約290年間にわたって栄えた加賀藩百万石の城下町である金沢。金沢城跡のすぐ隣には、日本三大名園のひとつ「兼六園」があります。金沢市の中心部にあり、春の桜をはじめ紅葉や雪景色など四季折々の美しさを楽しめます。

加賀百万石の城下町「ひがし茶屋街」は、歴史的な古い街並みが残る、今でも夜になると三味線や太鼓の音が茶屋から聞こえる風情あるスポットです。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、歴史ある建物を改修したカフェやお店も多く、街歩きを楽しめます。

2004年10月に金沢市の中心部に開館以来『まちに開かれた公園のような美術館』として、金沢市の人々や県内外の人に親しまれている金沢21世紀美術館。

無料で開放されている常設作品やアートスペースをはじめ、カフェレストランやミュージアムショップ、キッズスタジオなど、気軽に立ち寄れる美術館です。

金沢のB級グルメの代表格「金沢カレー」。ステンレスのお皿に盛られたカツカレーですが、ちょっと違います。黒くて濃厚なカレーに、キャベツの千切りとソースがかかったトンカツがのっていてクセになる味です。老舗のお店からチェーン店まで、金沢市内の様々なお店で味わえます。いくつかのお店で食べ比べしても楽しいメニューです。

“ハン＝ハンガリー”“トン（フランス語）＝マグロ”が語源とされる「ハントンライス」。お店によってアレンジは様々ですが、ケチャップライスやバターライスの上に薄焼き卵をので、その上ににカジキマグロと小エビのフライ、さらにケチャップとタルタルソースがかかっています。こちらも発祥のお店とされる「グリルオーツカ」をはじめ、金沢市内の洋食店で食べられるご当地グルメの一つです。

花嫁の幸せを願い婚礼の日にのれんを贈る伝統文化から名づけられた観光列車「花嫁のれん」。北陸の伝統工芸である輪島塗や、加賀友禅をイメージした、北陸の和と美を感じられる豪華な列車です。

車内は、金沢金箔の装飾や日本庭園をイメージした絨毯など、電車とは思えないほど豪華なつくりになっています。また車内では事前予約でおいしい食事やスイーツを楽しむことも。車窓から能登の風景を楽しみながら、地元の味を頂けるなんて贅沢な時間です。

粘度が低い「あわあめ」、練り上げて粒状にした「飴ん子」などもあり、金沢駅や小松空港などでも購入できます。

富山の有名観光スポットの一つ「立山黒部アルペンルート」。富山県側の「立山駅」から長野県側の「扇沢駅」まで乗り物を乗り継ぎ、雄大な自然を満喫できる観光ルートです。雪が溶けて暖かくなる春ごろには、左右を雪に囲まれた「雪の大谷」が楽しめます。

そのコースの中には「黒部ダム」もあり、夏～秋頃には観光放水も楽しめます。毎秒10トン以上の水を吹き出す迫力ある景色は見応え抜群。運が良ければ虹が見られることもありますよ。

宇奈月（うなづき）から欅平（けやきだいら）まで20.1kmを走る「黒部渓谷トロッコ電車」。大自然を身近に感じながらゆったり電車の旅が楽しめます。途中駅には見どころも多く、半日から丸一日、旅に合わせた楽しみ方が可能です。また、初めて訪れる方から常連さんにも楽しんでもらえるよう、様々なコースを提案してくれています。

電車は、開放感を満喫できる普通客車、肌寒い季節に嬉しい窓付の特別客車やリラックス客車などもあります。

世界遺産にもなった合掌作りの集落は、富山県五箇山（相倉・菅沼）、岐阜県白川郷（荻町）の3つを合わせて「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として登録されています。山間の相倉には、17世紀に建てられたされるものを含め20棟の家屋が建ち、資料館や食事処、お土産店、お宿などがもあります。川沿いにたたずむ菅沼には、9棟の家屋をはじめ資料館や食事処、お土産店があります。

富山の名物といえば、丸いわっぱに入った押し寿司「ます寿司」。催事などでよく見かける「ますのすし本舗　源」をはじめ、いくつかのお店のものが味わえます。

老舗の「青山総本舗」や「元祖　せきの屋」、予約必須の「扇一 ます寿司本舗」など。酸味がきいているものや生に近いフレッシュなものなど、自分のお気に入りの味を見つけてくださいね。

富山のB級グルメ「ブラックラーメン」は、名前の通り真っ黒なスープが特徴的なラーメン。戦後の復興に従事した労働者向けに、濃い味付けのスープにたっぷりのチャーシューを入れたラーメンで、昭和22年創業の「西町大喜」が発祥とされています。今では、県内で様々なブラックラーメンを食べることができます。

まずおすすめしたいのは、1838（天保9）年創業の和菓子店「とこなつ本舗　大野屋」の「高岡ラムネ」。“大人が愉しめるラムネ”をコンセプトに、木型を使って丁寧に作られたラムネです。季節によって登場するラムネは変化しますが、生姜味の「宝尽くし」、柚子味の「貝尽くし」など常時数種類あるのだそう。季節のお味もぜひ食べてみたいですね。

1244（寛元2）年、道元禅師によって開創された「永平寺」は、出家参禅の道場です。10万坪もある境内には、七堂伽藍を中心に70余りの殿堂楼閣が建ち並び、樹齢700年とされる老杉に囲まれ静寂な空間は、出家道場にふさわしい神秘的な雰囲気が漂っています。

永平寺では、写経・座禅・参籠（1泊2日）の体験もでき、静かな時を過ごし心を清めに訪れるのも良さそう。

三国町の海岸線1kmにわたる「東尋坊」は、波の浸食によって削られた断崖絶壁が続く奇勝地です。このスリリングな景観を作る世界に3か所しかない珍しい奇岩「輝石安山岩の柱状節理」は、国の天然記念物に指定され、東尋坊タワーや遊覧船からも楽しめます。

映画「ジュラシックパーク」のワンシーンのような迫力の恐竜が展示されている「福井県立恐竜博物館」は、多くの恐竜化石が発見された勝山市にあります。恐竜骨格や標本、ジオラマなどを展示し、2000年の開館以来、通算入場者数が1000万人を超えた人気スポットです。中でも、恐竜化石の発掘現場をそのまま展示し、発掘体験ができる「野外恐竜博物館」は興味深いですね。

福井で食べたいもののひとつに「越前そば」と呼ばれるおろしそばがあります。大根おろし入りのつゆをかけて味わうそばは、さっぱりとした大根の辛味が魅力的。県内のおそば屋さんでは、どこでも食べられるので是非味わってみて。

福井名物「羽二重餅」から派生した「羽二重くるみ」は、福井を訪れたら是非買って帰るべき一品。「羽二重餅」に甘く煮たくるみを練り込み、シュー生地でサンドしています。和と洋がコラボした絶品スイーツです。

御菓子処「五月ヶ瀬（さつきがせ）」の銘菓「五月ヶ瀬煎餅」は、落花生を小麦粉・砂糖・マーガリンなどの生地に練り込み焼き上げたお煎餅です。ピーナッツの香りと甘さ控えめなお煎餅生地が後引く美味しさ。甘いもの好きにも、甘いものが苦手な方にも喜ばれるお菓子です。