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キリスト教が伝来する以前、北欧の地に存在した古代信仰に基づいて伝えられてきた北欧神話。スカンディナビア神話とも呼ばれており、主にノルウェー、デンマーク、スウェーデン、アイスランドに伝わってきたと言われています。
最近では、小説、アニメ、映画、ゲームなどのモチーフにもなり、実は私たちの生活の中でも触れる機会が多い北欧神話。北欧の国々の歴史や文化への理解を更に深めることができますよ。知れば知るほどに奥深い北欧神話の世界観を、わかりやすく初心者さん向けに、北欧神話を感じる観光スポット、映画、書籍と合わせてご紹介します♪
数多くの神々や巨人が登場する北欧神話ですが、その中でも知っておきたい登場人物を“ざっくり”とご紹介します!気になるor共感できる登場人物を探しながら読んでいただけると嬉しいです♪
兄弟と一緒に世界を創造し、多くの神々の父とされたアース神族の主神であるオーディン。魔術の達人であり、神々の支配者としても知られています。一般的には、長い髭を持ち、魔法使いのような帽子とマントを被った老人の姿で描かれることが多いです。
知識に貪欲で、策略や戦術に長けていて、自分の欲しいものは手段を選ばずに必ず手に入れるという傾向があります。神というより、強い王様といったイメージを持ちますね。
世界に神々が存在する以前、熱風に溶かされた霜から誕生したユミル。同じ時期に生まれた牝牛アウズフムラがユミルの生命を繋ぎます。ユミルは“霜の巨人”という一族を作り、北欧神話の主神オーディンを生み出します。
子孫のオーディンらに命を奪われ、世界の材料となってしまいます。世界のために犠牲になった、なくてはならない存在。映画『進撃の巨人』の登場人物のモデルにもなったと言われていますよ。
オーディンの息子のため権威があり神々の中で2番目の地位にいる、雷の神様トール。短気で怒りっぽい性格ですが、人間の味方をする優しい一面も持っています。北欧神話の中では一番陽気&プラス思考、そして豪快な神様です。
天候の神様とも言われ、農民の守護神にもなっていました。神々と巨人らの最終戦争ラグナロクでは、大蛇の宿敵のヨルムンガンと相討ちをして命を落とします。
スウェーデンに本拠を置くVolvo(ボルボ)の車のヘッドライトは、この雷の神様トールが持つハンマーをモデルにデザインされているなど、現在でも北欧の人々心に残っていることがわかります。明るく前向きで勇敢なトールは憎めない存在ですね。
主神オーディンの正妻であるフリッグ。神々の上に君臨し、出産や育児を司る女神です。鷹に変身できる羽衣を持ち、空を自由に飛び回る一面も。
深い愛を持ち、欲深い性格。英語で金曜日という意味の“Friday”の語源にもなっています。
いたずら好きでずる賢く、気まぐれなロキは、優れた変身能力を持ち自由自在に姿を変えることができます。ロキの悪知恵は誰にも負けず、神々に災いをもたらす一方で窮地を救う存在になることも。
映画『アベンジャーズ』にも登場するロキは、どこか憎めない存在として親しまれています。
街の名前は北欧神話に由来「デンマーク・オーデンセ」
出典: デンマーク第3都市のオーデンセ。この地はデンマークの童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンの出身地としても有名です。実は、オーデンセの名前の由来は北欧神話のオーディンからきたもの。
出典: のどかで美しい街並みが美しいオーデンセの街は、デンマーク最古の都市の一つ。1654年からの4年間は、一時的にデンマーク王国の首都でもあった、歴史の刻まれた街なのです。
伝説の女神ゲフィオン「デンマーク・ゲフィオンの泉」
出典: デンマークの首都コペンハーゲンにあるゲフィオンの泉。アクセスもよく、街中に現れるダイナミックな泉は人気の観光スポットです。北欧神話に登場するアース神族の女神の一人であるゲフィオンと、4頭の牛が大地を掘り起こしている像は迫力満点。
出典: スウェーデン王国の最古の王と言われているギュルヴィ王から“4頭の牛が一昼夜で鋤いた土地を与える”と言われ、ゲフィオンは自分の息子たちを牛の姿に変身させ大地を耕して、その土を海に運んで島を作ったと言われています。そんなワンシーンを再現している、ゲフィオンの泉。ストーリーを知ると更に興味が湧いてきますね。
出典: ノルウェーの首都オスロの中心地に位置するオスロ市庁舎。オスロの港に面したレンガ造りの美しい建築物です。内観も素晴らしく、まるで美術館を訪れたかのような錯覚に陥ります。
ノーベル平和賞の授賞式会場としても知られているメインホール。その壁には一面には、ノルウェーの戦時中や人々の様子が描かれた絵画を見ることができます。
出典: オスロ市庁舎の外壁には、数多くの北欧神話をもとにした木彫が施されています。神獣と呼ばれる8本脚の軍馬、オーディン、エッダの物語など、北欧のルーツを感じる北欧神話にまつわる作品をお楽しみいただけますよ。
世界遺産にも指定「ノルウェー・ウェルネススターヴ教会」
出典: 世界遺産にも指定されているノルウェーのソング・オ・フィヨーラネ地方にある、ウェルネススターヴ教会。12世紀頃に建てられ、現存するスターヴ教会の中では最古の教会。ノルウェーの山、湖、フィヨルドを見渡す大自然の中に静かに佇んでいます。
出典: ヴァイキング建築と教会建築が融合した珍しい様式となっており、外壁には北欧神話を彷彿とする架空の動物、蛇、ツタの彫刻が刻まれています。
1130年頃から変わらず、そのまま保存されている珍しい彫刻は、北欧神話が当時の人々の生活の中で欠かせないものであった象徴ですね。
出典: 大学の街としても知られている最古の街、スウェーデン、ルンドに位置するルンド大聖堂。地下の礼拝堂には、北欧神話に登場する巨人フィンの像の姿があります。
出典: 巨人フィンはキリスト教に負け、ルンド大聖堂の柱を抱き固まってしまったと言われています。歴史が深いルンド大聖堂で見るその姿には深みを感じざるを得ません。北欧神話がいかに神聖なものとして大切にされているのかを感じることができますよ。
19世紀半ばのノルウェーが舞台の『キング・オブ・トロール~勇者と山の巨神~』。タイトルの通り、北欧神話の登場人物である魔物のトロールが登場します。童心にかえったかのような気持ちになり、ハラハラどきどきが止まらない作品です!
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オーディン神話伝説を元に作られたノルウェー映画『ラグナロク~オーディン神話伝説~』。ノルウェーを舞台に、伝説の北欧神話を解明すべく考古学者のシーグルが立ち上がるファンタジーストーリーです。この映画を観れば、北欧神話をより身近な存在に感じるかもしれません。
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1994年、ジム・キャリー主演のヒット作『マスク』の続編です。北欧神話の最高神オーディンが登場する、笑いが止まらないコメディー映画です。大人から子供まで楽しむことができる、おすすめ映画ですよ♪
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北欧神話を楽しく読みたい方や初めて北欧神話を読む方におすすめです。お子様にも読みやすい一冊になっているので、親子で一緒に読んでも楽しいですよ。
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北欧神話の神々や巨人などを図解を用いてわかりやすく解説しています。北欧神話の物語そのものではなく、詳細を知りたいという方におすすめの辞書のような一冊です。
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“小学生の低学年から1人でも読める”をテーマにした一冊。児童書として読書が苦手なお子様にも簡単に読んで頂けるように、理解しやすい言葉に置き換えられるなど工夫されています。北欧神話に興味を持つお子様にいかがでしょうか?
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映画、小説、アニメ、映画など……実は私たちの生活の中には北欧神話が深く関わっているものが多く、知れば知るほど深い世界なのです!北欧諸国の歴史や文化に深い関わりを持つ、北欧神話の世界を少しでも身近に感じて頂けたら嬉しいです♪
デンマーク第3都市のオーデンセ。この地はデンマークの童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンの出身地としても有名です。実は、オーデンセの名前の由来は北欧神話のオーディンからきたもの。