ぎおん徳屋
ぎおん徳屋はその名の通り、「祇園花見小路通り」にあるお店。舞妓さんや芸妓さんが行交いする情緒ある通りです。
ぎおん徳屋の目玉商品はいくつかありますが、特に有名なのがわらびもちです。
わらびもち
注文すると、朱塗りの器でわらびもちがご登場です。黄な粉も花の型押しがなされており、雅な風情。
国産の本わらび粉を使ったこちらのわらびもち、とっても弾力があることで有名です。
箸でつまむと、このようにながーく伸びます。その食感にやみつき。他にはなかなかない美味しさに、毎年通い詰めることとなる方もいらっしゃるとか。
黒蜜と黄な粉を交互に楽しみながら、ゆったりと味わうことができます。
「ぎおん徳屋」が何よりも大切にしているのが素材の質。ふっくらと丁寧に炊き上げた大粒の丹波産大納言小豆を使ったぜんざいにおしるこ、国産の本わらび粉と和三盆糖で作るとろりとした食感のわらび餅。贅沢な素材そのものの持ち味を引き出すように工夫が重ねられたこだわりの甘味は、あっさりとした上品な味わい。専用のコンロを使って自分でお餅を焼くことができるのも好評で、いつもたくさんのお客さんで賑わっています。
お番茶のかき氷
「お番茶のかき氷」は氷菓の周りをぐるりとレモンで囲まれ、番茶シロップが添えられています。
レモンは蜂蜜漬け、番茶シロップはさっぱり風味で全体に甘さはひかえめです。くどくないので男性にも食べやすくなっていますし、ひときわ涼感を感じるかき氷です。
そのほかにも
ふわっふわの「黒みつかき氷」も人気。こちらも黒蜜+黄な粉をかけてから口にいれます。程良い甘味は「ぎおん徳屋」の得意分野です。
小さなものを色々楽しみたい方は、「あんみつ」も是非。大正時代の女学生のような気持ちになります。
「わらびもちが食べたい……でも他のものも気になる!」という方のためにあるメニューが、こちらの「本わらびもちと本くずもちの合盛り」。とろとろ伸びるわらびもちと、ぷるぷる震えるくずもちの組み合わせが絶妙です。
もしくは甘いものが好きならば「冷やし汁粉」も良いかもしれません。抹茶、和三盆、くろみつの3種類の寒天もついてきます。
ちなみにお汁粉におもちをいれたい場合は、このように卓上七輪で自分で焼くスタイルです。おもちが膨れるのを待っているのは、じーっと見つめてしまう楽しさです。
店舗情報はこちらから
人気のお店だけあり、よく行列ができています。時間に余裕をもって行くことをおすすめします。
加えて東京・原宿にも2号店があります。
なお「お土産」としてのお持ち帰り商品はあるのですが、通販・地方発送はしておらずお店受け取りのみになります。しかも賞味期限は当日限り。直接行って出来立てをいただくのがベストです。
夏に向けて、京都の様々な老舗菓子店も季節菓子の創作にかかっています。夏といえばなんといっても、涼やかなかき氷やもちもちのわらびもちが人気。特に京都にいらっしゃる「よそさん」には、『ぎおん徳屋』の京都実力派わらびもちがおすすめです!