「戸隠」という地名の由来は、『天の岩戸』で有名な「手力男神（タヂカラオノカミ）」の子孫が、この地で祖先を祀ったことに始まるとされ、戸隠神社では、「手力男の神」が主神として祀られています。

（画像：信州百名山の一つ「戸隠山」）

戸隠連峰は「一不動」から「戸隠山」「西岳」まで絶壁の岩稜が屏風のように連なっています。

「戸隠」は、水が豊かな土地。

古来から《戸隠山》は、その名の由来の通り、“神が宿る神聖な場所”として崇められ、平安期から明治期までは“霊験あらたかな仏教の修行の地”でもありました。それゆえ戸隠連峰は、手付かずのままの自然が広がっています。山々に降り落ちた雨や雪は、長い時を経て〈湧水〉となって戸隠の地に湧き出てきます。
（画像は、戸隠連峰を背にした「鏡池」）

美味しい戸隠蕎麦を育てるのは、標高1,000mの「火山灰土」と戸隠連峰からの「湧水」、そして「霧」。

昼夜の温度差が大きく冷涼な戸隠では、蕎麦はいつも霧に包まれて育ちます。霧の下で育った蕎麦は、味や香りが良く、「霧下そば」と特別な名で呼ばれています。

蕎麦の美味しさは、料理人の腕を別にすると、蕎麦の実と水の質で決まります。

「戸隠そば」が美味しいのは、捏ね上げるのも、茹で上がった蕎麦をきゅっと引き締めるのも、蕎麦を育てる戸隠の地に湧く、この豊穣な水があるからこそ。

「戸隠展望苑」から望む蕎麦畑。

（画像は、秋そばの蕎麦畑）

（画像は、秋そばの蕎麦畑）

（画像は、秋そばの蕎麦畑）

紹介してきた画像は、「戸隠展望苑」から望んだ景色。

この風景を眼におさめたいのなら、「戸隠展望苑」へ。

長野から向かうと、市街の喧騒が嘘のような静けさに包まれます。このラインは、森林の中を進むドライブにはうってつけのワインディングロード。清涼な空と、森林の緑や紅葉、そして鳥の歌声が楽しめる道です。
（画像は戸隠バードライン）

「うずら家」は全国的によく知られた戸隠のそば店。

中社前の「戸隠そば苑」

「戸隠そば苑」の「荒挽きそば」の美味しさには定評があります。