お部屋のインテリアとしてもぴったり!アート絵本でおしゃれに演出
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
アート絵本をインテリアとして取り入れるコツは?
お部屋のテイストに合わせて選んでみる
絵本の個性で選んでみる
絵本のディスプレイ方法
その他にも、絵本を飾るのに意外と使いやすいのがレシピスタンド。おしゃれなレシピスタンドに飾ればそれだけでインテリアのような雰囲気になります。お気に入りのページを開いてディスプレイするのにも便利に使えます。
読んでも飾っても楽しめるおすすめのアート絵本20選
ポップなポスター感覚で飾りたい絵本
『ママのスカート』
『ぼくのおじいちゃん』
時間に縛られず、のんびりと過ごすおじいちゃんの一日を、孫の視点から描いた絵本です。ゆったりと「豊かな時間」を過ごすおじいちゃんとは対照的に、お隣さんはいつも忙しそう。みんな同じ時間が流れているはずなのに、何かが違う。おじいちゃんの生活がちょっとうらやましくなる絵本です。2014年ボローニャ国際児童図書展、国際イラストレーション賞受賞。
『ぼくのおじいちゃん』カタリーナ・ソブラル 作、松浦弥太郎 訳(アノニマ・スタジオ)
『とけいのあおくん』
小さな青い目覚まし時計の「あおくん」。自分のベルの音はお店で一番いい音だと自信を持っているのですが、なかなか買い手が現れず、時計屋さんの棚の上で退屈に過ごしていました。そんなある日、とうとう「あおくん」を気に入った男の子が現れて…。自分で目覚ましの音を鳴らしたことがない「あおくん」の気持ちの変化が色使いからも読み取れます。表紙もおしゃれな絵本です。
『とけいのあおくん』エリザベス・ロバーツ 作、殿内真帆 絵、灰島かり 訳(福音館書店)
『I Like It When . . .』
全文英語の絵本(翻訳書もあり)ですが、リズミカルな短い英文なので読みやすく、ママにハグする子どもペンギンも可愛らしい。最後のママとの会話に思わずほっこり。シンプルな挿絵とビビットな配色はお部屋のアクセントとしてもぴったり。
『I Like It When . . .』マリー・マーフィー 作(HMH Books for Young Readers)
さまざまな雑貨と組み合わせられるシンプルな絵本
『ふゆ』
どこか北欧雑貨を思わせるような、色数を抑えたシンプルな表紙の絵本です。多くを語らず、静かにお話が進んでいきます。ページを開いて飾るのもおすすめです。
『冬』こうのあおい(アノニマスタジオ)
『ナマケモノのいる森で』
大人も楽しめるポップアップ絵本です。たくさんの木の中からナマケモノを探すのは大人でもちょっとわくわくします。楽しい仕掛け絵本ですが、考えさせられるような深い内容のストーリーになっています。
『ナマケモノのいる森で』アヌック・ボワロベール ルイ・リゴー 仕掛け、ソフィー・ストラディ 文、松田素子 訳(アノニマ・スタジオ)
『BABY NUMBER BOOK』
日本でも人気が高いリサ・ラーソンと、娘のヨハンナ・ラーソンとのコラボ絵本です。シンプルな内容ですが、リサ・ラーソン特有の個性ある動物たちが楽しく登場します。ポストカードのように気軽に飾っても素敵です。
『BABY NUMBER BOOK』リサ・ラーソン ヨハンナ・ラーソン 作(サンクチュアリ出版)
『うさぎのマシュマロ』
猫のオリバーの住む家に、ふわふわのマシュマロのような赤ちゃんうさぎがやってきました。はじめて見る動物に驚き戸惑うオリバーと、お母さんが恋しい赤ちゃんうさぎとの優しい交流を描いた絵本です。1943年にはコルデコット・オナー賞を受賞しました。家政婦のテイリーさんが2匹の様子を詩にするシーンは穏やかな時間を感じます。
『うさぎのマシュマロ』T・クレア・ニューベリー 作、劉優貴子 訳(講談社)
『すきまのじかん』
昼と夜の「すきまのじかん」を考えると、ちょっとロマンチックに感じませんか。ユーモアと儚さがマッチした素敵な絵本です。シックな絵がとてもおしゃれ。
『すきまの時間』アンネ・エルボー 作、木本栄 訳(ひくまの出版)
大胆な色でお部屋のアクセントにしたい絵本
『あかいふうせん』
赤と緑のコントラストが印象的な絵本です。文章はつけずに絵だけで表現されています。白いページに赤い風船が舞い、黒い線で描かれたものだけで物語が進んでいきます。無駄のない美しい絵を見ながら、ゆったりと想像の世界にひたる時間が過ごせそうです。
『あかいふうせん』イエラ・マリ(ほるぷ出版)
『ジス・イズ・ミュンヘン』
This isシリーズは国の案内絵本として他にも多数出版されています。こちらでご紹介するのは「ミュンヘン」です。原書が出版されてから何十年も経っているので、正確な案内として使うのは難しくなってきていますが、それぞれの国の特徴や食べ物を知るだけでも十分楽しめます。サセックのイラストもおしゃれです。
『ジス・イズ・ミュンヘン』ミロスラフ・サセック 作、松浦弥太郎 訳(ブルースインターアクションズ)
『キツネと星』
森に独りぼっちで住んでいるキツネの唯一の友達は、夜空に輝くたったひとつの星でした。ある日、その星がいなくなってしまいます。さみしくてたまらないキツネは、星を探しに行くことに…。リズミカルな文章と詩的な挿絵が美しい絵本です。布張りの装丁なのでインテリアとしても素敵に飾ることができます。
『キツネと星』コラリー・ビックフォード=スミス 作、スミス幸子 訳(アノニマ・スタジオ)
空間がやわらかい雰囲気になる絵本
『ねえさんといもうと』
可愛らしい二人の姉妹の物語。いつも妹のお世話をするお姉さんと、お姉さんを頼りながらもちょっと離れてみたくなる妹。ふわっとした優しい挿絵が懐かしさを感じさせます。長く愛され続けている絵本です。
『ねえさんといもうと』シャーロット・ゾロトウ 作、マーサ・アレキサンダー 絵、やがわ すみこ 訳(福音館書店)
『クマの名前は日曜日』
アクセル・ハッケとミヒャエル・ゾーヴァのコンビといえば、『ちいさなちいさな王様』を思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。ゾーヴァの絵は日本でも人気があります。青をベースに食卓につくクマの表紙が印象的です。男の子のぬいぐるみに対する距離感が楽しく、少し懐かしくも感じます。相手の身になり考えることで少しずつ大人になっていくのでしょう。
『クマの名前は日曜日』アクセル・ハッケ 作、ミヒャエル・ゾーヴァ 絵、丘沢静也 訳(岩波書店)
『セレスティーヌ』
くまのアーネストとねずみのセレスティーヌのシリーズは何冊も出ていますが、今回ご紹介するのはふたりの出会いの物語です。カブリエル バンサンの絵が素晴らしく、戸惑いながらセレスティーヌを慈しむアーネストの気持ちが挿絵だけでも伝わってきます。ちょっと切なくて、心が温かくなる物語です。
『セレスティーヌ』カブリエル・バンサン 作、もりひさし 訳(BL出版)
『ベルナルさんのぼうし』
いつもひとりで過ごしているベルナルさん。ひとりでいることに何のさびしさも感じていませんでした。ある日、キツツキがベルナルさんの大切な帽子に穴をあけ巣を作ってしまいました。とっても怒るベルナルさんでしたが、鳥たちはどんどん増えていきます。鳥がいなくなったあとには、ベルナルさんの気持ちがしだいに変化して…。挿絵がとてもチャーミングな絵本です。鳥が増えるたび帽子が長くなっていく設定も面白い!
『ベルナルさんのぼうし』いまいあやの(BL出版)
お部屋のテイストを選ばない絵本
『まってる。』
1本の赤い糸と共に「おにいちゃんってよばれる日をまってる」少年の登場から物語が始まります。シンプルな線画と短い言葉、赤い糸だけで、ひとりの少年の人生が味わい深く語られていきます。悲しい「まってる。」の時代もありますが、最後にはうれしいことがまっています。心にじんわりと喜びが広がるラストが印象的な絵本です。
『まってる。』デヴィッド・カリ 作、セルジュ・ブロック 絵、小山薫堂 訳(千倉書房)
『ブローチ』
薄紙に挿絵が印刷されている絵本です。下のページの挿絵が透ける仕掛けになっているのが面白い。ぽつりぽつりと落ちてくるような言葉が心に広がっていきます。日々の忙しさに見失ってしまうことがあるけれど、胸に手を当てればきっと取り戻すことができる、大切なこと。
『ブローチ』内田也哉子 作、渡邉良重 絵(リトル・モア)
『ルピナスさん―小さなおばあさんのお話』
世界中を旅したひとりの女性が、小さなおばあさんになっても「世の中を美しくするために」種をまき、花を咲かせる物語。素敵なことを思いつくのに年齢は関係ありませんね。バーバラ・クーニーの美しい絵本です。
『ルピナスさん―小さなおばあさんのお話』バーバラ・クーニー 作、掛川恭子 訳(ほるぷ出版)
『ラストリゾート』
想像力がどこかにいってしまった画家が、想像力を探しに出かけ、たどり着いた不思議なホテル。ちょっとミステリアスな設定が読んでいてわくわくします。この絵本の楽しいところは、ストーリーはもちろんのこと、どこかで読んだことのある有名な登場人物がたくさん出てくるところです。あ、これは!と思い出しながら読んでも楽しいですよ。2003年には「ボローニャ・ラガッツィ賞」でフィクション部門特別賞を受賞しています。
『ラストリゾート』J.パトリック・ルイス 文、ロベルト・インノチェンティ 絵、青山南 訳(BL出版)
『たいせつなこと』
あまりにも身近すぎて当たり前に感じていたことや物の役割が、どれほど「大切なこと」なのか、あるがままでいることがどれほど尊いことなのか、あらためて考えさせられる絵本です。最後につづられている言葉にはっとさせられます。1949年の初版からアメリカで読み継がれてきた絵本です。
『たいせつなこと』マーガレット・ワイズ・ブラウン 作、レナード・ワイスガード 絵、内田也哉子 訳(フレーベル館)
ママが大好きな「ぼく」が住んでいるのはママのスカートの中。スカートをめくると「ぼく」が居心地よさそうに住んでいます。大胆な発想とおしゃれな色使いの仕掛け絵本です。
『ママのスカート』キャロル・フィブ 文、ドロテ・ドモンフレッド 絵、木村カエラ 訳 (千倉書房)