眺めるだけでうっとりする写真が美しい建築本
PART1:インテリアデザインの参考に!
建築の巨匠たちの作品を堪能できる建築本
北欧デザイン好きにおすすめの本
アメリカンモダンリビングが分かる!
『マルセル・ブロイヤーの住宅―M.ブロイヤーとH.ベッカードのアメリカン・モダンリビング』David Masello 著、滝浦浩 訳(鹿島出版会)
マルセル・ブロイヤーは、19世紀初頭にドイツで設立された美術と建築の専門学校「バウハウス」出身の建築家です。合理的な機能美を軸にしたアメリカンモダンデザインが特徴になります。現在でも古さを全く感じさせないインテリアデザインの数々は、あなたのお宅にも活かせるはずです!
20世紀を代表する名作住宅
『サヴォワ邸/ル・コルビュジエ (ヘヴンリーハウス-20世紀名作住宅をめぐる旅 1)』中村研一 著、五十嵐太郎・後藤武 監(東京書籍)
ル・コルビュジエは、1900年代前半世界中で多くの名作建築物を設計したスイス出身の建築家です。たくさんの住宅を設計していますが、その中でも有名なのがこのサヴォワ邸で、白い直線的な建物の中にたくさんの工夫が盛り込まれています。そんなサヴォワ邸の写真や図面などがまとめて見られる一冊です。シンプルモダンデザインが好きな方におすすめします。
表紙がおしゃれで飾りたくなる本
『Frank Lloyd Wright: 1867-1959: Building for Democracy』Bruce Brooks Pfeiffer(Taschen America Llc)
フランク・ロイド・ライトは、1900年代に活躍したアメリカの建築家です。世界中に名作を残していて、日本国内では帝国ホテルライト館や自由学園明日館が現在でも残っています。そんなライトの住宅作品が美しい写真とともに見られるおすすめの一冊です。洋書ですが、写真を見るだけでも十分楽しめ、お部屋に置いておくだけで絵になります。
真似したくなるようなインテリアが満載の建築本
インテリアのアイデアたくさん!
『10の住まいの物語』八島正年 著、八島夕子 著・イラスト(エクスナレッジ)
日本の人気建築家が設計した住宅がまとめて見られる一冊です。どの住宅も細部までフォーカスした写真が多く、そこでの生活をイメージできるものばかり!写真以外にも温かみのあるイラストも載っているので、読んでるだけで癒される建築本になっています。ナチュラルで落ち着いたインテリアを目指す方におすすめします。
「普通」の良さが分かる本
『中村好文 普通の住宅、普通の別荘』中村好文(TOTO出版)
中村好文氏は、現在でも活躍されている人気建築家です。建築家として以外にもエッセイストとしても活動されているので、文章もどんどん読み進めたくなる面白さがあります。「普通でちょうどいい」というテーマで手がけられた住宅や別荘が15作品紹介されているので、すぐにでもご自宅のインテリアに活かせるアイデアがたくさん載っています。
PART2:アート作品のような“絵になる”一冊
ポップなデザインが楽しい一冊
『Renzo Piano: The Complete Logbook 1966-2016』Renzo Piano(Thames & Hudson)
レンゾ・ピアノはイタリアを代表する建築家で、代表作品はフランスのたポンピドゥー・センターや関西国際空港などがあります。そんなレンゾピアノの作品が写真や書き下ろしの図面と共に紹介されていて、洋書であるもののビジュアル的に楽しめる一冊です。装丁もおしゃれなので、お部屋に飾っても素敵ですよね♪
名作家具も見られる本
『Charles & Ray Eames: 1907-1978, 1912-1988: Pioneers of Mid-century Modernism(Basic Art)』Gloria Koenig(Taschen America Llc)
イームズは、1900年代に活躍したアメリカ出身の建築家で、工業デザイナーや映像デザイナーとしても活躍していました。それまではあまり使われていなかったプラスチックや金属を取り入れた家具を多く設計しており、彼が設計したイームズチェアは今でもロングラン商品として世界中で販売されています。モダンでありながらどこか懐かしい雰囲気が漂うミッドセンチュリーデザインがお好きな方におすすめの一冊です。
人気の芸術祭が見られる本
『犬島「家プロジェクト」』妹島和世(millegraph)
瀬戸内海に浮かぶ犬島で現在も開催されている「家プロジェクト」の全貌が分かる写真が美しい一冊です。「日常の中の美しい風景や作品の向こうに広がる身近な自然を感じられるように」というコンセプトの元、島の集落にある民家を改装して展示されています。瀬戸内海の離島まではなかなか行けないというあなたは、ぜひご覧ください!
世界の名作椅子が素敵な一冊
『名建築と名作椅子の教科書』アガタ・トロマノフ 著、中村雅子 訳(エクスナレッジ)
有名建築家はほぼ必ずといっていいほど椅子の設計も手がけています。この本は、世界中の有名建築家55人が設計した名作椅子を年表と合わせて見られる一冊です。椅子だけではなく手がけた代表的な建築物も載っているので、まるで世界旅行しているかのような気分になれます♪
世界の華やかな建築物が美しい!
『世界でいちばん素敵な建築の教室(世界でいちばん素敵な教室)』田所辰之助・川嶋勝 監(三才ブックス)
美しい写真と一般の方でも分かりやすい噛み砕いた言葉で名建築を解説している一冊です。個性的なデザインの建築物がセレクトされているので、非現実的なアートに触れられます。とにかく写真がきれいなので、写真集としても持っておきたい建築本です。
マニアックだけど楽しい一冊
『天井美術館』五十嵐太郎、菊地尊也(グラフィック社)
国内外にある名作建築物の天井にフォーカスした少しマニアックな建築本です。この本を読んだら、間違いなく出先や旅行先で天井を見上げたくなります!他の本では見られない床から見上げた美しい写真は必見で、建物の見方を変えてくれます。いつもとは違ったアートに触れたいという方におすすめです。
PART3:建築は面白い!ユーモア溢れるかわいい本
団地はこんなに変身する!?
『団地再生計画/みかんぐみのリノベーションカタログ(10+1 series)』みかんぐみ(INAXo)
日本全国にある「団地」をリノベーションするアイデアが盛りだくさんの一冊です。団地全体を改修する大掛かりなものから、一部屋の一部だけを変える真似できそうなアイデアまで紹介されています。中には「こんなのアリ!?」と思わせるようなものもありますので、読み物としても楽しめます。
普段見られない個性的な家ばかり
『可笑しな家 世界中の奇妙な家・ふしぎな家 60軒』黒崎敏&ビーチテラス(二見書房)
世界の個性的な個人住宅を集めた見応えのある一冊です。有名建築家が手がけた住宅から個人でDIYした住宅まで、規模やクオリティは様々なので、見てみてクスッと笑ってしまいます。こちらも世界旅行をした気分になれるので、忙しいあなたにもおすすめです。
食いしん坊さんにおすすめ!
『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』甲斐みのり(エクスナレッジ)
「美味しいものが食べられる名建築」をコンセプトに東京都内の様々なジャンルの建築物が紹介されています。いつも何気なく立ち寄っていた建物も、実は歴史的背景がある建築物だった!なんて発見も楽しめます。アートと美味しいものが好きな方におすすめの建築本です。
『アルヴァ・アアルトのインテリア: 建築と調和する家具・プロダクトのデザイン』小泉隆(学芸出版社)
アルヴァ・アアルトは20世紀に活躍したフィンランド出身の建築家です。人気の高い北欧モダンデザインの第一人者として知られています。建物の設計だけではなく、テキスタイルや家具、照明器具などのデザインも多く手がけており、彼の作品が存分に楽しめる一冊です。