世界には、美しい自然がたくさん存在しますよね。マチュピチュ遺跡やウユニ潮湖など有名な景色はたくさんありますが、日本でも世界に負けないくらいの絶景を見ることができます。なかでも、北海道は日本を誇る大自然が広がる雄大な土地。今回は、北海道の秋の絶景をエリア別にご紹介します。

北海道の中央に位置する富良野と美瑛。美瑛は「美しい日本のむら景観百選」、富良野は「人と自然が織りなす日本の風景百選」に選ばれています。小麦の収穫がほとんど終わった晩秋の美瑛は、冬を目前にして輝く大地が広がります。

美瑛の観光スポット「青い池」につながる「白ひげの滝」は、珍しい地下水の滝。青色の池にそそぐ数十の細い滝は、ブルーリバー橋から見ることができます。

朝霧につつまれ、一幅の絵画のような美瑛の朝焼け。奥にはまるで別世界のように大地が広がっています。

大地がカラフルな絵の具を乗せたパレットのような「四季彩の丘」も秋色に染まり、秋の花々が可憐に咲きはじめます。

北海道は都市部でも美しい景色を目にすることができます。明治時代に建てられた札幌ビール園開拓使館も、ツタが紅葉して美しい赤色に。重厚な外観と相まって魅了される風景に。

北海道大学のイチョウ並木も黄金色に。国内の大学構内は自然豊かなところが多いですが、ここでは札幌観光の上位にはいるほど美しい景色を眺めることができますよ。

札幌近郊より40分程度で行ける温泉地・定山渓。ゴツゴツとした岩山と、錦色にきらめく紅葉の組み合わせが美しい渓谷です。

札幌の南・新千歳空港からのアクセスも良好な苫小牧にあるウトナイ沼は、日本屈指の野鳥の中継地。毎年多くの白鳥が飛来する光景を見ることができますよ。

札幌から1時間ほどの千歳市にある支笏湖は、天候や時間帯、季節によってさまざまな表情を見せてくれる幻想的な湖です。夜明けには、空と湖面に美しいグラデーションが広がります。

余市の海岸にある奇石・えびす岩は岸から10数メートルほどの浅瀬に立っています。まるでダリの絵のような不可思議な形状、自然が作り出す神秘的な景色です。

古くは女人禁制の修行の地だったという神威岬（かむいみさき）。遊歩道を歩いて先端まで歩くことができ、周囲には積丹ブルーと呼ばれる青く美しい海が眼下に広がります。

星野リゾート・トマムが誇る雲海テラスは、ご存知の方も多いのではないでしょうか。朝早くゴンドラで山頂に昇ると、ダイナミックな雲海を見ることができ、一度はこの景色を見てみたいと多くのひとが集まります。

紅葉で有名な大雪高原沼は錦織りなす美しい紅葉が湖面に映え、秋ならでは風光明媚な地です。

しぶきが舞い散る壮麗な紅葉滝（もみじたき）は迫力満点。これだけ自然が多いところなので、キツネやエゾシカなどの動物も多く生息しています。もちろん、ヒグマなどの動物も…実際に訪れる際は対策をお忘れなく。

道央か道北まで日本海側の海岸線沿いに続く、オロロンライン。その海に建つのは金毘羅神社の鳥居です。満潮時は海に浮かんでいるような、幻想的な風景を見ることができますよ。

"離島を含めない日本最北端"とされる宗谷岬近くの9月頃の海辺。波が凪いで鏡のようになった海面に広がる青空は、ウユニ潮湖に負けない美しさです。

宗谷丘陵で暮らすキュートなエゾシカたち。エゾシカは北海道に生息する日本鹿の一種、このあたりには野生のエゾシカがたくさん自生しています。これから迎える冬に向けて、脂肪を蓄えていく時期です。

まるで映画の世界に紛れ込んでしまったかのよう。神の子池は北海道の北東、斜里郡清里町の深い森のなかにある神秘的な泉。透明で美しいコバルトブルーの虜になりそう。

特別天然記念物マリモが生息する美しい湖・阿寒湖は晩秋ともなるとこの景色に。遊覧船で一蹴するには1時間かかるという広大な湖です。

最後に紹介するのは、広くて大きな空と大地・女満別（しまんべつ）にあるメルヘンの丘。秋の初め、だんだんと冷たくなる風の中、雄大な畑にポツンポツンと立つ木は北海道らしい景色のひとつです。