虫が気になる季節、ナチュラルな防虫対策をはじめよう
出典: 近年、世界で最も多く使用されている虫よけ成分「ディート」の、特に小さな子供への安全性が問われています。そんな中注目されているのが、天然成分を使用したナチュラルな虫除けグッズです。今回は、こうした防虫対策はもちろん、対策方法やアイデア、虫を寄せ付けないための心がけなどもご紹介していきます。
最近注目されている「ハッカ油」ですが、どんなものかご存知ですか?ハッカとはミントの一種で、主に日本で自生しているものを差します。同じくミントの一種であるペパーミントよりも多くの「メントール(スーッとする清涼感をもたらす成分)」を含んでいるのが特徴です。
出典: このハッカを基に作られるのが、ハッカ油です。蚊などの害虫が、このメントール成分を嫌うことから、天然由来の成分で安心して使うことができる防虫対策として、ナチュラル志向の方や小さなお子さんのいるご家庭で選ばれています。虫除け以外にも、お掃除や消臭、美容、リフレッシュなど、様々な活用法があります。
夏になると愛用する方が増える「ハッカ油」。気分転換のリフレッシュに、お風呂や、虫除け、お掃除、消臭などなど…、ハッカ油は様々な使い方ができるんですよ。そこで今回は、気になるハッカ油のあれこれと、便利な使い方についてご紹介したいと思います。
夏に知りたい「ハッカ油」の活用術についてはこちらの記事で詳しく紹介されています。
【まずはここから】ハッカ油スプレーの作り方と注意点
出典: ハッカ油を使った防虫対策としては、ハッカ油スプレーを使うのが一般的です。
【用意するもの】
・ハッカ油
・無水エタノール10ml
・水90ml
・スプレーボトル
【作り方】
1.無水エタノールにハッカ油を5~10滴ほど加える
2.水に1を加え混ぜ合わせる
3.スプレーボトルに入れて完成!
出典: ハッカ油は一度にたくさん入れず、香りや刺激を確かめながら少しずつ加えてください。ゼラニウムというアロマオイルを加えると、虫除け効果はそのままにハッカの香りを和らげることもできます。無水エタノールは消毒用エタノールでも代用可能、水は水道水でも精製水でもOKです。
※2020年7月現在、エタノールや精製水が品薄となり、医療従事者や難病を抱える方に行き届かない状況が続いております。在庫に余裕ができてからお買い求め下さいますようお願いします。
出典: ハッカ油に含まれる成分がポリスチレン(PS)を溶かしてしまうので、ボトルはポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ガラス製のものを使いましょう。
こちらのブロガーさんは、あらかじめボトルに分量を記入。計量せずともすぐに作れるよう工夫されています。
また、ペットのいるご家庭、特に猫を買われている場合は注意が必要です。猫は、ハッカ油やアロマオイルなど「精油」が原因で中毒を起こしてしまうことがあります。大切な家族の命に関わる問題です。猫がいる部屋では使用しない、よく換気をするなど、猫が精油に触れないよう工夫しましょう。
出典: 手作りするのは大変そう…という方は、スプレー式のものを購入すればOKです♪ハッカ油の使い心地が気になっている方も、お試し感覚で使えますよ。キナリノでも度々紹介されている「北見ハッカ通商」から、持ち運びやすいコンパクトなスプレータイプも出ています。
虫除けにハッカ油を使ってみよう〈対策方法のご紹介〉
まずはお出かけ前に、肌が露出している部分にシュッとスプレーしてみましょう。ハッカの爽快感で、虫除けと同時にスッキリリフレッシュすることもできます。小さめのスプレーボトルに入れて持ち運べば、お出かけ先でも使えますね。
出典: 自宅では、玄関や窓際など虫の出入り口となる部分に使ってみてください。網戸にハッカ油スプレーを吹きかけたり、ハッカ油を数滴加えた水で、窓や玄関、バルコニーを拭き掃除したり。コットン等にハッカ油を染み込ませ、虫の通り道になりそうな隙間に置いておくのも効果的です。
出典: フローリングのお掃除にも使えます。ハッカのスッキリした香りで、虫除けコーティング!お掃除後の爽快感もアップしますよ。キッチンの床やシンク下の収納スペースなど、害虫が気になる場所のお掃除にもぜひ活用してみてください。
出典: アロマオイルの代わりにハッカ油を使い、ハッカの香りでお部屋を満たすのもおすすめです。お部屋全体がハッカの香りで包まれるので、暑い夏でも気分爽快に過ごせそうです。玄関や窓際など、虫の出入り口になりそうな場所で使えば、虫除けにもなっていいですね。
ハッカ油だけじゃない!虫除けに使えるナチュラルアイテム
出典: 虫除けといえば、蚊取り線香も定番ですね。日本の夏の風物詩です。線香には除虫菊(シロバナムシヨケギク)に、虫除けに効く有効成分が含まれています。植物由来の成分だから刺激が少なく、ナチュラル派さんにぴったりのアイテム。着色料や香料などを使用していないものを選びたいですね。
出典: ハーブ系や柑橘系の精油も、虫除けに使うことができます。ハッカ油と同様に、スプレーにしたりアロマを炊いたりして使ってみてください。以下に虫除け効果に期待できる精油をピックアップしてみました。好みや気分に合わせて選んでみてください。
シトロネラ
ユーカリレモン
ラベンダー
レモングラス
ローズマリー
思い切って、ハーブの栽培に挑戦してみるのもアリです。初心者さんでも育てやすいものが多く、ベランダ栽培などで人気を集めています。育てたハーブをドライハーブにして、玄関や窓際に吊るしておくだけで虫除けに◎衣類の虫除けにも活用できます。ローズゼラニウムなど鉢のまま置いておくだけで虫を寄せ付けないものもあるそうです。
出典: 玄関や窓際など虫の出入り口になる場所は、重点的に防虫対策をしましょう。外からの侵入をブロックできれば、室内での対策がぐんと楽になります。対策と合わせて、開けっ放しにしない心がけも忘れずに。
出典: エアコンの室外機についているホースが、虫の侵入経路になることもあるようです。ホースに虫の侵入を防ぐキャップを取り付けたり、ホースが地面に着かないよう位置を変えたり、ホースの近くに防虫グッズを置いたりして対策しましょう。
出典: 暑い季節、特に気を付けたいのがキッチン。嫌な虫に出会わなくて済むよう丁寧に対策していきましょう。ハッカ油でこまめに掃除したり、気になる部分にスプレーしたり、ハッカ油を染み込ませたコットンを隙間に置いたり…。早め&こまめな対策がカギです。
出典: ハッカ油などの香りは、時間の経過と共に弱くなっていきます。香りが切れてしまえば防虫効果も切れるということ。作ったハッカ油スプレーは、香りが弱くなる前に使い切るようにしましょう。また、気が向いたらスプレーするなど、こまめな対策が必須です。
出典: 特に気になる蚊について。蚊は水が溜まっている場所であれば、公園の水溜まりや池、庭先のバケツや植木鉢の受け皿など、どこでも発生します。自宅では水が溜まるスペースを作らないこと、外出先では水が溜まる場所に近づかないことが重要です。
出典: 続いて、時間帯について。蚊の種類にもよりますが、一般的に夏の夕方頃が最も蚊が多い時間帯と言われています。30度以上になると蚊の活動は鈍くなるため、少し涼しくなる夕方から夜は特に注意が必要です。過ごしやすくなる秋も、気を抜いてはいけません。
出典: 露出を抑えた服装なら、蚊に刺されにくくなります。薄着になる夏は、カーディガンやストール等で肌の露出を抑えましょう。通気性の良い素材のものなら、暑い夏でも快適!日焼け対策にもなって一石二鳥です。
出典: 蚊の目には世界はモノクロに見えています。そのため、黒や赤、青など彩度の濃い色に近づいてくるそうです。レジャー等で外での時間が長くなる時は、白やパステル系など夏らしい薄い色の服を選んで、服装から蚊対策をしていきましょう。
また、蚊以外の日本の虫は、花の色である「白、黄色、紫」を認識しやすいそう。全ての虫を避けたい場合は、こちらも覚えておきましょう。
hirali|手ぬぐい かさねの色目 ~秋の霞~
1,650円(税込)再入荷待ち
※価格等が異なる可能性がございます。最新の情報はアイテム詳細をご確認ください。
アイテム詳細を見る出典: 汗をかいている人は、蚊に刺されやすいと言われています。こまめに拭くことで、蚊を寄せ付けないようにしましょう。耳の後ろは忘れがちなポイント。外出先で汗の処理をする時は、意識して拭くようにしてください。
出典: ハッカ油スプレーなど、虫除けのために使用しているスプレーも、時間が経てば効果が薄くなっていきます。長時間外で過ごす時は、こまめに塗り直すようにしましょう。日焼け止めと一緒に塗り直すようにすれば、忘れずにできそうですね。併用する際は、最初に日焼け止めを塗り肌になじませてから、次に虫除けの順で使うようにしましょう。
出典: しっかり対策すれば、いや~な虫たちと出会わずに済みます。本格的な夏到来に向けて、ナチュラルな防虫アイテムと、虫を寄せ付けないための心がけを意識しながら、万全の対策を整えていきましょう!
最近注目されている「ハッカ油」ですが、どんなものかご存知ですか?ハッカとはミントの一種で、主に日本で自生しているものを差します。同じくミントの一種であるペパーミントよりも多くの「メントール(スーッとする清涼感をもたらす成分)」を含んでいるのが特徴です。