カルトナージュとは
フランス生まれのデコレーション
カルトナージュはフランス語で『厚紙』を意味する「カルトン(Carton)」が語源で、18世紀ごろの南フランスで蚕を入れる箱に装飾をしたのが始まりと言われています。
カルトナージュは厚紙を意味するカルトン(Carton)に由来し、表面や内側に柄紙やマーブル紙などの洋紙等を貼って装飾を施す[2]。18世紀頃、南仏で蚕を入れる紙箱に装飾を施した物が発祥と言われている。
また、一説にはフランスの皇帝・ナポレオンが妻のジョセフィーヌのために美しい装飾を施した箱に宝石を入れて贈ったといわれ、それが上流階級の人々に広まったものともいわれていますよ。
カルトナージュ(Cartonnage)のきっかけをつくったのはナポレオンでした。
愛する妻・ジョセフィーヌのために、美しい刺繍がほどこされた布を巻いた箱に宝石を入れ、贈ったことが始まりと言われ、上流階級の婦人たちに流行り、永く使われてきたそうです。
カルトナージュの材料
カルトン(厚紙)
名前の通り、ベースとなるのは厚紙です。1mm、2mm、3mmなど…作りたいアイテムに適した厚みを選びましょう。ホームセンターやネット通販などで工作用の厚紙が販売されていますよ。
生地、紙
カルトナージュ作りの中でも布選びは楽しい時間のひとつ。外側と内側で違う布を使うのも◎重ねて置いて相性をチェックしてみましょう。
ガーゼ素材など薄手の場合には、貼る時にシワになりやすいので、あらかじめ薄手のキルト芯などで裏打ちしておきます。カルトナージュ用の裏打ち芯もありますが、100円均一などでも手に入るキルト芯で代用できますよ。
カッター、定規
厚紙を正確にカットすることが上手に組み立てられるポイントなので、カッター板やカッター、定規などをきちんと用意しましょう。作るアイテムの大きさにもよりますが、細かい部分の作業をするのにデザインナイフがあると便利です。
のり、刷毛やヘラなど
もうひとつのポイントになる「のり付け」には専用の接着剤がおすすめですが、木工用ボンドをうすめるのも◎広い面に均一に塗るための刷毛や、のり付けしたあとにおさえるためのヘラも準備しておけるといいですね(定規などで代用してもOK)
カルトナージュの作り方
ポイントはのり付け。作るものによって、「組み立ててから布を貼り付ける」か「布を貼り付けてから組み立てる」か選んでみましょう。
おすすめの本・ブログ・教室など
ハンドメイド作家さんのカルトナージュ
Rivergeリバージュさん
724boxさん
かわいいらしい色や柄が特徴的な、724boxさんの作品。「頭に浮かんだかわいいものが形になっていくことが楽しい!」とのことで、やはりお気に入りの布や柄でアイテムを作れるのが醍醐味のようです。
フォトフレームなども作ることができるそう!色の組み合わせがとってもおしゃれ。
見た目のかわいらしさはもちろん、品質や丈夫さにこだわって制作している724boxさん。個展なども開催されているそうなので、ぜひ、インスタグラムでチェックしてみてくださいね。
フランスの伝統工芸「カルトナージュ(Cartonnage)」は、美しい布や紙で箱などの雑貨をデコレーションすること。
最近では、100円ショップなどでもさまざまなデザインやカタチの箱が手に入りますが、味気ない無地の箱が一般的だった時代…布などを貼り付けて楽しんでいたんですね。