歴史のある花街【向島】に居心地の良いカフェを発見
そんな向島には、居心地の良いカフェがたくさん！地元の人たちからも愛されるカフェで、まったり過ごしてみませんか？
季節の生ジュースとくるみパンの店「カド」
一歩店内に入ると、バロック調の絵画やシャンデリアなど別世界へと運んでくれそうな雰囲気に圧倒されます。先代のオーナーが、志賀直哉の実弟で建築家である直三氏と知り合いだったことから設計を依頼したそうです。
テーブルとカウンター席の店内は、タイムスリップしたような空間。何度通っても内装をあちこち眺めたくなるほど。
名物は「活性生ジュース」。アロエやセロリ、アスパラガスなどのグリーン系野菜とレモン、りんごの果物、甘さにハチミツを使っています。元々は、先代オーナーが体調を崩した時の栄養補給として、現オーナーが作ったのがきっかけだったとか。
素材の味が感じられるように、あえて氷を少なくした生ジュースは見た目よりずっと飲みやすく、ほど良い酸味に歩き疲れた体をリラックスさせてくれそうです。
店名にもあるように、カドはパンも人気です。写真の自家製くるみパンにソテーしたなすとモッツァレラチーズが入ったサンドイッチ。
他にも、トマトとチーズのサンドイッチなど種類も豊富。どれも塩分やオイル控えめであっさりとした味わいが特徴です。
パンはテイクアウトもOK。地元の方がお昼時に買いに来ることも多いんですよ。お土産にいかがですか？
こぐま
隅田川沿いの大通りから少し歩いたところにある「鳩の街商店街」。90年以上の歴史をもつこの商店街にあるのが「こぐま」です。古民家風の外観は、思わず足を止めたくなりますね。
昭和2年築の薬局をリノベーションした店内は、薬品を並べていた棚をそのまま残したり、アンティーク風のカップがディスプレイされていて、なんともおしゃれな雰囲気。
使い込まれたような学習机と椅子もお店の雰囲気に合っていますね。棚の本や雑誌は自由に読むことができるので、ひとり時間を満喫するのにもおすすめ。
子どもの頃を思い出すクリームソーダは、ノスタルジックな気持ちになりますね。レトロな雰囲気の店内でいただけば、懐かしい話に花が咲きそうです。
フードメニュー1番人気の「焼きカレー」。スパイシーな自家製ひよこ豆カレーに卵とチーズをトッピングしてじっくり焼き上げます。大人も満足できる本格的な味を食べにわざわざ遠方から訪れるファンも多いそう。焼きあがるまでに少し時間がかかるので、早めに注文するのがおすすめです。
墨田区の魅力をPRできる商品や飲食メニュー「すみだモダン」のグルメ部門を受賞したのが、こちらの「焼きオムライス」。14種類のオリジナルブレンドのハーブスパイス入りのケチャップライスに卵とチーズを乗せてオーブンで焼いた1品は、ふわふわでたまらないおいしさです。フライパンで焼くよりも油を使う量が少ないので、あっさりと食べられると女性にも人気なんですよ。
季節ごとに変わる自家製ケーキ。甘すぎず、しつこくないのでランチのあとでも食べたくなる味です。居心地の良い店内で、ゆっくりとお茶を飲みながら過ごす時間は、とてもゼイタクに感じられるのではないでしょうか？
カフェシュクレ (Cafe Sucre）
東武鉄道の曳舟駅から歩いて3分ほどのところにある「カフェシュクレ」。間口の小さなお店ではありますが、いつもコーヒーのいい香りが漂っています。
店内に入ってすぐ目に入るのが、ずらっと並んだコーヒー豆。焙煎鮮度にこだわり、焙煎後4日目以降の豆は販売致しないと徹底しています。好みを伝えると親切なスタッフの方が丁寧におしえてくれるのも魅力です。コーヒーカップやドリップグッズ、コーヒーに合う焼き菓子などもあるのでギフトにもおすすめ。
細長い店内の奥は、イートインスペース。席数は少ないですが、通りの喧噪から離れて静かに過ごすことができます。お気に入りの本を持って、ぶらりと立ち寄ってみてはいかがですか？
アイスコーヒーにバニラアイスをトッピングした「カスタマイズ・アイスコーヒー」。バリスタが丁寧にドリップしたコーヒーは深みがあり、コーヒー好きをうならせるおいしさと評判です。
こちらは、「ジンジャーシナモンラテ」。季節に合わせて様々なコーヒーを提案してくれるので、いつ訪れても楽しめます。
コーヒーに合うランチはいかがですか？こちらは、アボカドとハムのベーグルサンドとサラダ、ヨーグルトのセット。ベーグルサンドは他にもいくつか種類があり、お好みのものを選べます。盛り付けもおしゃれで、女子心を満足させてくれますよ。
スイーツ系もおしゃれでおいしいと地元で評判です。日替わりや季節ごとに変わるので、どんなスイーツに出会えるかはお店についてからのお楽しみ。
店内も比較的落ち着いた雰囲気でゆっくり過ごせるので、おいしいスイーツとコーヒーをいただきながら、まったり過ごしてみてくださいね。
東向島珈琲店 pua mana
東向島駅から歩いて5分ほどの国道6号線沿いにある「東向島珈琲店 pua mana 」。大きなガラス張りのお店なので、すぐに見つかるはず。スカイツリーを見ながらお散歩すればあっという間に到着です。
店内に入ってすぐの1階席は、大通りに面していて地元の方が多く行き交う様子が目に入ります。
店内は、居心地のよい落ち着いた雰囲気です。
階段を上がった中2階席も、光が差し込む明るい空間。お店のすぐ裏手が小さな公園で緑の借景も楽しめます。お子さん連れで訪れるお客さんも多いんですよ。
東向島珈琲店は、ホテルマンを経て神田の有名喫茶店で腕を磨いたオーナーが2006年にオープンしたお店。最高のコーヒーにとことんこだわった1杯は、オーナーの人柄が伝わるような丁寧な味わいが魅力です。
東向島珈琲店に来たら欠かせないというほど有名なレアチーズケーキ。ふんわりした見た目と食感、口に入れた時の濃厚な舌触り、そしてソースの酸味が絶妙なバランスで、わざわざこのレアチーズケーキを食べに訪れるリピーターも多いんですよ。
ソースは季節ごとに変わりますが、ケーキ同様すべて手作り。どれにしようか迷ってしまうほど魅力的なスイーツがいただけます。
香ばしいトーストと新鮮野菜のサンドイッチ。一口頬張ると、サクッと音がして幸せな気分になれます。
サラダにかかっているはちみつとワインビネガーをブレンドした甘酸っぱい味のドレッシングは、「下町の小さなカフェのドレッシング」というネーミング。お店で購入することもできるので、墨田区観光のちょっとしたお土産にもおすすめです。
向島でゆっくりまったりカフェタイムを楽しもう
1958年創業の季節の生ジュースとくるみパンのお店「カド」。店名の由来は、通りの角にあるからだとか。下町らしさが残る向島の街並みにしっくりとなじむレトロ感漂う外観です。