セブンシスターズとは、イングランド南部イースト・サセックス州にある街、イースト・ボーン近くにある断崖です。延々と続く高さ150メートルを超える白亜の断崖が空の青さを引き立てています。

切り立った断崖の上に登って、眼下に見えるイギリス海峡を眺めてみましょう。押し寄せては引く波打ち際と、白亜の断崖が織りなす景色は絶景そのものです。

センブンシスターズ周辺は、のどかな田園風景が広がっています。絵画のように美しい、なだらかな丘陵地を散策してみるのもおすすめです。

ホワイトクリフは、イギリスとヨーロッパ大陸を隔てるドーバー海峡に面した白亜の断崖です。セブンシスターズよりは規模が小さいながらも、南イングランド有数の景勝地として多くの観光客がこの地を訪れています。

ホワイトクリフ周辺には、ドーバー城周辺から続くフットパス（散策道）があります。海から吹きつける心地よい潮風を肌で感じながら、のどかな景色を眺めてみてはいかがでしょうか。

ホワイトクリフの上から眺めるドーバー海峡の美しさは格別です。晴れた日には、ヨーロッパ大陸が見えており、まさにこの地がイギリスにおける海の玄関口であることを物語っています。

チェダーチーズ発祥の地として知られるイングランド南西部の街、チェダー郊外には、イングランド最大の渓谷、チェダー渓谷があります。

イングランド南部の郊外といえば、なだらかな丘陵地帯を思い描く人も多いことでしょう。しかし、チェダー渓谷では、切り立った断崖、清流、滝が織りなす素晴らしい絶景を堪能することができます。

チェダー渓谷では、大規模な鍾乳洞の洞窟があります。昼間でも薄暗くひんやりと冷たい空気が漂う空間で、ライトアップされた神秘的な鍾乳石を眺めていると、未開の地へ冒険に赴いているような錯覚を感じます。

ジュラシックコーストとは、イングランド南部のデヴォン州からドーセット州にかけて広がるイギリス海峡に面した海岸です。透き通る碧い海と、美しい海岸線が織りなす風光明媚な景色が広がるジュラシックコーストは、「ドーセットと東デヴォンの海岸」として世界遺産にも登録されています。

恐竜が生息していた頃に形成された約153キロメートルの海岸沿いには、様々な景勝地があります。「ダードル・ドアの天然橋」と呼ばれる自然のアーチ橋は、まるで海で水を飲む恐竜の姿の様に見えます。

ジュラシックコースで眺める夕暮れの美しさは格別です。沈みゆく夕陽で紅に染まった雲、徐々に藍色へ染まってゆく空、夕暮れ空を鏡のように写す海面が融和し、神々しいほど美しい景色をつくり出しています。

ストーンヘンジは、イギリス南西部の街、ソールズベリーから約15キロメートル離れた場所に円状に直立した巨石群です。その歴史は古く、約4500年前に古代の人々がストーンヘンジを造ったと伝えられています。地平線が見えるほど広々とした緑豊かな平原に無機質な灰色の石で造られたストーンヘンジが忽然と姿を現わした瞬間、その神秘さに、なぜか宇宙を感じてしまうような不思議な感覚にとらわれます。

遠望すると、石柱が立っているだけのように見えるストーンヘンジですが、間近で見る巨石の大きさには圧倒されます。ひとつひとつの石は、高さ4メートルから5メートルほどで、重さは50トンを超える巨石です。

何の目的で、どのようにしてこの古代環状列石遺跡を造ったのか、数世紀にわたり、多くの歴史家や考古学者が様々な仮説を唱えてきましたが、明確な解答はまだ得られていません。しかし、ストーンヘンジを造った古代の人達の偉業は、数千年の時を経た今も敬意を払われ続けています。