スウェーデンの首都、ストックホルムから電車で3－4時間で行ける「ダーラナ地方」は、スウェーデン人にとって『昔懐かしき田舎』の風景だといわれています。

ダーラナ地方の県庁所在地は“ファールン”。その地名から名づけられた“ファールンレッド”と呼ばれる顔料は木造建築に良く使われているのですが、ここダーラナ地方では原産地なだけあり、ファールンレッドカラーのおうちがたくさんです。

スウェーデンの民芸品の1つで手彫りでつくられた「ダーラヘスト（ダーラナホース）」は昔、木こりが仕事が終わったあと家で待っている子供達にお土産として作った、木の馬のおもちゃから始まったといわれています。今現在でも形はもちろんのこと、色付けも全て手作業で行われており、全く同じ商品がないのも特徴的です。

コンクリート製ですが世界で一番大きなダーラヘストもここダーラナ地方の「Avesta（アヴェスタ）」にあります。何と高さ13メートル！

ダーラヘストの工房見学を出来る場所もいくつかありますよ。

ダーラナ地方を訪れるのに一番適している季節は夏！青い空と美しい木や花が咲き乱れていて本当に美しいです。

湖の周りには遊歩道が整備されており、ぶらぶらと散歩するのも気持ちいいですね。

本当にのどかなエリアなので、景色も独り占めできちゃうかも。

「ムーラ木造教会」の鐘楼などの歴史ある建築物を探して散策するのもいいですね。

「Anders Zorn（アンダース ソーン）」というスウェーデンの画家の家と美術館も公開されています。絵画も素敵ですが100年も前の家や内装も見学できるのも興味深いです。

ダーラナ県の県庁所在地である「ファールンは」昔鉱山で栄えていましたが、陥落事故があり廃れてしまいました。2001年にはユネスコ世界遺産にも登録されたエリアとなっています。

坑道見学や博物館も見ごたえたっぷりです。

のどかな田園風景にぴったり？！な羊や牛もお出迎え。

スウェーデンでは馬も人気のペットなんですよ。

洗練された都会巡りも刺激があって楽しいですが、たまにはのんびりと海外の田舎を楽しむのも素敵な旅行になるのではないでしょうか。
ダーラナ地方は首都、ストックホルムからも電車で行きやすいですし、バスも公共交通手段として走っているので車がなくても大丈夫！観光案内所や現地に住んでいる方に聞けばいろいろと親切に教えてくれるはず。
しっかり計画してストックホルムからちょっと足を伸ばしてみるのもいいですね♪