泥が沸騰する様が「坊主頭」に似ていることが名前の由来になっています。遊歩道が整備されているので、ラクに見てまわることができます。
熱泥がぼこぼこと沸騰するさまは、大地の力強さを感じます。
他にも、真っ赤な水面が印象的な「血の池地獄」、青白い水面が幻想的な白池地獄など、国指定名勝がたくさん。ここでしか体験できない神秘的な自然の姿は、お子さんの心にも鮮烈に残るはず。
大人も満足の絶品おやつ。「地獄蒸しプリン」
地獄めぐりがあり鉄輪から車で少し走ると、湯の花小屋が立ち並ぶ明礬温泉があります。ここでは、濃厚な硫黄泉が湧き車の窓を開けると独特の硫黄のにおいがするほど。旅情を感じさせる場所です。
こちらでぜひ味わってほしいのが、筆者おすすめの岡本屋売店の名物「地獄蒸しプリン」。
温泉の噴気で蒸されているので、旨みが凝縮してまろやかに仕上がっています。ほろ苦いカラメルとしっかりとしたカスタードプリンが絶妙にマッチして、何度でもリピートしたくなる美味しさです。
温泉も遊びもビュッフェも。楽しさ満載「杉乃井ホテル」
別府には魅力的な温泉宿がたくさんありますが、「子どもと一緒に楽しむ」ことをテーマに選ぶなら、「杉乃井ホテル」がおすすめ。
1日中ここで過ごしても時間が足りない！というほど、充実した施設が魅力の杉乃井ホテル。水着で遊べる「ザアクアガーデン」や湯船が棚田のように広がる「棚湯」は開放感たっぷり。別府の街を一望できるロケーションも最高です。
屋内で楽しめるレジャープール「アクアビート」も。ボディスライダーやキッズプールなど、南国風の楽しいアミューズメントがいっぱいです。
屋内で遊びたいなら、ボウリング場やゲームセンターも。スギノイボウルには、国内でもめずらしい“ブラックライト”システムが採用されているのだとか。いずれも本格的な施設なので、わくわくしながら子どもから大人まで楽しめますよ。
杉乃井ホテルと言えば、大空間で提供されるビュッフェスタイルの食事が自慢。こちらは、ワ－ルドダイニング「シーダパレス」です。大きな水槽のメインディスプレイを中心に、ひとつの街のような大空間が広がります。シェフがその場で焼いてくれるステーキから多彩なスイーツまで心ゆくまで楽しめます。
お子さんが自分でお皿に盛り付けることができる「キッズバイキング」のコーナーも。大満足の食事も杉乃井ホテルの醍醐味です。
子どもも大人も楽しめる、とっておきの「別府旅」を
大分別府は、懐かしさを感じるレトロな雰囲気を残した温泉地ならではの魅力があります。また、お子さんが喜ぶエンターテイメント性の高い施設もいっぱい。小さなお子さんから大人世代までが一緒に楽しめるスポットがたくさんありますよ。
あなたもぜひ、大分別府をお子さんと一緒に訪れてみませんか。思い出に残る、素敵な旅ができるはずですよ。
九州有数の温泉地のひとつ、「別府」。湯量が豊富で、温泉らしい湯けむりが町のあちこちに立ち上る風情ある風景は素敵です。温泉地、と言うと大人の旅先…といったイメージがありますが、別府はお子さんと一緒に訪れても楽しめる魅力的なスポットがたくさんあります。今回は、「子どもと楽しむ」をテーマに、別府旅のおすすめスポットをご紹介します。