本は「頼れる友」
大人も子どもも、生きていれば悩みはつきもの。
ただ、深刻な悩みほど家族や友達にも相談しづらく、尋ねにくい事も……。
そんな時、ひらいた一冊の本が心を和ませ、確かな情報を与える何よりの友になってくれる事があります。
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読書にどんな効果があるのか、客観的に知りたいですよね。
世界で行われている様々な読書についての研究から、「読書がもたらす7つの効果」をご紹介します。
「読書が脳にもたらす7つの効果」
~読書には効果がない、という説をくつがえす研究結果をご紹介~
1.英大学の研究から…6分の読書で60%減!ストレス解消効果
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貴重な大人の時間……どのジャンルを読めばより効果的?
ストレス解消に効果的とされる本のジャンルは以下の通りです。
・好きなジャンルの本
・小説などの感情移入ができる本
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ただし、一見難解そうな「漢詩」なども『読み慣れていて、大好き』という人にとってはリラックス効果が高いそうなので、結局「好きなものを読むのがいちばん!」と言えそう。
2.親子で楽しむ。子どもへの「音読・読み聞かせ」で語彙力UP
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2歳児を対象にしたアメリカの研究によると、絵本などを読み聞かせるコツは例えば…『海の中には恐ろしいサメがいました……サメっていうのは、するどい牙のある、大きくて強い魚のことね』というように、「本の中の単語をわかりやすく別な言葉に言いかえながら読む」と、より効果的なのだそう。
3.「読書好きは成績が高い」。小学生・中学生に学力アップの効果も
読書で身につけた「文章を理解する力」が成績アップにつながっているのかもしれません。
4.「多読しても学力アップの効果がない人」と学力が上がる人の差とは?
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この学力差は「ずっと本を読んでいて勉強に時間をさかなかったため」のよう。
学力アップのためには、「読書と学習の時間配分」を工夫する必要がありそうです。
5.大事なのは自分の興味。他の人と比較せずに好きな本を読むべき理由
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『読みたくないけど、読めと言われたから読むか……』と他の人と比べられながらいやいや読むよりも、自ら「読みたい!」とわくわくしながら好きな本を読んだ方がだんぜん気分もいいですよね。
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そんな時には、どこかちょっとでも「おもしろい」と思えるポイントを本の中に探してみると、学習効果が上がるかも……!?
6.小説がおすすめ。「共感能力」「コミュニケーション能力」がUP
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また、読書中の脳をMRIでスキャンすると、「実際に体が動いていなくても運動を司る脳の部分が活性化する」など、本の中の人物の経験を脳が「追体験」していることがわかるのだそう。
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様々なキャラクターの思考を追い、「理解できないと思ってたけど、こんな思いで行動していたんだな」と感じ入ったり……。
こうした深い集中をともなう読書は、周囲の人々への共感力を高めてくれます。特にフィクションの小説がおすすめ。
7.本を読む人は長寿。高齢者の認知症への予防効果も
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また、長寿を求めるなら「新聞や雑誌」よりも「本」の方がよいそう。イエール大学は高齢者に「1日1回、30分」本に接することをおすすめしています。
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週に1日こうした趣味を楽しむだけで、認知症リスクが7%下がったのだとか。
また、週に数日以上、より頻繁に趣味に打ち込む人は、さらに認知症リスクが低くなりました。
おすすめの「読書の楽しみ方」
読書ノートをつける&シェア
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「スケジュール帳に読書メモを残す」「日記に読書の感想を1行プラスする」だけでも備忘録になりますが、専用の『読書ノート』に感想をまとめておくと、探している本や情報によりたどりつきやすくなります。
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読書ノートに書くこと
・著者名
・発行年月日
・読んだ日
・内容
・自分に響いた箇所
・感想
などなど……
細く長く続けるためにもっと簡略化してもOK。
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バーコードでさっと読んだ本を登録できるので、手間もかかりません。
「読書メーター」は、自分が書いたレビューをシェアしたり、他の人のレビューを読んだりでき、読書イベントも豊富です。
本棚の「公開・非公開」を自分で選びたいなら、「Readee」がおすすめです。
「オーディオブック」で通勤中・家事や作業の合間に読書
Pexels の Plush Design Studio による写真
そんな時は「オーディオブック」を楽しんでみては。
さまざまなサービスがありますが、たとえば「青空朗読」では、著作権の切れた作品の朗読が無料で楽しめます。
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下のリンクから探してみてくださいね。
読書が「人生の謎」を解く「鍵」になることも
1.「どうすれば?」次のステージへの扉を開く鍵
そんな思いの時、専門家や頼りになるメンターが身近にいてアドバイスをくれたらどんなに良いでしょう。
「でも……色々な意見を聞きながらも、最終的にはやっぱり自分で決めたい」
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「ここから、どうやって進もう?」
迷った時は、自分の疑問に答えてくれる本がないか探してみてください。
2.「どうして?」人生の謎を解く鍵
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苦しくて立ち止まってしまうような時、本が「相談相手」のようにそっと寄り添い、問題を解く「鍵」となってくれることもあるはず。
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読書による出会いもまたご縁。毎日を本と一緒に
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運命を変えてしまう本もあれば、打ちのめされた気持ちを救ってくれる本もあり、アドバイスをしてくれる本もあれば、叱咤激励してくれる本もあります。
皆様がよき1冊に巡りあえますように。
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