まだ生クリームが高価だった時代に誕生した、たぬきケーキは、お店によって土台となるスポンジケーキなどは違いますが、基本的にスポンジ生地の上にバタークリームをのせて、チョコレートでコーティングし、さらにたぬきの形や表情をつけて作ります。

ベースにロールケーキを使っているお店も多くあり、中にバタークリームを入れたり、ジャムが入っていたりお店によって味が違うのもまた魅力的。

残念なことに今では作っている店舗も減り、見かけることが少なくなってしまいました。でも未だにレトロ可愛い「たぬきケーキ」のファンは全国に少なからずおり、インスタグラムなどのSNSの効果もあり、最近じわじわと人気が高まっているそう。

昭和の洋菓子で人気のたぬきケーキ。みやたけでは、コーヒーロールケーキをベースとし、かわいらしい子たぬきにデコレーションしてあります。いっぱい並んでいる姿もとても愛らしく、微妙に表情が違うのがまた素敵。

北海道上磯郡木古内町、木古内駅から徒歩約2分の距離にある「北じま」は、同じく木古内にある北島製パンの本社工場のスイーツギャラリーとして、本社工場で製造しているスイーツ、パンなどオリジナル商品を販売しています。こちらのたぬきケーキの特徴は、ロールケーキをベースとし、親子の形をしていること。ほのぼのとした姿は、見ているだけで癒されそう。

「ぽんぽこ」という名のバタークリームケーキが人気だった青森市の「栄作堂本店 」ですが、残念ながら閉店し、寂しい思いをしているたぬきケーキファンも多いそう。そんな方々におすすめの、同じく青森市内にある「だいご菓子司」の「たぬきちゃん」。カップケーキをベースとしたまん丸の可愛らしい姿は、他のケーキと一緒に詰め合わせても絵になります。

同じく青森市内にある「えりーぜ」。しっとりとした口当たりの良いスポンジケーキをベースとした、たぬきケーキの「ポコタン」は、頭に可愛い花がのっているのがポイント。詰め合わせにして手土産にするのも◎。開けた瞬間に可愛い花と愛らしいたぬきの表情に、テンションがあがりそう。

山形県山形市東原町にある「ミキヤ洋菓子店」で人気のスポンジケーキがベースの「たぬき」。こちらだけでなく、他のケーキも昔ながらのバタークリームが使用されており、懐かしい味を求めて遠くからバタークリームファンが訪れています。

嬉しいことに東京にもたぬきケーキのお店があります。こちら東上線の下赤塚駅北口から徒歩約２分の距離にある「フランス製菓」のたぬきケーキは、たっぷりのバタークリームが詰まっていて、耳のアーモンドもキュートで素敵。

新潟県胎内市にある「卯月堂」の「たぬきケーキ」は、ロールケーキをベースとして、ちょこんと突き出たシッポにはマカダミアナッツが入っています。大きめのつぶらな瞳はこっちを見ているようで、可愛過ぎて食べられないかも。

長野駅のお隣「権堂駅」にある商店街の路地裏に、ひっそりとたたずむ「パティスリー オー スガ」。テイクアウトはもちろん、お店でコーヒーもいただけるので、町歩きを楽しみながら立ち寄ってみては？

三重県志摩市志にある風水カラーの「たぬきケーキ」で有名な「菓子工房シマヤ」。オーソドックスなチョコレートの他、ホワイトチョコやストロベリー、抹茶、レモンなど、カラフルな「たぬきケーキ」は、通販で購入することができ、大人気。可愛いたぬきケーキを食べてみたいという方はホームページをチェックしてください。

同じく三重県志摩市、鵜方駅の近くにある「潮騒」のたぬきケーキ「タヌキ」。杏ジャムが入ったココア生地のロールケーキがベースとなり、甘酸っぱさがほどよく、バタークリームとの相性も◎。

さらにこちらは、オーソドックスなたぬきのケーキの他、白無垢たぬきや、薄茶色のおじいちゃんたぬきのケーキ、緑色の
おばあちゃんたぬきのケーキ、黄色の子たぬきのケーキにピンクの姫たぬきのケーキなど揃っています。おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に、家族皆でカラフルなケーキでまったりとティータイムを過ごしてはいかがでしょうか。