プラハ歴史地区
プラハは、数々の煌びやかな歴史を歩んできた栄光から「黄金のプラハ」と、歴史地区に数多く残る教会の尖塔の多さから「百塔のプラハ」とも呼ばれています。
プラハ歴史地区は夜になると異なる魅力を見せてくれます。街燈と窓から漏れる灯りが歴史ある建造物をやさしく照らします。
カレル橋
プラハ中心部を悠然と流れるヴルダヴァ川に架かるカレル橋は、全長515.8メートル、幅9.5メートルのアーチ橋です。1357年から45年の歳月をかけて造られたカレル橋は、プラハ有数の景勝地となっているほか、プラハ旧市街と周囲を結ぶ大切な役割を担っています。
夜になるとライトアップされたカレル橋が壮麗な姿を見せてくれます。灯りにともされた石造りのアーチ橋が、闇夜に浮かび上がる様は幻想的で、いつまで眺めていても飽きることはありません。
プラハ城
プラハ市内の高台にそびえたつプラハ城は、9世紀にボジヴォイ1世によって築かれた城です。ボヘミア国王、神聖ローマ皇帝の居城であったプラハ城は、現在、チェコ共和国の大統領府として使われています。
プラハ城からは素晴らしい眺望が待っています。どこまでも続く赤い屋根をした家々とヴルダヴァ川が見事に融和し、素晴らしい景観美を作りだしています。
夜になるとプラハ城はライトアップされ、日中とは魅力で輝きます。築城から1000年以上もの時間を経た今でもチェコにおける政治の中心地でありつづけたプラハ城の堂々たる佇まいは、この街が歩んできた栄光の歴史を物語っているかのようです。
聖ヴィート大聖堂
天を突く尖塔を持ち、重厚感ある佇まいで圧倒的な存在感を放つ聖ヴィート大聖堂は、プラハ城敷地内にある大聖堂です。ゴシック様式の代表例とも称される聖ヴィート教会は多くのボヘミア王が眠るチェコ最大の教会です。
大聖堂内部は荘厳で静謐な雰囲気が漂っています。高さ34メートルの天井を支えるアーチ状の柱が連なっている様は、幾重にも続く虹のようです。
聖ヴィート大聖堂を訪れたら、ぜひ、塔に登ってみて下さい。ヴァルタヴァ川、どこまでも続く赤い屋根、豊かな緑が織りなす景色は絶景そのものです。
黄金小路
プラハ城内には、黄金小路と呼ばれるひときわ目立つカラフルな壁をした家々が軒を連ねる小路があります。かつての面影を色濃く残す黄金小路は、ここが金属細工職人の住居であった頃から変わらない佇まいをしています。
旧ユダヤ人墓地
15世紀から18世紀末まで墓地としての役割を担っていた旧ユダヤ人墓地は、ヨーロッパにおける最大ユダヤ人墓地です。緑の蔦に覆われた美しい壁と、樹々の間差し込む木漏れ日が気持ち良い旧ユダヤ人墓地は、墓所とは思えないほど美しく、まるで大きな森のようです。
広大な敷地内には、無数の墓碑が並んでいます。著名人から無名の人々まで、無数のユダヤ人たちが眠るこの地は、今でも静かに時を刻み続けています。
旧市街広場
旧市街広場は、プラハの中心部とも言える場所です。パステルカラーをした壁の壮麗な建物、旧市庁舎、天文時計に囲まれた広場の美しさは格別です。
ヴァルタヴァ川沿いに広がるチェコの首都プラハは、ヨーロッパ屈指の美しさを誇る街です。