南禅寺や蹴上インクラインといった京都を代表する観光地にほど近い蹴上浄水場では、4000株以上ものツツジが美しい花を咲かせます。

高台に位置する蹴上浄水場からは、京都盆地を一望することができます。

ツツジが満開になると、蹴上浄水場には、花のトンネルができます。ピンクに染まったトンネルをくぐってみませんか？

京都府宇治市にある三室戸寺は、「つつじ寺」とも呼ばれており、関西を代表するツツジの名所です。

様々な品種のツツジ約2万株が開花し、境内を花で埋め尽くす様子は圧巻です。ツツジが見頃を迎える時期には、シャクナゲも見頃を迎えるので、三室戸寺は大勢の参拝客で賑わいます。

長岡天満宮は、学問の神様であり天満宮の主祭神でもある菅原道真公が愛した地で、左遷の前に名残を惜しんだ場所でもあります。毎年、晩春になると燃え盛る炎のように赤い花びらの、キリシマツツジが見頃を迎えます。

長岡天満宮境内で咲くキリシマツツジの樹齢は100年から150年と言われています。長岡市の天然記念物に指定されている約100本のキリシマツツジが満開になると、境内は深紅の炎で包まれたような景色となります。

両横にツツジの木が延々と並ぶ八条ヶ池の中央通路を歩いていると、まるで赤いトンネルの中を通り抜けるような気分を覚えます。

大阪府堺市にある浅香山緑道では、毎年晩春になると約2000株ものツツジが一斉に花を咲かせます。

総延長600メートルの道には、樹齢約80年ほどのツツジの老木が見事な花を咲かせ、訪れる人々を魅了してやみません。

大阪府富田林市にある錦織公園は、大阪みどりの100選にも選定されている都市公園です。毎年5月頃になると、公園内に植えられたツツジが見ごろを迎えます。

錦織公園に植樹されているツツジの数は18600株に及びます。ツツジが見ごろを迎える時期になると、公園内は、緑、赤、ピンク、白のパッチワークを敷き詰めたような風景へと変貌します。

大阪府と奈良県境に位置する大和葛城山は、標高959.2メートルの山です。山頂付近には、ツツジが群生しており、花が開花すると山肌を真っ赤に染めます。

大和葛城山に群生するツツジは「一目百万本」と呼ばれています。一目で視界に100万本ものツツジの木を見渡すことができる大和葛城山では、まるで山の頂付近に赤い絨毯を敷き詰めたような景色が広がっています。

兵庫県神戸市にある相楽園は、1941年に開園された日本庭園です。登録記念物にも指定されている相楽園の池泉回遊式日本庭園では、深山幽玄とした雰囲気が漂っており、まるで浮世絵のように素晴らしい景色が広がっています。

日本庭園だけでなく、ツツジの名所としても有名な相楽園では、毎年ツツジが見ごろを迎える頃に「つつじ遊山」が開催されます。