ドゥブロブニクとは?
陽射しを浴びてキラキラと輝く紺碧のアドリア海、遠くに見える水平線、かつて都市国家として栄えた旧市街が織りなす景色は絶景そのものです。
旧市街
ドゥブロブニク最大の見どころは、世界遺産に登録されている旧市街です。美しい海岸線が続くアドリア海沿岸都市の中でも、ドゥブロブニク旧市街は傑出した美しさを誇り、クロアチア国内外から大勢の観光客がこの地を訪れています。
中世、海洋共和国として栄えたラグーサ共和国の一つであるドゥブロブニク旧市街は、都市国家であった中世の面影を色濃く残しています。
1991年のドゥブロブニク包囲によって多大な損害を被ったものの、中世の街並みは見事に再現されており、旧市街に一歩足を踏み入れると数世紀前にタイムスリップしたかのような錯覚を感じます。
ピレ門
宝石箱のように美しいドゥブロブニク旧市街の入り口、ピレ門は16世紀に造られた重厚感あふれる石造りの門です。堀と門を結ぶ石橋は、創建当時は木製の跳ね橋だったと伝えられています。
城壁
14世紀から都市国家として煌びやかな歴史を歩んできたドゥブロブニク旧市街は、周囲約2キロメートルの城壁に囲まれており、城壁内を歩いて一周することができます。
高さ25メートルの城壁からは、素晴らしい眺めが待っています。瓦屋根のオレンジ色とアドリア海の紺色のコントラストが美しく、城壁散策はいつまで歩いていても飽きることがありません。
城壁から眺めるアドリア海の美しさは傑出しています。抜けるような青空、照りつける陽射し、陽射しを浴びて紺碧に輝く海、はるか遠くに見える水平線が織りなす景色は、絵画のようです。
プラツァ通り
ピレ門と旧市街中心部のルジャ広場を結ぶプラツァ通りは、ドゥブロブニク旧市街のメインストリートです。白い石畳は、長い年月にわたって歩き磨かれたことによって大理石のように輝いています。
夜になると、プラツァ通りに敷かれた石畳が、道の両側に並ぶ建物の窓から漏れる灯りと街燈の灯りを鏡のように映し、幻想的な雰囲気が漂います。
旧港
かつてはドゥブロブニクの玄関口として重要な役割を果たしていた旧港は、現在、ロクロム島などの近郊の島へ向かう小型船の発着地となっています。
ドゥブロブニク旧港の海は、港とは思えないほどの美しさです。透明な紺碧の海は、小型フェリーが停泊する港からでも海底が見えるほどです。どこまでも澄んだアドリア海の碧い海は、輝かしい歴史を歩んできたドゥブロブニク旧港の魅力を引き立てています。
夜になると旧港は日中とは異なる表情を見せてくれます。旧市街を取り囲む城壁には、等間隔で灯りが燈されます。波一つない静かな海面は、鏡のように城壁の灯りを映し出し、夜の旧港では神秘的な景色が広がります。
アドリア海に面したクロアチア最南端の街のドゥブロブニクは、クロアチアを代表する観光地の一つで、その美しさは「アドリア海の真珠」と形容されるほどです。