紅葉で有名な養老渓谷。千葉県大多喜町から市原市を流れる養老川によって形成された渓谷は、豊かな水と緑に囲まれていてマイナスイオンをたっぷり感じられます。

養老渓谷を代表する「粟又の滝」。幅100mの大きな滝で、ゆるやかに流れる水に清涼感を感じます。ここで水遊びする方も多いので、お子さん連れで訪れる際は着替えやタオルがあると良いですね。川の冷たい水に足をつけると、すっと汗がひいてリフレッシュできますよ。

高原の涼しさを感じたい方は、山梨県北杜市のスキー場、サンメドウズ清里にある「清里テラス」がおすすめ。夏は避暑スポットとして開放されているんですよ。パノラマリフトに約10分乗ると、標高1,900mの大パノラマが広がっています。

足を伸ばして座れるプレミアムシートからの眺めは格別です。陽射しは強くても風が涼しいので、心地よく過ごすことができます。高原の空気を胸いっぱいに吸い込んで、リラックスしてみませんか？予約は公式HPをチェックしてくださいね。

遠くには富士山も。サンメドウズ清里は、清里エリアの中でも1番標高が高いので、気温差をはっきり感じられます。

ユリやニッコウキスゲなど、夏になると約200種類もの山野草が咲き誇ります。パノラマリフトの隣にあるフラワーリフトに乗ると、真下に花々を見ることも可能。散策路もあるので、のんびり歩くのも気持ちが良いですよ。

「SORA terrace」は、長野県・湯田中のスキー場、竜王マウンテンパークにあります。世界最大級と言われる166人乗りロープウェイで山頂にのぼると、ひんやり爽快な高原の空気に包まれます。夏の平均気温が18℃ぐらいなので、1枚羽織るものがあっても良いですね。

下界のお天気が悪くても、ここのお天気と違うこともよくあります。2018年の雲海発生率は64.3％とのことで、運がよければ雲海を見下ろす幻想的な体験も楽しめるかもしれません。

ハンモックに寝そべって青空を眺める…そんな贅沢な時間もこの場所ならではの楽しみ方です。

夕暮れ時の絶景もぜひ楽しみたいですね。日没の1～2時間前から待っていると、雲の切れ間から光が差し込んだり、雲がオレンジ色に染まった表情を見ることができますよ。

日本画家の東山魁夷の作品「緑響く」のモチーフとして知られる「御射鹿池（みしゃかいけ）」は、美しい緑の湖面に涼を感じる場所です。2010年には農林水産省の「ため池百選」に選定され、海外からも多くの方が訪れる人気スポットとなっています。

神秘的で美しい湖面ですが、実は人工の池なんです。この地域は標高が1100mと高く、また水源が強い酸性のために作物が育ちにくい場所でした。それを改善するために、このため池を作って水を温め農業用水として使えるようにしました。

諏訪大社に伝わる牝鹿を射る神事（御射山御狩神事）があったことが由来とされています。強い酸性なので魚は生息していませんが、湖の底には酸性水を好むチャツボミ苔が繁茂していて、湖面をより美しい緑色に見せているそう。池の周りの遊歩道をゆっくり散策すると、角度によって変わる湖面を楽しむことができますよ。

6月末から8月末は、紫色のラベンダー畑が一面に広がっています。色合いが涼しげで目でも楽しめます。風にのって広がるナチュラルな香りも清涼感があります。

ひまわりや紫陽花など、ラベンダー以外にもたくさんの花々が楽しめるのも魅力。高原に咲く山野草など、珍しいものもあるので、ぜひ探してみてくださいね。

群馬県と長野県の県境近くにある「野反湖（のぞりこ）」は、標高1500mを超える上信越高原国立公園内にあります。湖の周囲は2000m級の山々に囲まれていて、山の緑と湖面のブルーのコントラストが美しく“天空の湖”とも呼ばれているんですよ。

夏には、ニッコウキスゲやシラネアオイなど、300種類を超える高山植物が湖畔を彩り、遊歩道からも見ることができますよ。

花と水に囲まれていると、涼しい風に癒されます。ハイキング初心者の方でも歩きやすいので、女性同士の日帰り旅にもぴったりです。