5周年を迎えたスカイツリー。近くに住んでいると「いつでも行ける」と思って、行ったことない人も案外多いのではないですか？

疲れた時はスカイツリータウンでショッピングよりも、是非展望台にのぼってみてください。

目の前に広がる大パノラマ。たくさんのビルにたくさんの車。そのすべてを人が動かしていて、「がんばっているのは自分ひとりじゃない。みんな一生懸命生きている」と感じられるはずです。

それとともに、自分の自身の小ささも思い知ってしまいますが、小さくても強い光を発せられるよう自分に言い聞かせてみてください。

特におすすめはサルです。猿山という狭い世界でコミュニティーをつくり、仲間同士バランスをとって生活しています。その様は人間社会に通ずるものがあり、ずっと見ていてもまったく飽きません。

もしかしたらあなたの今置かれた立場と似たようなサルと出会うかもしれません。ビール片手にアイコンタクトを送れば、「お互い大変だよね」と共感してくれるかもしれませんよ。

他にも大勢の仲間たちと暮らす動物たちがいます。生きるということ、そこにはルールや秩序があること、みんながんばっているということ。たくさんの生命力とともに感じることができると思います。

東久留米市にある竹林公園。新東京百景に選ばれているとともに、東京の名湧水57選にもなっている、東京でありながら自然の素晴らしいところです。

竹林には緑の美しさとともに、笹の葉が揺れ動く時の“音”に癒しの効果があります。心のざわつきも、風にゆれる笹の音とともにどこかに吹き飛ばしてもらいましょう。

こちらは大森ふるさとの浜辺公園。

飛行機が見られることでも人気のある大田区城南海浜公園。

「どこか遠くに行っちゃおうかな」と考えながら、だんだんと元気がわいてくることもあると思います。

心がザワついている時に美術館もおすすめです。品川の閑静な住宅街の中に白い洋館の原美術館があります。大正・昭和の実業家、原邦造の邸宅だった建物を美術館にしたので、広すぎず気軽に回ることのできる美術館です。

原美術館の中にあるカフェ・ダールも庭園を見ながらゆっくりすることのできる素敵な空間です。

特別展とのコラボスイーツも楽しめるので、アートをおいしくいただいて元気を充電してみてください。

頭がパンクしそうな時は能を見に行ってみませんか？

日本の伝統芸能でありながら、正直わかりにくい分野であるのも事実です。けれど見ているこちらが緊張するほどの静けさと息の長さ、ものすごい努力の末できるようになったであろう体の動きは初心者でもわかるはずです。

そんな張りつめた空間で集中してなにかを見続けると、その後は頭のこわばった筋肉が少しほぐれます。

無表情が恐ろしくも感じる能面。けれど演者によっていろいろな表情を見せてくれます。あなたを疲れさせているなにかも、見方によっては違う表情を見せてくれるかもしれませんよ。

疲れた時は家でゆっくりしたくなりますが、一歩踏み出して外に出れば意外なものがあなたを癒し元気づけてくれるかもしれません。

美しいものを愛で、大きなものに抱かれ、明日もがんばってください！