ナイアガラの滝があるのは、ナイアガラフォールズという都市。トロント・ピアソン空港から車で約1時間半ほど離れたところに位置します。滝だけでなく緑も豊かで、心が洗われる美しい街です。

こちらはナイアガラの滝の全貌。ナイアガラの滝には、写真に向かって右側の「カナダ滝」（落差56m、幅675m）、左側の「アメリカ滝」（落差58m、幅330m）、そしてアメリカ滝のすぐ右隣に「ブライダルベール滝」（落差55m、幅15m）と全部で3つの滝があります。ブライダルベール滝を知らないという人は意外と多いかもしれませんが、それぞれの滝に違った味があるんですよ。

滝の右手にあるのが、テーブルロックと言われるスポット。滝が流れ落ちるのをすぐ横から見ることができる場所で、無料で誰でも行くことができます。ナイアガラに着いたらまずはここから滝を感じてみるのもいいですね。

テーブルロックから見える景色です。高い位置まで水しぶきが上がっており、滝の威力をひしひしと感じることができます。

続いては観光船。船に乗って、自然の威力を間近で感じることができるとしてとても人気のアトラクションです。写真で見ると、どれだけ滝に近づくかが分かりますね。ここまで近づくと、もう目も開けられないほど。乗客にはレインコートが配られますが、滝の威力に押されて濡れてしまう人もたくさんいます。

観光船に乗ってから一番初めに見えるのが、こちらアメリカ滝。一面真っ白な水しぶきはまるで北極の氷山の一角のよう。迫力満点で自然の雄大さを感じられますね。

続いて船はカナダ滝へ向かいます。この距離ですでに滝からの水しぶきや風がとても強いので、写真を撮るのもなかなか一苦労。防水対策として、ジップロックなどに携帯を入れて撮影すると安心です。
ちなみにレインコートの色は、カナダ側から船に乗ると赤、アメリカ側から船に乗ると青のものが配布されます。このほか、滝を下から覗けるコースなどがあり、そこでは黄色いレインコートがもらえます。

お腹がすいたらレストランへ。滝周辺にはレストランがずらりと並ぶので、どこに入ろうか迷ってしまいそう。滝をすぐ近くで見ながら食事を楽しんでも、少し遠くから滝の全貌を見ながらご飯を食べてもいいですね。
中でも特に人気なのはカナダ滝をすぐ横から眺められるレストラン。ランチ時はとても混むので、行くなら少しお昼時間をずらして混雑を避けるのがおすすめです。

滝の近くにはタワーホテルが立ち並びます。思い切ってホテル高層階にあるレストランに行ってみるのも◎。滝を見下ろせる窓際席をゲットできれば、ご飯もよりおいしく食べられそう。

これは「ジャーニー・ビハインド・ザ・フォールズ」というアトラクション。地上からエレベーターで降り、下から覗くようにしてカナダ滝を見ることができます。

こちらは、滝を真裏から覗けるスポットです！ごらんのとおり滝裏は一面真っ白。一番近くで滝を感じられるスポットかもしれません。写真はカナダ滝のものですが、もちろんアメリカ滝にも同様のアトラクションがありますよ。

こちらはヘリコプターに乗って上空から滝を見ることができるツアー。他のアトラクションと比べると料金は高めではありますが、せっかく来た思い出として思い切って奮発してみるのもいいかもしれませんね。

ナイアガラの滝は夜になるとライトアップされ、日中とはまた違った表情を見せます。ライトアップの色合いも時々によって違うので、ずっと見ていても飽きないほど。

タイミングを合わせればナイアガラの滝をバックに花火を楽しむことも。夏は5月中旬～9月初旬の毎週金曜と日曜日の午後10時から、冬は11月～1月の午後9時から花火が打ちあがります。カメラは必携ですよ。

こちらは滝沿いにあるホテルから見える景色です。少し値段は上がりますが、おすすめは何と言っても滝ビューの部屋。一晩中滝の美しさを満喫できますよ。

前日に一日滝を満喫すると翌日起きるのが大変かもしれませんが、朝日の美しさは必見です。ぜひ早起きして朝日に照らされた滝をチェックしてくださいね。

一方、紅葉のシーズンには滝周辺の木々が彩鮮やかに。秋は10月～11月ごろ訪れるので、この時期に狙ってダイナミックな紅葉を楽しむのもすてきですね。

こちらは雪が積もった冬のナイアガラの滝。夏と比べると滝の量は減りますが、天気がよければ、澄んだ青空と雪、そして滝の美しいコントラストを楽しむこともできます。

場所や時間、そして時期によって表情を変えるナイアガラの魅力をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。いつ来ても違った美しさがあるナイアガラの滝。トロントからもほど近い距離にあるので、日本からも訪れやすい場所です。訪れたことのない人はぜひ一度、もし一度来たことがあるという人はまた違った季節に来てみてくださいね。