最後に絵本を開いたのは、いつですか?
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自分のために読む絵本
では、「自分のために」絵本を手に取る機会は?大人のよみものとして絵本を選ぶことは、意外と少ないのではないでしょうか。今回は、大人にこそ読んでほしい「美しい」絵本を紹介したいと思います。
「美しい」アートと一緒に楽しむ絵本
「銀河鉄道の夜」宮沢賢治
不思議の国のアリス×シュヴァンクマイエル
少し立ち止まって、考えたい時は
「つくることば いきることば」永井一正
永井一正さんによる動植物を描いた銅版画と、作品にそえられた詩によって構成されています。その言葉のひとつひとつに、魂を感じる、まさに「大人向け」の絵本。
創作と生命。いのちの詩として編んだ画集に、より生活に力を与える「生きること」と「つくること」を主題においた言葉を加えた詩画集。 創ることに真摯に向き合ってきたクリエイターの身体と魂から生まれた絵と言葉のハーモニー。
絵と、そして言葉が示してくれるのは、「生きる」ということや「命」について。永井さんが隣に座って語りかけてくれているようにも感じられます。(筆者撮影)
自分がたまたま人間に生まれてきたという不思議。
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奥に隠された命に触るようなもの、それがない限りは「ときめき」は絶対に起こり得ない。
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中には言葉がない空白のページもあり、ゆったりとした時間の流れを感じながら読み進められます。忙しい毎日を過ごしている方にこそ、おすすめしたい一冊です。(筆者撮影)
絵本という枠をこえて
「夜の木」第六刷
THE CLOTH OF THE MOTHER GODDESS
絵本美術館に行こう
絵本美術館「ちひろ美術館」東京
ちひろ愛用のソファに座って絵を観ることができる展示室、より忠実に復元されたアトリエ、ちひろが愛し育てた草花や樹木が植えられた「ちひろの庭」など、ちひろを身近に感じながら、ちひろの作品や世界の絵本画家の作品を楽しむことができます。
いかがでしたか?
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色彩豊かで魅力あふれる作品の数々は、見ているだけでリラックスできますよね。大人になった今だからこそ、アートとしても楽しめる「美しい絵本」の世界をのぞいてみてはいかがでしょうか。
最後に絵本を手にしたのは、いつだったか覚えていますか?
小さなお子さんがいらっしゃる方は、毎日読まれているかもしれません。親戚や友人のお子様に、プレゼントとして贈られた経験があるという方もいるかもしれないですね。