代々木上原駅から歩いて1分程度。閑静な住宅街に佇む、「按田餃子」。異国感漂う入口を空けると、ふわっとなんともいえない温かい空気が体を包みこみます。

カウンターが立ち並ぶ、細長い店内。ほとんどの来店者が女性で、すごく居心地のいい空間です。

「按田餃子」といえば、水餃子が有名。しかし、見た目は一般的な餃子とかけ離れており、まるいフォルム。しかも、色もグレーがかっています。皮には美容効果があるといわれている有機ハトムギが配合してあり、ヘルシーで女性に嬉しい一品となっています。

水餃子の中の具材は、「鶏肉×白菜と生姜」「鶏肉×香菜と胡瓜」「豚肉×大根と搾菜」「豚肉×カレー風味と人参」の個性溢れる4種類。具材を包みこんだ皮は非常に歯ごたえがあり、ライスなしでもおなかが膨れます。卓上にあるスパイスを絡めながら、あれもこれもと味見をしていると、いつのまにか数十個も食べていた！なんてことも･･･それぐらい味に変化があり、美味しいんです。

餃子は、お持ち帰りも可能。料理に使用されているスパイスなども購入できます。ミシュラン・ビブグルマンに2年連続で選ばれたこともあり、最近では平日でも行列ができています。15時くらいは比較的空いているので、遅めのランチいう選択肢も持っておくといいですね。

渋谷駅から歩いて10分ほどのところにある「konel」は、電話番号のない隠れ家レストランです。メニューは、シェフのお任せ。自分の好みや量に合わせて相談しながら決められます。

店内に入ると、コの字型のカウンター席にテーブルが数席あります。木のぬくもりが感じられ、全体的に落ち着いている印象です。シェフが真ん中にいて、おしゃべりをしながら食事ができる、非常にカジュアルで珍しいタイプのイタリアンです。

名前にもあるように、「コーネル=捏ねる」ことでできた水餃子。餃子の皮も、パスタも一緒で、「捏ねる」ことで成形されていたのか･･･と再確認させられます。見た目はころっとしていて、ニョッキのよう。

一口食べれば、口の中にジューシーなうま味が広がり、もちもちの皮と合わさって、一口パスタを食べているような感覚。中国とイタリアという国境を越えた、新たなコンビネーションが口の中で生まれます。深夜まで営業しているので、仕事終わりにふらっと遊びに来れるのも嬉しいポイントです。

幡ヶ谷駅の六号通商店街の坂ををまっすぐ下り、10分程度の場所にある「ペリメニキッチン」。レンガ造りで、一見、昭和のバーのような雰囲気のお店です。「ペリメニ」とは、ロシアのソウルフードで、小麦粉、塩、卵、水とサラダ油で作った生地の皮で帽子型に具を包んだもの。見た目や食感などは、中国の水餃子に似ているといわれています。

ロシアの家庭では必ずと言っていいほど冷凍庫に常備しているという、定番料理の「ペリメニ」。日本で生活していて出合うことは少ないですが、ここに来れば気軽に味わえてしまいます。

通常、サワークリームやバター、からしなどに付けて食べるそうですが、「ペリメニキッチン」では、ホワイトソースに絡めていただきます。「豚肉」「鹿肉」「羊肉」の３種類のペリメニがあるので、食べ比べてみるのもいいですね。

水餃子の他にも、ロシアの料理を堪能できます。ウォッカや、ミード（蜂蜜酒）などのお酒の種類も豊富ですし、見たこともないような珍しいメニューがズラリ。店主もロシアに詳しいので、オススメを沢山聞けますよ！

中野駅南口から歩いて3分ほどのところにある「BAR Wing Village」。中に入ると、 ムーディーな空間が広がってい
ますが、実はお酒のおつまみで「餃子」がいただけるバー
なんです。「手延べ餃子」と名乗るだけあって、餃子は全て皮から手作り。餃子の種類も非常に豊富で、カクテルやワインと相性のよさそうな、ユニークな餃子が多く取り揃えられています。

まず、組み合わせの面白い「マルゲリータ餃子」をご紹介。ピザのようなもちっと感を残しつつ、焼き色がほのかについています。アツアツのまま口に入れると、とろ～っとチーズが溢れ出し、トマトの酸味がちょうどよくチーズとマッチ。まるでお菓子のように、いくらでも食べられるような気がしてしまうので、食べ過ぎにご注意を。

次に、こんな発想あったの！と驚かされる「コーンポタージュ餃子」のご紹介。コーンポタージュと餃子はいつどこで巡り合ったのか、と不思議でならない組み合わせですが、すっごく合うんです。しかも、餃子1つ1つの上には、 サイコロ状にカットされたバターがのっているので、熱によって「じゅわ～」と溶け、餃子の味をさらにマイルドにしてくれます。

ご紹介した餃子以外にも、エビアボ餃子、ラザニア餃子、鍋餃子など、珍しいメニューが揃っています。餡にニンニクが入っていないので、翌日を気にしなくて良い点も女性には嬉しいポイントですね！

表参道駅から徒歩10分程度の場所にある「GYOZA BAR Comme a Paris」。ワインを飲みたい･･･そんな日にオススメしたいお店です。ネオン輝く看板に、ガラス越しに見える店内は、まるで海外のビストロのような雰囲気。餃子は、トマトソースやハーブソースなど、3種のソースと一緒にいただく、フレンチスタイルです。

ここに来て、まず食べてほしいのが、「オニオングラタンギョウザ」です。とろとろに煮詰めた玉ねぎと、チーズの奏でる絶品グラタン。スープに埋まっている餃子を取り出し、アツアツを召し上がれ！

女性人気の高い、パクチー。シャキシャキとした食感のあるパクチーと、もちっとした餃子は非常にいいコンビネーション。エスニック好きや野菜不足の方におすすめの一品です。

ワインを片手に餃子を楽しむ、新感覚スタイルはいかがでしょうか。表参道の奥まった場所にあるため、ゆったりとした時間を過ごせること間違いなしです。