出典: お休みの日は、自然や歴史、美術や工芸にふれながら、ゆっくりと心を落ち着けましょう。
美術鑑賞と自然散策を満喫【DIC川村記念美術館(千葉県佐倉市)】
出典: 所蔵するコレクションは17世紀のレンブランド、印象派のモネ、ルノワール、ヨーロッパの近代絵画から20世紀のアメリカ美術彫刻、近世、近代の日本画などがあります。
出典: 草花や鳥の声、水の音、など美術品と合わせて大きな癒しの空間を満喫できます。
出典: 広い空間のなかで、日常を忘れてアートの世界へ旅たってみてはかがでしょうか?
出典: 緑豊かな北総台地の自然に恵まれ、隣接するDIC総合研究所と合わせて約30ヘクタール(9万坪)の敷地内は、樹木200種、草花500種を超え、野鳥や昆虫も数多く生息しています。木立のなかを数百メートルにわたって続く散策路を歩けば、四季の移ろいを間近で感じることができます。
出典: 四季折々の自然が織り成す移り変わりを、1年を通して味わうことができます。
出典: 館内から庭園を見渡せるイタリアンレストランも併設されています。お店の名前は「レストラン・ベルヴェデーレ」。名前の由来はイタリア語の「美しい眺め」というそうです。美術鑑賞の後には、ゆっくりとランチやティータイムを楽しむのがおすすめです。
無料の送迎バスが出ていますので、車のない人も安心です。詳しくはHPをどうぞ。
なつかしい昔話のお家【川崎市立日本民家園(神奈川県川崎市)】
出典: 園内にたたずむ古民家がまるで昔話の世界を思い出させてくれます。電気もガスもない時代の生活は、質素ですがより自然体な生活だったことがわかります。
出典: 古民家から古民家へ行く途中の道は緑が生い茂り、舗装された道ではなく、土の上を歩いて散策できます。
出典: 古民家の様式は時代、地域、家業によってそれぞれ違いがあります。平屋建てや二階建て、宿泊用の客間がある家、商売用の馬小屋が備えてある家など個性豊な家の作りがとても興味深いです。実際に古民家園の係の人によって囲炉裏に火がくべられていることもあります。とても煙いですが、昔の人の生活模様がリアルに伝わってきます。
川崎市立日本民家園は、急速に消滅しつつある古民家を永く将来に残すことを目的に、昭和42年に開園した古民家の野外博物館です。東日本の代表的な民家をはじめ、水車小屋・船頭小屋・高倉・歌舞伎舞台など25件の建物をみることができます。この25件全てが国・県・市の文化財指定を受けており、民家に関する民俗資料なども収蔵し、日本を代表する古民家の野外博物館の一つとなっています。
出典: 川崎市日本民家園は生田緑地という自然公園の中にある1つの施設です。生田触知には、雑木林や湿地、湧水などの自然が溢れた癒しスポット。ゲンジボタルやホトケドジョウなどの貴重な生物もいます。
出典: 日本民家園の他にも、岡本太郎美術館、伝統工芸館、かわさき宙(そら)と緑の科学館、藤子・F・不二雄ミュージアム、春と秋に開苑するばら苑などの施設も隣接されているので、1日では楽しみきれないほどです。
出典: 季節によってイベントも行っています。夜に古民家をガイドさんの案内で散策できる日もあります。カゴなどの民具作成の実演や機織りや藍染の体験実習、古民家についてのセミナーなど、自然の中で歴史に触れながら楽しめる企画がたくさんあります。
新宿から小田急線の急行で21分で行ける向ヶ丘遊園駅、南口を出て徒歩13分の場所にあります。
「書」に触れて心を静める【台東区立書道博物館(東京都台東区)】
出典: 台東区にある書道博物館は、日本と中国における書道史上で重要な資料を展示してる博物館です。その書物は、洋画家であり書道家の中村不折(なかむらふせつ)が、40年あまりをかけ集めた貴重なものばかり。建物も明治時代の雰囲気が色濃く残っていてとてもロマンチックです。
出典: 出典: 緑豊な中庭には中村不折のブロンズ像があります。春になると桜が咲き、隠れた花見スポットになっています。
出典: 実は、あんぱんやカレーで有名な新宿中村屋のロゴは中村不折(なかむらふせつ)の書なんですよ。
出典: 書道博物館は開館当時から数十年、中村家によって維持されていましたが、平成7年に台東区へ寄贈され、平成12年に現在の台東区書道博物館になりました。
出典: 館内に展示されている古い書物や仏像などを眺めているだけでも、だんだんと心が落ち着いてきます。展示物の中でも一番古いのは、古代中国で使われていた甲骨文字。甲骨文字は動物の骨や甲羅に文字が刻まれ、その文字は模様のようでとても神秘的です。館内には他にも青銅器や玉器、仏像や文房具、、経巻文書、文人法書など、書にまつわる貴重なものが16,000点所蔵されています。普通ではお目にかかれない重要文化財や重要美術品も見ることができます。
台東区立書道博物館へはJR鶯谷駅の北口から徒歩5分で行くことができます。時期によって企画展やイベントも。
盆栽に和の心を感じる【さいたま市大宮盆栽美術館(埼玉県)】
出典: 盆栽は日本の伝統的芸術。盆栽美術館は、盆栽の名品や優品などが鑑賞できる他、植木鉢、盆器、鑑賞石、盆栽にまつわる浮世絵、盆栽の歴史など幅広く盆栽について触れることができます。
出典: さいたま市大宮盆栽美術館は、世界で初の公立盆栽美術館です。
出典: 盆栽美術館に到着したら、まずは館内の展示で盆栽鑑賞のポイントや楽しみ方を学びます。盆栽や盆栽村の歴史についてもパネル展示で知ることができるので、盆栽がより身近になります。
出典: 館内を抜けると盆栽の庭園に出ることができます。庭園には40点ほどの盆栽があり、季節によって展示される盆栽も変わります。1つの鉢の中で表現される自然アートともいえる盆栽は、外国人の観光客にも人気があるそうです。それぞれの盆栽が個性的見ごたえがあります。
出典: 実は、盆栽美術館のすぐ隣には盆栽村があります。大宮公園の北側一帯を総称して「盆栽村」と呼び、大正11年に東京から移り住んできた盆栽業者と村の人によって作られました。戦前は30軒ほどの盆栽業者があり、たいそう賑わっていたようです。現在では盆栽町には5軒の盆栽園があります。盆栽美術館と一緒に訪れてみるのもいいですね。
出典: 盆栽を眺める一日を過ごしてみてはいかがでしょうか?
さいたま市大宮盆栽美術館へのアクセスはJR宇都宮線「土呂駅」下車 東口より徒歩5分または、東武アーバンパークライン「大宮公園駅」下車 徒歩10分です。
ガラスの輝きを心に【群馬ガラス工芸美術館(群馬県渋川市)】
出典: 群馬県渋川市にあるガラス工芸を展示する私立の美術館です。こじんまりした中に約200点にも及ぶ著名な作家の作品がずらり。ガラス工芸品から溢れる光には温かみがあります。蛍光灯の青白い光ではなく、芸術作品から生まれる自然と調和した光の力を感じてみてはいかがででょうか?
出典: 100年のときを超えたアールヌーヴォー期のガラス工芸作家たち。榛名山麓の自然の中、その手仕事に触れてみませんか。
出典: 館内のショップではガラス製品がお手頃価格で購入可能です。ガラス絵、シルバーアクセサリー作りなどの体験教室も気軽に参加できます。思い出作りにアーティストになった気分で、1作品作るのもいいですね。
群馬ガラス工芸美術館へのアクセス:東京駅より上越新幹線にて高崎駅へ。上越線へ乗り換えて約25分、渋川駅下車。
心を落ち着けるには、静かな場所が一番。今回ご紹介した場所はどこも自然に近く、静かに過ごせる場所。それだけでなく、歴史、芸術、文化に触れると、忙しい日常から遠ざけ頭を休めることができます。ストレスや悩みを解消することもでき、古くから伝わるものから、新しい発見やインスピレーションを感じることもできます。心のリフレッシュのためにも是非、訪れてみてください。
お休みの日は、自然や歴史、美術や工芸にふれながら、ゆっくりと心を落ち着けましょう。