刺し子って?
藍色の布に白い糸で線を描くように刺しゅうする刺し子は、日本に古くから伝わる伝統的な刺しゅうです。その素朴で美しい技法は、庶民が日々暮らしていく上で生活の知恵から編み出されました。 刺し子が生まれたのは16世紀初頭までさかのぼり、今から500年ほど前の時代です。全国各地にこの技法を施したものが見られるため、その発祥の地は定かではありませんが、特に東北地方に伝わる刺し子が広く知られています。
厳しい寒さを凌ぐために防寒、補強として、衣料に刺し子をしたことがその始まりと言われています。
日本の三大刺し子
青森県津軽の「こぎん刺し」、青森県南部の「南部菱刺し」、山形県庄内の「庄内刺し子」は、日本三大刺し子と呼ばれます。日本三大刺し子の特徴や、由来を知っていただいて、刺し子の魅力をお伝えすることができると嬉しいです。
こぎん刺し
キットを使って始めてみましょう
オリムパスさんでは、色々な刺し子のキットがあるので、見ているだけでとても楽しいですよ。図案がついているので、チクチク縫い進めていくだけで完成します。とっても幸せな気持ちになりますよ。
菱刺し(南部菱刺し)
出典:www.instagram.com(@caccha_itoutakako)
菱形が象徴的ですね。素敵な色合いです。八戸を中心とした南部地方で古くから行われてきたことから、「南部菱刺し」とも呼ばれるそうです。
キットを使って挑戦してみましょう
かわいいカバンなどができますよ♪
庄内刺し子
出典:www.instagram.com(@na__be__)
庄内刺し子の原点とされる、山形県遊佐町の「遊佐刺し子」。多種多彩な紋様を楽しんでいる方が多いです。
「庄内刺し子」は、津軽の「こぎん刺し」南部の「菱刺し」とならぶ、日本三大刺子の一つです。
藍染の木綿布に白い木綿糸で刺しこまれる緻密な紋様は、作業着を補強し保温性を高め、
豊作、魔よけ、商売繁盛といった、人々の願いや祈りを込めた記号的な装飾となっていきました。
魅力あふれる、日本三大刺し子
いかがでしたでしょうか。日本三大刺し子にはそれぞれの魅力が溢れていますね。
ぬくもりを追求すれば、「刺し子」にたどり着くような気がします。ひと針ひと針チクチクと縫い進めていく間、色々な思いが浮かんでは消えていきます。そのほとんどは、愛情なんだと思います。
古き良き伝統を感じながらゆったりと、「刺し子」に挑戦してみてはいかがでしょうか。
ぬくもりを追求すれば、「刺し子」にたどり着くような気がします。ひと針ひと針チクチクと縫い進めていく間、色々な思いが浮かんでは消えていきます。そのほとんどは、愛情なんだと思います。
古き良き伝統を感じながらゆったりと、「刺し子」に挑戦してみてはいかがでしょうか。
現在の生活でも、コースターやふきん、バッグなどで刺し子の模様を見かけますね。布の色や模様も、新しい感覚で楽しまれています。