英語をペラペラと流暢に話せたらさぞ楽しいだろうなあ…って思うことってありますよね。
外国人旅行者にスラスラと道案内をしたり、海外旅行の道中で外国の方と雑談をしてみたり…と夢は広がるばかり。ところが、いざ勉強を始めようと思うとなぜか気が重くなったりするものです。
そこで今回は「身近」なところから、「スキマの時間」に「ワイワイ楽しく」学べる英語学習法をまとめてみました。

私たちが英語に触れる時、失敗に陥りやすいのが英語をいったん日本語に直してから考えてしまうところ。英語をスラスラ話すためには、日本語に置き換えず、英語を英語のまま捉える「英語脳」を身に付けることが肝と言われています。でも「英語脳」は、どうしたら手に入れることができるのでしょうか？そのヒントは日常生活の小さな積み重ねにありました。

身近なところで、日ごろのスケジュール管理を英語に切り替えるところから始めてみましょう。
スケジュールは単語レベルでメモしていくので、比較的負担が少ない学習法です。例えば”Clean room（お部屋の掃除）””Meeting at 10am（10時に打ち合わせ）”といった感じで書き込んでいってみてください。
手帳を開くたびに英語に目で触れられるだけでなく、ルーティンの予定は何度も同じ単語を使うので、言語の学習に必須とされる反復学習につながり、日常会話に使用する英単語の習得にぴったりなんです。
手帳に使う単語やフレーズが掲載された『英語手帳』を活用してみてもいいですね。

『Amazon Echoo(アマゾン・エコー)』をはじめとしたAI(人工知能)搭載のスピーカー（スマートスピーカー）を使用している方や今後、使用する予定の方は、こちらを活用した英語学習もおすすめです。「○○を英語で言ってみて」と声を掛ければネイティブの発音で回答してくれるほか、言語設定を英語に変更すると自宅で簡単に英語環境を作りだすことができます。例えば"Alexa! Wake me up at 6:00 AM（アレクサ、朝6時に起こしてね）" といった具合に声を掛けてみてください。
Amazon Echoには英語学習のためのメソッドもいろいろとあるそうなので、下記も参考にしてくださいね。

英語で日記をつけることも効果の高い学習法です。
"I listened to jazz music.（ジャズを聞きました）""I bought new shoes.（新しい靴を買いました）"など、まずは一行日記からライティングに挑戦して、少しずつ文字量を増やしていきましょう。
英語日記は、日常の出来事やその時の気持ちを英語にする英作文の力を育成することが期待できます。
いつのまにか自分のことを英語で紹介できるようになっていたら嬉しいですね。

英語学習は「継続する」ことが大事。でも、それには負担がつきもの。毎日15分のラジオ講座であっても、毎日同じ時間に聞き続けるのは本当に大変なことです。無理なく学び続けるためには、フレキシブルに時間を使うことが鍵。忙しい日々の中のちょっとしたスキマ時間を上手く活用したいですね。

電車やバスなどの移動時間は英語学習のチャンス。机に向かわなくても短い時間でさくっと英語学習できるのなら嬉しいですね。『NHKゴガクアプリ』を使えば、好きな時間にストリーミングで聞き逃したラジオ番組を再生できるだけでなく、アプリ内のクイズやテストにチャレンジすることもできます。レッスンのキーとなるセンテンスが表示される講座もあるので、必ずしもテキストを購入する必要もありません。5分ほどの短い番組もありますので、いろいろ聞き比べて自分に合う講座を探してみて下さい。

そのほかにも、リスニングや英単語の学習、またはゲームやクイズでの学習など、さまざまなスタイルのアプリケーションがあります。スキマ時間にアプリで遊ぶ感覚で英語学習に取り組み、確実に英語力を上げてみませんか？

洋書絵本もちょっとしたスキマ時間に読むことのできる良質な教材のひとつです。
最近は洋書絵本を取り扱う図書館も増えてきました。エリック・カールやバージニア・リー・バートンなど、子どもから大人まで楽しめる世界中で人気のロングセラー作品であれば、収集している図書館も多いはず。日本語で読んだことのある絵本であれば、なおのこと、知らない単語に気を取られずに英語に慣れ親しめますね。

一人でコツコツと学び進めるよりも、実際に会話をしながら英語を学びたいという方も多いと思います。
でも英会話スクールは、時間的に拘束される上に、テキストを使った授業スタイルがしっくりこないなど、体験レッスン止まりでなかなか挑戦できずにいる方もいるかもしれません。
自由に会話力を身につけたい方は、より気軽なカフェ形式の学習法もおすすめです。

比較的安価で自由に話せるのが魅力の『英会話カフェ』。初級・中級・上級とレベル分けされていたり、講師がいる場合といない場合があるので、自分のスタイルにあった英会話カフェを探してみましょう。
講師はテキストを使って英語を教えるのではなく、話しやすい雰囲気作りや進行役を務めることが多いので、初めてでも溶け込みやすいのが魅力です。

それでも初めての英会話カフェはきっと緊張しますよね。
最初は自己紹介から始まることが多いので、名前や出身地の他に趣味や好きなことを交えた自己紹介を準備しておくと安心です。また分からない単語が出てきたり、聞き取れなかったときは、すぐに質問したり、聞き返す癖をつけることも早く馴染むためには大切です。
"Excuse me. What does it mean?(すみません。それはどんな意味ですか？）""Once more,please.(もう一度お願いします）"など、思い切って声を出してみることで講師がサポートしてくれますので、意欲的にコミュニケーションの輪に入っていってくださいね。

地域にもよりますが、地元の英語サークルの活動に参加してみるのも良いかもしれません。
近隣の公民館に問い合わせてみたり、公共スペースの掲示板などでメンバー募集の案内を探してみましょう！英語サークルは比較的同レベルの仲間が集まっていることが多いので、まずは初心者歓迎のサークルを探してみましょう。また、英会話スクールのように講師が授業をしていたり、毎回テーマを決めてグループトークをするなど、サークルによって活動内容もさまざまです。
まずは見学を申し込んで、自分のスタイルにあった活動内容か確認してから参加を決めてみてはいかがでしょうか。

英語を学習していく中で、語学仲間ができたら、LINEをはじめとしたライトなコミュニケーションに英語を使ってみるのもいいかもしれません。
"What did you do today?（今日は何をしていたの？）""I found a nice shirt（素敵なシャツを見つけたの）"など、短いメッセージから気楽に書いてみましょう。同じく英語を学ぶ仲間とだったら少々間違えても、指摘し合うことでより英語力を高められたら素敵なことです。

なにより大切なことは一つの学習法が続かなくても諦めないこと。自分の生活スタイルの中から苦にならない英語学習法を見つけたいですね。まずは今日からできそうなことからちょっとずつ始めてみませんか？憧れの英語が少しずつ使えるようになりますように―。Let's try!