何度でも観たくなるハートフルな名作。
リトル・ミス・サンシャイン
祖父は口が悪く老人ホームを追い出され、兄は空軍士官学校に入るまで口をきかないという誓いを立てるなど、とにかく家族が個性的!ちょっと変わっていますが、不器用でチャーミングで、人間味に溢れてて、なかなか一つになれない家族を最後には愛さずにいられなくなるから不思議。時に笑って時にほろりと泣ける、ロードムービーです。
Dear フランキー
2004年にイギリスで制作された「Dear フランキー」。手紙をモチーフにした映画で、この作品のキーマンとなる“見知らぬ男”役は、映画「オペラ座の怪人」で有名になったジェラルド・バトラーが務めています。
DVが原因で離婚した母・リジーは、父親の記憶がない息子・フランキーに『父親は世界を旅する船乗り』だと嘘を付いていました。フランキーは父親に手紙を書いていますが、実は母リジーが返事を書いていました。そんなある日、父親が乗っていると嘘を付いていた船が寄港することになったのですが…。
大作のような派手さはありませんが、親子の日常を切り取って、心の動きを静かに丁寧に描いた作品です。母親と息子それぞれの想いに心温まる、一度は観て欲しい愛に包まれた傑作です。
奇跡
両親が離婚して鹿児島県で母親と暮らす兄・航一、福岡県で父親と暮らしている弟・龍之介。離れて暮らしている兄弟は、いつかまた家族全員で暮らすことを願っています。九州新幹線が開通する日に、新幹線「つばめ」「さくら」がすれ違った時に願いが叶うと聞いた航一はある計画を考えて…。
是枝監督は元々、男の子と女の子が恋に落ちるというストーリーを考えていたそうですが、まえだ兄弟に出会って脚本を変えたんだそう。劇中でも、実の兄弟だからこその空気感が映画にもよく出ています。日本版「スタンドバイミー」のような大人なら誰もが懐かしい気持ちになれる作品です。
音楽は、くるりが担当しています。劇中で流れる曲が映画の雰囲気に寄り添って、繊細な物語を優しく包み込んでいます。主題歌「奇跡」のMVは、映画を再編集していて映画にはないシーンもあるので、こちらも必見です!
やさしい嘘と贈り物
2008年公開の映画「やさしい嘘と贈り物」は、オスカーを受賞したマーティン・ランドーとエレン・バースティンの二人の名優が主演の心温まる作品です。一人で暮らす老人ロバートは、ある日メアリーという女性に出会い恋に落ちて…という大人のラブストーリーです。
まるで初恋のようにお洒落をして嬉しそうにデートするロバートとメアリーの姿は、観ているだけでほっこりとした気持ちに。人を愛することや歳を取ること、家族のこと、二人を通していろんなことを考えさせられます。まるで贈り物を貰ったかのようなやさしさに溢れた作品です。
夢駆ける馬ドリーマー
2006年に公開された実話を基にした映画「夢駆ける馬ドリーマー」は、ダコタ・ファニングが娘役をイキイキと演じきったハートウォーミングムービーです。競馬をテーマにした映画ですが、知識がなくても楽しめます。
馬主から調教を依頼された牝馬・ソーニャドールが、レース中に転倒し骨折してしまい安楽死を命じられました。調教師のベンは娘ケールと一緒にその午を引き取りますが…。娘ケールの純粋でひたむきな想いと家族や仲間の愛情、ケンタッキーの美しい風景など、様々な魅力溢れる子供から大人まで楽しめる作品です。
数々の映画賞を受賞し、批評家からも絶賛された名作「リトル・ミス・サンシャイン」。オリーヴ役のアビゲイル・ブレスリンは、10歳でアカデミー賞にノミネートされました。少しぽっちゃりとした女の子・オリーヴは、夢だった美少女コンテスト「リトルミスサンシャイン」の予選を通過し、家族全員でコンテスト会場を目指して旅に出るのだが、その道中はトラブル続きで…。