盆栽町ってどんなところ?
江戸時代から明治・大正時代まで、現在の東京都文京区千駄木にある団子坂には、多くの植木屋が集まって、菊人形づくりや盆栽業を営んでいました。しかし、大正12年(1923)に起きた関東大震災をきっかけに、より広い土地を求め、盆栽業者だけの村を作る構想によって誕生したのが、大宮盆栽村です。
現在の盆栽村周辺には、およそ9軒の盆栽園が営まれており、大宮盆栽村の名は世界的に知られています。村内には、もみじ通り、けやき通り、さくら通りなどがあり、四季折々の散策が楽しめる観光地ともなっています。
出典:www.flickr.com(@Norio NAKAYAMA)
清香園では山田香織さんという女性の盆栽家さんが、女性にも親しみやすい小さめの彩花盆栽の教室も行っています。今ではお弟子さんも外国人が多いそうです。盆栽園に何年か住み込みで修行を行い、卒業後は世界を飛び回る盆栽家になるのだそうです。
毎年ゴールデンウィーク期間開催される盆栽祭
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大小さまざまな種類の盆栽が並び、見て回るだけでもとっても楽しそう!
世界の注目を集める盆栽美術館
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ロゴもキュートです。
盆栽美術館の来館外国人が過去最多に
海外での盆栽人気の高まりを背景に、埼玉県さいたま市にある盆栽美術館を訪れた外国人は、今年度3000人を超え、5年前の開館以来、過去最多になることが分かりました。
さいたま市大宮盆栽美術館は、盆栽を扱う世界で初めての公立美術館として5年前、さいたま市北区にオープンしました。美術館によりますと、去年4月から23日までに美術館を訪れた外国人は延べ3029人と、前の年度に比べて680人余り増え、5年前の開館以来、過去最多になることが分かりました。
国別にみると、アメリカ人が498人と最も多く、次にオーストラリア人が319人と続きますが、ヨーロッパから訪れた人は合わせて870人と訪れた外国人の2割
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屋内外に荘厳な盆栽が並べられています。
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豪華な盆栽の数々。
一休みは「福丸珈琲」で!
テレビでも頻繁に取り上げられるBONSAI
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いま、日本からの輸出が5年前の4倍と急増している産品がある。海外でブームとなっている盆栽(BONSAI)だ。去年11月に高松で行われた盆栽の世界大会では、海外の愛好家やバイヤー1千人が、競うように本場の盆栽を買い求めるほど。いち早く盆栽が伝わったイタリア・ミラノでは、年商3億円を誇る販売業者も登場。「盆栽大学」という市民講座を開くまでにいたっている。
海外からの盆栽人気は留まることを知りません。日本人の私たちも改めてこの文化の素晴らしさを見直してみたいですね。
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<盆栽町周辺の盆栽園>
盆栽園名 住所・電話 備考
芙蓉園
Fuyo-en さいたま市北区盆栽町96
TEL.048-666-2400
九霞園
Kyuka-en さいたま市北区盆栽町131
TEL.048-663-0423
清香園
Seiko-en さいたま市北区盆栽町268
TEL.048-663-3931
蔓青園
Mansei-en さいたま市北区盆栽町285
TEL.048-663-2636
藤樹園
Tojyu-en さいたま市北区盆栽町247
TEL.048-663-3899
さいたま市、大宮駅の少し北に「盆栽町」という名の町が存在するのをご存知でしょうか?