最近、"苔テラリウム"や"苔玉"で人気の「苔」。おうちで育てるのも楽しいですが、実際に「苔」の幻想的な世界を感じに出かけてみませんか?その美しさと奥深さを再発見できるかもしれませんよ。今回は、しっとりと佇むきれいな苔を楽しめる場所をご紹介します。 2018年04月16日作成
湿度の高いところを好み、古木や岩石などに張り付いて成長していく植物「苔」。苔の種類は、苔類(たいるい)、蘚類(せんるい)、ツノゴケ類の3つの種類に分けられます。世界で約二万種ほど、日本国内では約1800種の苔が生育していると言われています。
奥深くて美しい苔。おうちで苔テラリウムや苔玉を楽しむのもいいですが、実際に「苔(コケ)」の緑を感じに出かけてみませんか。その魅力を再発見できるかもしれませんよ。
青森県十和田市にある「奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)」。約300種類もの苔が生息しています。その下流で3つの川が合流する地点「三乱(さみだれ)の流れ」は豊かな水量ながら、おだやかな流れと飛び石の苔が美しいビューポイント。5月中旬頃には、ムラサキヤシオツツジと一緒にこの景色を楽しめます。
奥入瀬渓流では、苔だけでなく、様々な自然の表情を楽しむことができます。奥入瀬渓流で最も流れが激しい「阿修羅の流れ」。白いしぶきと緑のコントラストが美しく「奥入瀬渓流」を代表する景勝地として有名です。
奥入瀬の本流にかかる唯一の滝「銚子大滝(ちょうしおおたき)」。高さは7mですが幅は20mあり、水量が豊富で見事な滝です。四季折々の自然の美しさを映しだします。
石川県小松市にある、国内有数の苔の名所「苔の里」。日本ばかりでなく、海外からも高い評価を得ている苔の名所です。
銘木「日用杉」をはじめ、古民家や小川、田園などの美しい里山景観は「全国農村景観百選」に選ばれているほど。
タイミングが合えば、ガイドさんから解説を受けながら鑑賞することも可能です。今まで知らなかった苔の話も聞けるかもしれませんよ。
福井県勝山市の白山国立公園内に位置する「平泉寺白山神社(へいせんじはくさんじんじゃ)」。悠久の歴史を感じる、杉やブナなどに沿って続く参道「菩提林石畳参道」は、「日本の道百選」に選ばれています。
通称「苔寺」とも呼ばれる平泉寺白山神社。まるで緑のじゅうたんが敷き詰められているようです。
苔むした積み石も。しんと静まり返った境内をゆっくり散策したくなりますね。
京都市右京区にある、竹林と楓に囲まれた草庵「祇王寺(ぎおうじ)」。「平家物語」にも登場する尼寺です。
苔庭には色調の異なる何種類もの苔が広がり、春から夏にかけての新緑の季節は、格別の美しさです。
秋には一面の苔と紅葉のコントラストを楽しめます。
方除の大社として知られている城南宮(じょうなんぐう)。境内の庭園「楽水苑」では四季折々の花や紅葉を楽むことができ、「源氏物語花の庭」として親しまれています。
例年、2月中旬~3月中旬頃まで、しだれ梅と椿の美しい景色を楽しむことができます。一面に広がる緑の苔、その上に散った赤い椿の花と桃色に色付いたしだれ梅のコラボは、なんとも言えない美しさです。
季節ごとに、苔の上に広がる違う物語を感じられそう。
三重県にある奥深い渓谷「赤目四十八滝(あかめしじゅうはちたき)」。大小さまざまな滝に沿って約4Kmの遊歩道が続きます。赤目五瀑の1つ、高さ8mの滝が岩の両側を流れ落ちる荷担滝(にないだき)は、渓谷で最も美しいとされる景観です。
赤目四十八滝では、23瀑もの滝を往復3時間程度で楽しむことができます。 小さくやさしい流れの滝で苔の美しさを堪能するのもいいですね。
紅葉の名所としても知られているので、滝や苔の上に紅葉が散った後の風景を楽しみに訪れるのもおすすめです。
屋久島北部を流れる宮之浦川支流白谷川の渓谷、「白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)」。屋久島の中でも特に雨量が多い場所に位置します。
澄んだ水が流れる渓流、照葉樹と常緑樹が混生した緑の苔むす自然林…。幻想的な世界が広がります。
屋久島の壮大なパワーを感じながら苔をじっくりと観察していると、かわいい苔の花に出会えることもありますよ。
森林や渓流、神社など様々なところに広がる何種類もの苔。一言に「苔の絨毯」と言っても、その中には何種類もの苔が生息しています。知れば知るほど奥深い苔の世界。しっとりと佇むきれいな苔のある景色を楽しんでみませんか。
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