水は、お母さんの胎内にいた頃の記憶を呼び起こすとも言われています。
自然の中にある水を目にするだけで…、ちょっと手に触れるだけでも心が洗われるような…そんな気持ち感じたことはありませんか?
出典: 水のある風景、それは心のモヤモヤや、沈んだ気持ちを浄化してくれて、新たな潤いを与えてくれたりします。
摩周湖の近く、青い湖面が美しい「神の子池」〈北海道・清里〉
世界で2番目に透明度が高いと評される、北海道の摩周湖(ましゅうこ)の近くにある小さな池。
静かで日の当たり具合やその日の気候によってエメラルドグリーンにもコバルトブルーにも見える透明な水をたたえています。池の底はこれもまた小さなお魚、オショロコマが泳いでいて癒されますよ♪
出典: ここは、神の子池の入り口。この辺りを流れる水は澄んでいますが、ブルーではありません。
緑に囲まれた道を進んでいくとこの奥に本当に透明で綺麗なブルーの小さな池があります。この池はアイヌの言葉でカムイト(=神の湖)と言われる、摩周湖の伏流水からできていると言われています。
出典: 水の流れも美しくて涼しげです。マイナスイオンいっぱい。心が洗われるよう…。
出典: ここが神の子池。あたりはとても静かで神秘的です。神の子池は周囲220m、水深5mの小さな池です。
出典: その水の透明度の高いこと!そして本当に美しい蒼なんです。底までくっきりと見ることができます。沈んだ倒木も腐らずにそのままでいられるのは、年間を通して水温が8℃と低いからなんですって。まるで化石のようです。
世界遺産のブナ林に囲まれた神秘の池「青池」〈青森・白神山地〉
世界自然遺産の1つである白神山地の中にある、青池。周りにはたくさんの池や沼があり、十二湖と呼ばれていて散策をしながら楽しめます。不思議なことにこの青池だけが、美しい瑠璃色をしているのです。森林浴をしながら水の癒しの地を巡るのもいいですね。
出典: ここも神の子池と同じように青い湖面が美しい場所です。通称青池、その通りのキレイなブルーの水の下には枯れ木がそのまま沈んでいます。行くまでの道のりはちょっと遠いですが、だからこそ、行ってみる価値ありの場所ですよね。
出典: 盛岡駅から電車を乗り継いで行く旅。たまにはゆっくりと移動に時間をかけていくのも旅気分を味わえます。青池のある、十二湖への最寄駅です。ここからさらにバスに乗って青池へ向かいます。
出典: この青池には、年間数十万人もの観光客が訪れます。時間帯や天気によっても湖面の表情は変わります。光が差すと瑠璃色の池の美しさと、池に沈んだ枯れ木まで見える透明感に感動です。
出典: ブナの自然林に囲まれた雄大な自然の中にある青池。この十二湖地域は森林浴によるリラックス効果が認められる「森林セラピー基地」としても認定されているそうです。体力に合わせて様々な散策コースがチョイスできます。
日本一深い「田沢湖」で移り変わる美しい青色〈秋田・仙北〉
田沢湖は、最大水深423,4mの日本一深い湖です。雪深い秋田にありながら、田沢湖はその水深の深さから冬でも湖面は凍らないそうです。
出典: とっても大きな湖なので、湖を回る遊覧船も出ていて、観光客にも人気です。田沢湖は、火山の噴火でできたカルデラ湖。水深に応じて、同じブルーでも翡翠色から濃い藍色にまで変化し、日本のバイカル湖と呼ばれています。
出典: 韓国のドラマにも登場した田沢湖にある”たつ子像”は、伝説の美少女伝説をもとに、高村光太郎の門下の彫刻家、舟越保武が制作したブロンズ像です。
出典: 田沢湖は湖だけど、砂浜のところもあって湖水浴も楽しめるんですよ。
出典: お魚が泳いでいるのも見えるとっても水のきれいな湖です。
吸い込まれるように、深く地底湖へ「龍泉洞」〈岩手・岩泉山〉
龍泉洞(りゅうせんどう)は、岩手県岩泉町にある鍾乳洞です。山口県の秋芳洞、高知県の龍河洞と並んで”日本三大鍾乳洞”に数えられています。龍泉洞の調査は今も続けられていて、その総延長は3,500mを超えているそうです。夏でも中は寒いくらいですから上着を持っていくことをお勧めします。
出典: 龍泉洞の中にある地底湖です。ドラゴンプルーと呼ばれる、どこまでも続くような深い湖は神秘的な雰囲気が漂います。
出典: 地底湖へと続く階段。途中に色々な形をした鐘乳石が紹介されていたり、コウモリが飛んでいたり。
出典: 出典: 地底湖だけでなく龍泉洞洞口付近からは平均毎秒1.5トンもの水が湧き出ています。その水質は日本名水100選に選ばれるほどなんです。
御釜(おかま)は、蔵王を代表する観光スポットでもあり、火山湖です。レストハウスから御釜展望台までは歩いて5分ほど。バリアフリーで行けます。山頂まで散策するのも晴れていれば下界を見下ろす景色が楽しめます。神社があるのでお参りをするのも◎。
出典: 蔵王を代表する風景といえば、ココ!御釜は蔵王五色岳にある火山湖です。天候等の諸条件によってエメラルドグリーンや瑠璃色に湖面の色が変わり、豊かな表情を見せてくれます。
出典: 近くで見る御釜も壮大ですが、少し引いて空の青と御釜のグリーンの美しいコントラストを楽しむのも素敵♪お天気が良ければ、山頂からの景色もサイコーです!
出典: 刈田方面からリフトで登ることもできます。景色を楽しめていいかも。
出典: 水のある風景、そこには溢れる自然にも囲まれ、心を落ち着けて穏やかな気持ちにしてくれます。最近疲れ気味だな、ちょっと頑張りすぎたな、という時、嫌なことを心の中から流し去りたい時、今回ご紹介したような水の癒しスポットを訪れてみてください。
水は、お母さんの胎内にいた頃の記憶を呼び起こすとも言われています。
自然の中にある水を目にするだけで…、ちょっと手に触れるだけでも心が洗われるような…そんな気持ち感じたことはありませんか?