パリの現代アートに触れる旅。パリ式アーティスト生活を体験してみよう

パリの現代アートに触れる旅。パリ式アーティスト生活を体験してみよう

パリには日本とは比較にならないぐらい多くのアーティストが住んでいます。現代ではアーティストが多く居住している地区は新興地域であり、伝統的な南西部とは空気的にも大きく異なり活気に満ちた場所になっています。この記事ではそんな「新しいパリの生活」の一部、【Oberkampf(オベルカンフ)】と【Bastille(バスティーユ)】を中心に、パリ在住ライターよりお伝えします。 2017年08月11日作成

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旅行・お出かけ
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パリといえば、ファッション、食、あとは文化が気になりませんか?パリにはたくさんのアーティストたちが住んでいます。
今回はパリのアーティストが多く居住する2つの地区にスポットを当てて、「パリ式アーティスト生活」をお届けいたします♪
出典:unsplash.com

パリといえば、ファッション、食、あとは文化が気になりませんか?パリにはたくさんのアーティストたちが住んでいます。
今回はパリのアーティストが多く居住する2つの地区にスポットを当てて、「パリ式アーティスト生活」をお届けいたします♪

Oberkampf(オベルカンフ)

ファッショニスタが集まるマレ地区。そこから少し北にあるパリの11区にある「Oberkampf駅」周辺にはおしゃれなカフェやバーが多く、アーティストやトレンドキャッチャーの若者で賑わっています。近くのストリートでは日曜日にフリーマーケットが開催されていることも。
Oberkampfはマレ地区の少し北、パリの北東部に位置しています。メトロの5番線と9番線が利用できます。
出典:www.flickr.com(@Clément)

Oberkampfはマレ地区の少し北、パリの北東部に位置しています。メトロの5番線と9番線が利用できます。

若者のトレンドスポットになっているOberkampfにはおしゃれな内装のアパートが沢山あります。
せっかくパリなのですから、映画のようなインテリアの中で暮らしてみたいですよね。
出典:unsplash.com

若者のトレンドスポットになっているOberkampfにはおしゃれな内装のアパートが沢山あります。
せっかくパリなのですから、映画のようなインテリアの中で暮らしてみたいですよね。

作家や画家が愛するもののひとつ、カフェ。こちらはOberkampfにあるカフェです。ゆったり落ち着ける空間で美味しい紅茶がいただけます。(筆者撮影)

作家や画家が愛するもののひとつ、カフェ。こちらはOberkampfにあるカフェです。ゆったり落ち着ける空間で美味しい紅茶がいただけます。(筆者撮影)

朝のカフェでは“petit déjeuner(プチデジュネ)”と呼ばれる少なめの朝ごはんがオススメです。
こちらはプチジュネのひとつ、Porridge(オートミールのミルクがゆ)。
出典:

朝のカフェでは“petit déjeuner(プチデジュネ)”と呼ばれる少なめの朝ごはんがオススメです。
こちらはプチジュネのひとつ、Porridge(オートミールのミルクがゆ)。

Brown Rice & Quinoa Porridge by Shiho@chopstickchroniclesさん | レシピブログ - 料理ブログのレシピ満載!
こちらは内装も素敵なCafé Charbonです。
お店の横の壁画が有名です。
出典:www.flickr.com(@Patrick Nouhailler)

こちらは内装も素敵なCafé Charbonです。
お店の横の壁画が有名です。

壁画はアーティストたちによって定期的に変わるようです。訪れるたびに新たな壁画を眺めるのも楽しいですね。
出典:www.flickr.com(@Jeanne Menjoulet)

壁画はアーティストたちによって定期的に変わるようです。訪れるたびに新たな壁画を眺めるのも楽しいですね。

こちらは壁画の製作中。ダイナミックなアートを描く光景に出会えたら嬉しいもの。
出典:www.flickr.com(@Philippe Agnifili)

こちらは壁画の製作中。ダイナミックなアートを描く光景に出会えたら嬉しいもの。

Bastille(バスティーユ)

バスティーユもアーティストが集まる場所として有名です。私のオススメはバスティーユで毎週日曜日の午前に開催される哲学カフェです。1990年代にマルク・ソーテという哲学者が当時の市民の精神的荒廃の改善を目的に、市民の間で哲学的議論をするカフェを開催し始めました。ソーテが亡くなった現在でもパリの各地で哲学カフェが開催されていて、議論テーマも「知識」「礼儀」「政治」「愛」など多岐に渡ります。老若男女問わずアマチュアとは思えないほど、皆さんが真剣に考え、真剣に議論されており、非常に盛り上がっています。
Bastille駅にはメトロの1、5、8号線が乗り入れており、有名なバスチーユ広場があります。
出典:www.flickr.com(@billknock)

Bastille駅にはメトロの1、5、8号線が乗り入れており、有名なバスチーユ広場があります。

哲学カフェ発祥の地、カフェデファールです。(筆者撮影)

哲学カフェ発祥の地、カフェデファールです。(筆者撮影)

カフェデファールは地下鉄の出口を出てすぐ、バスティーユ広場に面した赤い屋根が目印の建物です。
出典:www.flickr.com(@Mark and Allegra Jaroski-Biava)

カフェデファールは地下鉄の出口を出てすぐ、バスティーユ広場に面した赤い屋根が目印の建物です。

日曜日に開かれる哲学カフェの様子です。哲学者が司会として議論を進行しています。この日のテーマは「絶対的な礼儀正しさとは何か」でした。(筆者撮影)

日曜日に開かれる哲学カフェの様子です。哲学者が司会として議論を進行しています。この日のテーマは「絶対的な礼儀正しさとは何か」でした。(筆者撮影)

カフェクレームを頂きながら、隣人とも議論が盛り上がります。

フランス語が飛び交う中に入るのは大変ですが、ぜひ白熱した空気を感じてみてはいかがでしょうか?
出典:www.flickr.com(@Mark and Allegra Jaroski-Biava)

カフェクレームを頂きながら、隣人とも議論が盛り上がります。

フランス語が飛び交う中に入るのは大変ですが、ぜひ白熱した空気を感じてみてはいかがでしょうか?

番外編:パリのアーティストの住処は元工場?

パリでは慢性的な住宅不足から賃貸価格が上昇しています。収入が安定的ではないアーティストは、パリ近郊の工場などをリノベーションしてコレクティブハウス(集団で集って住む集合住宅)に住んでいたります。工場を改築しているので天井が広く、また、アーティストたちの独自の感性でおしゃれに改築しつつも家賃を低く抑えることができます。週末には住人同士で中庭で軽いパーティを楽しんだり、作品を持ち寄って個展を開いたりしています。パリの面白さは「人」にあり。アーティストが集う元工場住宅を訪れて感性を高めてみてはいかがでしょうか。
あるアーティストに部屋の中を案内してもらいました。宇宙の創造をテーマに創作しています。(筆者撮影)

あるアーティストに部屋の中を案内してもらいました。宇宙の創造をテーマに創作しています。(筆者撮影)

こちらは元ヨーグルト工場のコレクティブハウスです。丸窓と壁が個性的で素敵。廊下にもおしゃれさが出ていますね。(筆者撮影)

こちらは元ヨーグルト工場のコレクティブハウスです。丸窓と壁が個性的で素敵。廊下にもおしゃれさが出ていますね。(筆者撮影)

終わりに

パリの現代アートに触れる旅。パリ式アーティスト生活を体験してみよう
出典:unsplash.com
今回はOberkampfとBastilleを中心にパリの進行芸術地域を紹介しました。パリの新しい顔、北東部のアーティストライフを体験してみてはいかがでしょうか。

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