言わずと知れた古都・京都。寺社仏閣などの和のイメージが強いですが、実は古い洋風建築が数多くあります。歴史ある街・京都だからこそ、明治から昭和にかけて建てられたレトロな洋風建築もたくさんあるんです。いつもとはちょっと違う京都の「レトロ散歩」を楽しんでみませんか?2017年07月17日作成
和の町並みが残る京都。そんな中で、明治から昭和にかけて建てられた洋風建築もたくさんあるんです。ほぼ当時のままの姿で残る洋館を巡ってみませんか?
京都の中でも人通りの多い四条通。四条大橋の角に東華菜館はあります。大正15年にウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏により建てられた洋風建築です。
入り口の装飾は厳かな雰囲気。東華菜館の建物は登録文化財に指定されており、日本最古のエレベーターがあることでも有名です。
夜になると、窓の明かりが幻想的な雰囲気を醸し出します。レトロなエレベーターを上がって、歴史のあるレストランで中華料理をいただけます。夏にはビアガーデンも楽しむことができるんです。
京都市上京区・京都府庁の敷地内にある旧本館は、重要文化財に指定されており、現役の官公庁建物としては日本最古となっています。
ルネサンス様式を取り入れたデザインで、大規模な改修工事などは行なわれず、明治期の姿をほぼそのまま留めています。
春には中庭の大きな枝垂れ桜が咲きます。窓越しに見る桜は、まるで額縁に飾られた絵画のよう。見学も自由にできるので、人気のお花見スポットでもあります。
レトロな洋館が並ぶ三条通。明治時代に創建された煉瓦造2階建の家邊徳時計店があります。煉瓦造りの洋風店舗としては日本最古のものです。
三連になっているアーチが印象的な建物です。国の登録有形文化財となっています。創建当時は時計店が営まれていましたが、現在はアパレルなどの店舗となっています。
洋風建築の中に、ほんの少し和を感じさせる装飾が入っているのもポイントです。
こちらも三条通沿いにある洋館です。SACRAビルは大正時代に建てられ、以前は不動貯金銀行の京都支店として使われていました。現在はリニューアルされ、ファッションビルとして利用されています。
外観だけでなく、館内も当時の姿が残っていて、木造の階段などレトロな雰囲気が漂っています。中にはさまざまなショップが入っているので、気軽に立ち寄ることができます。
ルネサンス風のエントランスは重厚感があります。旧銀行というだけあって、直線をメインとした造りがスタイリッシュです。
京都市東山区の円山公園の隣にある長楽館は、明治期にジェームズ・マクドナルド・ガーディナーにより迎賓館として設計されました。現在は、ホテルやカフェ、レストランとして利用されています。
調度品も含めて京都市有形文化財に登録されており、ルネッサンス、ロココ、アール・ヌーヴォーといった様式がふんだんに取り入れられています。建物そのものが芸術作品のようです。
きらびやかな館内も歴史を感じさせる造りとなっています。京都観光の合間に、長楽館でゆったりとした時間を過ごすのもいいですね。
今回ご紹介した建物は、現在も利用されており、中に入ることができます。外観を眺めるだけでなく、レトロな雰囲気を存分に味わってみてください。写真撮影をする場合は、施設の方に許可を取りましょう。
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和の町並みが残る京都。そんな中で、明治から昭和にかけて建てられた洋風建築もたくさんあるんです。ほぼ当時のままの姿で残る洋館を巡ってみませんか?