知り得ない人生を疑似体験できるのが「映画」の魅力
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
芸術の秋におすすめしたい「アートにまつわる映画」10選
~伝記映画編~
しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(字幕版)
ビッグ・アイズ(字幕版)
妻マーガレットの描く瞳の大きな子供の絵に、実際は描いていない夫のウォルター・キーンが署名をし、徐々にその絵の人気が高まっていくことから始まる人間ドラマ。女性の尊厳や著作権についてなど、今も昔も変わらない問題を提起する意義のある映画です。
真珠の耳飾りの少女(字幕版)
画家であるヨハネス・フェルメールの家で使用人として働くことになったグリート。婦人の真珠のイヤリングを身に着けたグリートを描きたいと言うフェルメールとの複雑な関係性と揺れ動く心情が、ピュアで美しい映像で描かれています。
Frida (字幕版)
メキシコの現代美術を代表する、フリーダ・カーロの波乱に満ちた生涯を描いた作品。夫リベラとの複雑な夫婦関係や、大怪我による体の痛みに悩まされながらも、常に自分の美意識を貫こうとする姿はアーティストとしての品格を感じさせます。
バスキア(字幕版)
画家として若くして成功を収めたものの、薬物の過剰摂取によって早逝したジャン=ミシェル・バスキア。多くの人が彼の元に集まるものの、絶対的な孤独感から抜け出せないバスキアの姿が切ないです。彼の独創的な絵には、貧富の差や人種差別に対する深い悲しみや怒りが表現されており、今も世界中の人を虜にし続けています。
~ドキュメンタリー編~
ミリキタニの猫 [DVD]
アメリカ同時多発テロにより、世界貿易センターが崩れたその時も平然と絵筆を動かし続けていた日系人路上画家のジミー・ツトム・ミリキタニ。戦争や人種差別の怖さを身をもって知っている男の反骨の半生が描かれています。ミリキタニが描く愛くるしい猫の絵の数々に心がほっと癒されるはず。
アートのお値段(字幕版)
ニューヨークを舞台に世界的に有名なサザビーズ・オークションを6週間後に控えたアート界の裏側をウォッチング。アートを生み出す人、それを買う人、さらにそれを転売する人など、様々な立場からアートとは何かについて語られていき、アートの真価について考えさせられます。
メットガラ ドレスをまとった美術館(字幕版)
2015年にニューヨークメトロポリタン美術館で開かれた世界最大のファッションイベント「メットガラ」の裏側を追ったドキュメンタリー。華やかだけではなく、パワフルで緻密な挑戦に満ちたファッションの界の実情を垣間見れます。
ビル・カニンガム&ニューヨーク(字幕版)
ブルーの作業着で自転車に乗り、ニューヨークの街角で素敵な人の姿を写真に撮り続けるファッション・フォトグラファー、ビル・カニンガム。仕事以外のことには全く無頓着で、頭の中はいつもファッションのことでいっぱい。仕事一筋の人生に喜びを見出す彼の姿を追ったドキュメンタリーです。
アイ・ウェイウェイは謝らない(字幕版)
中国随一の著名な現代芸術家であると同時に、政治活動家でもある艾未未(アイ・ウェイウェイ)は、2008年の四川大地震で亡くなった児童らの実態調査を行ったことで、2011年北京の空港で身柄を拘束されることになります。表現の自由を求めてやまない彼の不屈の精神と、中国という国の一面を知ることのできる映画です。
こちらは、カナダを代表する画家であるモード・ルイスとその夫エベレットの物語。モードの描く絵があたたかみにあふれ愛らしいのはもちろん、雇い主と家政婦という2人の関係性が変化していく過程で、夫婦の愛とはなにか、幸せとは何かについても深く考えさせられる映画です。