ⓒOpenStreetMap contributors

3つの駅の中でも市街地からアクセスしやすいのが、嵐電「嵐山駅」。観光スポットに近く、お土産屋さんも隣接しており、駅構内でのライトアップを楽しめるのも嬉しいところ。

嵐電「嵐山駅」では観光マップも配布（無料）されています。位置関係のイメージがつけば、観光もより楽しくなりそうです。
＊画像は過去に配布されていたもの。現在配布されているマップとは異なる場合があります。

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昭和9年に完成した現在の「渡月橋」。嵐山駅から向かって右手に見えるのが嵐山です。春には桜、秋には紅葉した彩り豊かな山の姿を眺めることができますよ。渡月橋のかかる桂川（大堰川）は川幅の広い一級河川となっており、橋の全長は155メートル。てくてく歩きながら、景色を眺めるのがおすすめです。

桂川（大堰川）ではボートや屋形船の遊覧を体験することもでき、夏には嵐山名物の鵜飼（うかい）や灯篭流し、秋にはもみじ祭が開催されます。春と秋は特に混み合うので早めの時間に訪れるのが◎

渡月橋を渡ったところにあるのが、「嵐山公園（中ノ島地区）」です。遊具などのある公園ではなく、川沿いに広々とした空間が広がっており、観光シーズンには露天なども並びますよ。

松のほか、ソメイヨシノなど桜の木が多く植樹されており特に春はお花見の観光客でにぎやかに。開放的な空間なので市街地より、のんびり桜を楽しめそうです。

渡月橋のたもと（嵐山駅側）向かいに行列のあるジェラート店が見えたら、そこが「新八茶屋」です。イタリア国際ジェラートコンクールで優勝したこともあるジェラートの味は本格派。京都をイメージした抹茶浮島や、丹波黒豆きなこ・嵯峨豆腐といったフレーバーがありますよ。

嵐山駅から西に進んで10分程のところにあるのが世界遺産「天龍寺」です。その敷地はとても広く、中でも方丈裏にある『曹源池庭園』は、日本で初めての特別名勝にも指定されています。庭と池、そして後ろに広がる山々を一緒におさめた写真はぜひ撮っておきたい一枚です。

方丈の座敷にあがることはできませんが、縁側が解放されています。ここに腰をかけてのんびりと庭を眺めてみるのもおすすめ。また、特別期間以外は土日祝日に公開されている法堂（はっとう）の天井一面に描かれた「雲龍図」もお忘れなく。

紅葉の季節はもちろん、新緑の季節は緑色がまぶしい青もみじを楽しむことができますよ。

美しいお庭を楽しんだら、優雅なティータイムはいかがですか？ラグジュアリーホテルのカフェ「茶寮 八翠」では、人気のアフタヌーンティーをはじめ、のんびりとお茶をすることができますよ。天気がよければ、桂川を眺めながらゆっくりできるテラス席がおすすめです。

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竹林に囲まれた日本独特の景観が、海外から訪れる観光客にも人気の「竹林の小径」。道の両側には孟宗竹などが道の両側に並び、美しい緑のトンネルを作り出しています。サラサラと揺れる竹林の音を感じながら、ゆっくりと歩いてみましょう。

嵐山花灯路の期間（2018年は12月8日～17日）、野宮神社から大河内山荘庭園までがライトアップされて幻想的な雰囲気に。ただし、夜はぐんと冷えるので防寒対策もお忘れなく。

竹林の小径まで足を運んだら、源氏物語にも登場する野宮神社に訪れるのもお忘れなく。えんむすびの神様としても知られていますので、ぜひお参りしてみてくださいね。

神社の中には「神石（亀石）」と表札のある大きな石があって、この石をなでながら願い事をすると、一年以内に願いが叶うそう。本殿と境内を回ってお参りを済ませてから立ち寄るのが◎

竹林の小径の途中にある「古都芋本舗」は、みたらし団子やきんつばなどの和菓子が人気。そのほか、煎茶、ほうじ茶、抹茶、麦茶の4種類の味を比べることのできる四色ソフトも食べてみたいところです。散策がてらにぜひどうぞ。

もうひとつ、ぜひ訪れたいのが冬の時期に開催される"京都・嵐山花灯路"。嵐山エリア一体に灯りがともされ、とっても幻想的な雰囲気になります。凛とした冬の空気の中、ぬくもりある灯りの道を歩いてみてはいかがでしょうか。