混雑する秋の京都を、ゆっくり満喫したい！
山科・醍醐エリアのおすすめ寺院
毘沙門堂（びしゃもんどう）
毘沙門堂は、JR・地下鉄山科駅から徒歩約20分の場所にある寺院です。駅から山のほうへ登っていくと毘沙門堂へ続く階段が見えます。びっしりと敷き詰められたような紅葉は圧巻のひとこと。人が少なく、紅葉が踏まれていない早朝に行くのがおすすめです。
入り口の階段が有名ですが、毘沙門堂内の紅葉も見ごたえがあります。弁天堂を囲む紅葉の燃えるような赤は、ぜひ見ておきたいポイントです。
勧修寺（かじゅうじ）
地下鉄東西線小野駅から徒歩6分ほどの所にある勧修寺は、氷室池を中心とする大きな庭園が魅力です。地下鉄からアクセスが良いですが、京都中心部からは少し離れているため、あまり混雑せずゆっくりと紅葉を見ることができます。
本堂のガラスに映る紅葉も魅力的です。近くには随心院や醍醐寺もありますので、足をのばしてみるのもおすすめです。
左京区エリア
真如堂（しんにょどう）
真如堂へは、京都市バス「錦林車庫前」または「真如堂前」（100、102を除く）から徒歩約8分です。三重塔と紅葉のコラボレーションは、京都らしさ満点です。境内のほぼ全ての場所が紅葉の見所で、境内に入るだけなら無料で紅葉を楽しむことができます。
拝観料が必要ですが、本堂回廊から見る紅葉もとても美しいんです。
金戒光明寺（こんかいこうみょうじ）
金戒光明寺は真如堂の隣にあるので、一度に両方行かれるのはいかがでしょうか。紫雲の庭では、赤黄緑の木々のグラデーションを楽しむことができます。境内は無料ですが、紫雲の庭は有料です。「そうだ、京都に行こう」のポスターになった場所の紅葉もきれいです。
「五劫思惟阿弥陀仏（ごこうしゆいあみだぶつ）」という、まるでアフロヘアーのような頭の仏像が大人気です。紅葉ももちろんおすすめですが、金戒光明寺に行かれる際は、ぜひこの仏像さまもチェックしてみてください。
洛北エリア
等持院（とうじいん）
京福電鉄等持院駅から10分ほど歩くと等持院に着きます。庭園にある「心字池」と「芙容池」の周りを歩きながら紅葉を見ることができます。水面に映る紅葉の色が鮮やかで、心が洗われるようです。天気の良い日に行くのがおすすめです。
受付を済ませると、すぐに大きな達磨図が見えます。この達磨は、嵐山の天龍寺にも同じものがあります。
常照寺（じょうしょうじ）
常照寺は、京都市バス「源光庵前」徒歩2分のところにあります。吉野門の前で大きく色づく紅葉を始めとして、境内のいたるところが紅葉の観賞スポットです。写真を撮るのにもおすすめです。
門をフレームとして紅葉を観賞するのもおすすめです！常照寺の近くには、二つの窓から紅葉を眺められることで有名な「源光庵」や、紅葉の名所として人気の「光悦寺」もありますので、少し混雑しますがそちらにも足を運んでみてはいかがでしょうか。
嵐山・嵯峨野エリア
鹿王院（ろくおういん）
京福電鉄鹿王院駅からすぐにある鹿王院は、大混雑する嵐山エリアながらも2駅ほど離れているためゆっくりと紅葉を見ることができる穴場スポットです。山門を通った先に石畳が続き、紅葉の色づき始めは真っ赤なアーチをくぐることができます。終わりごろの「散り紅葉」は、まるで真っ赤な絨毯のよう。
女性のみですが、宿坊を利用することもできます。嵐山から徒歩で行くこともできるので、有名な紅葉スポットとじっくり見られるところを両方楽しみたいという人にもおすすめです。
愛宕念仏寺（おたぎねんぶつじ）
愛宕念仏寺は、嵐山から北へ徒歩40分ほどの奥嵯峨と呼ばれるエリアにあります。京都バス「愛宕寺前」下車すぐです
ひっそりとした山の中にあり、お地蔵様がずらっと並んでいることで有名です。これらは一般参拝者が彫ったもので、全て表情が違います。紅葉と一緒に眺めてみてはいかがでしょうか。
太陽に照らされた紅葉。賑やかな嵐山から少し離れて、しんとした空気を味わってみましょう。
京都の紅葉をゆっくり味わおう
有名な寺院で紅葉を見るのも素敵ですが、人が少ないところでじっくりと紅葉を堪能するのも良いものですよ。紅葉シーズンは道路が大変混雑しますので、バスでしか行けないところ以外は電車や徒歩を使うようにしましょう！
紅葉シーズンの京都は、とても混雑します。せっかく紅葉を見に行ったのに、結局見たのは人ばっかり…ということも。京都でも、比較的混雑が少ない寺院なら、ゆっくりと紅葉を見ることができますよ。有名な寺院でなくても、京都らしい紅葉を楽しめるんです。