ときめきレッスンvol.7『メリヤス編みの編み方』
第7弾の今回は、「棒針編みの基礎とメリヤス編み」のレッスン。教えてくださったのは、ハンドニットブランド「eccomin」、手芸と作家もののお店「chocoshoe」の代表、ニット作家でデザイナーの野口智子さんです。
初心者の方に向けて、基本的なやり方から実用的なコースターを作れるようになるまで、丁寧な解説とともにゆっくり学べますよ。新しい趣味を見つけたい方、編み物をマスターしたい方の第一歩に、「メリヤス編み」にチャレンジしてみませんか? まずは小さなコースターから、さっそく作ってみましょう♪
■棒針編みの基礎
用意するものや、毛糸のラベルの見方など、始める準備をしていきましょう。
用意するもの
毛糸のラベルの見方
毛糸のラベルの裏には、
・メーカー
・素材
・ひと玉の重さと長さ
・標準ゲージ
・針の適正号数
など、さまざまな情報が載っています。
「標準ゲージ」とは、簡単にいえば網目の細かさのことで、メーカーが推奨している10㎝四方の目数と段数の表示を示しています。編みものを始める前に毛糸のラベルをチェックしておきましょう。
棒針の種類
棒針は、
・片方の先が尖った「玉つき針」
・両端が尖っている「玉なし針」
・輪編みするときに便利な「輪針」
など種類がたくさんありますが、どれを使ってもOK!
サイズは、毛糸のサイズに合わせて選びましょう。(今回は5号の玉なし針を使用)
メリヤス編みとは
■メリヤス編みの編み方
作り目の作り方
①糸を親指の内側にかけ、人さし指にかける
②2本の糸を小指で押さえる
③棒針を2本合わせて持つ
④親指の裏側の糸に針先をかけ、人さし指の手前の糸に針先をかける
⑤親指側に針先を戻す
⑥親指にかかった糸を外す
⑦親指と人さし指で同時に糸を引き締める
⑧作り目が1つ完成
⑨2目めからは、親指の手前の糸に針先をかける
⑩人さし指の手前の糸に針先をかける
⑪親指の下を通して親指の糸を外す
⑫糸を引き締めて、2目めが完成
⑬繰り返す
今回は、最後にコースターを作るので、22目まで編みました。
裏目の編み方
①2本の棒針から1本を抜く
②ハの字で持つ
③作り目の手前の糸を人さし指にかける
④右手の針を作り目部分に針を通す
⑤糸をかけて、中指で糸を下に押す
⑥目を抜くと1目めが完成
⑦左の目も外す
⑧裏目が1段完成
表目の編み方
①針を持ち替える
②1目めに針を通し、針先に奥の糸をかけて手前に出す
③目を抜くと1目めが完成
④表目が1段完成
裏目と表目を交互に繰りかえし、メリヤス編みで24段編みます◎
伏せどめのやり方
①2目、表目を編む
②1目めを2目めにかぶせていく
③繰り返す
④編み終えたら、糸を引っ張る
⑤ハサミで糸を切る
⑥糸を抜く
糸しまつのやり方
①糸に閉じ針を通す
②端の目にからげる
③6、7目からげたら糸を外す
④糸を切る
⑤繰り返す
コースターの作り方
メリヤス編みで22目24段編んだものを2枚用意すればコースターも作れます♪
①2枚、メリヤス編みで編んだものを外表に重ねる
②待ち針で固定
③とじ針に糸を通す
④巻きかがりで2枚を縫いつける
⑤後ろから手前に糸を通す
⑥繰り返す
⑦糸しまつをする
完成
いかがでしたか?
ひと針、ひと針。丁寧に編んでいくことで、だんだん形になっていくことの達成感はきっとやみつきに。今回は小さなコースターの作り方を教えていただきましたが、基礎に慣れたらもう少し大きなものや、複雑な服飾雑貨作りも夢ではありません♪
新たな趣味の一歩に、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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用意する材料は、
・棒針
・毛糸
・とじ針
・ハサミ
の4つだけ!ハードルの高いイメージのある編み物ですが、気軽に始めることができます。