もしものときに備えて
人生はなにがあるか分かりません。若いから大丈夫ということはないのです。事故や災害、いつなにが起こるか、だれにも分かりません。
家事を一手に引き受けている主婦が、突然、入院してしまうと、残された家族は家のことをどのように行っていけばいいのか途方にくれてしまうということもよくあることなのです。
もしものときに備えて、伝えておきたいこと、そして家族が知っておいた方がよい情報を残しておきましょう。「書く」という作業は頭の中を整理してくれます。ライフログノートを作ることはこれから続く自分の人生にも必ず役立つものとなります。
分かりやすく、重要データを見える化
好きな順番で書きこんでいきましょう
家族や大切な人へのメッセージ
データ類はもちろんですが、家族や大切な人へのメッセージもぜひ書き記しておきましょう。いつもは言えない感謝の言葉だけではなく、旅の思い出やスペシャルな出来事の記憶なども一緒に記しておくといいですね。自分の想いを整理してみると、思いのほか、たくさんの人に支えられていることに気づかされます。
預貯金について
口座引き落としについて
クレジットカードについて
保険について
パスポートの情報
大切なものの保管場所
WEB関連情報
WEB関連情報は自分のために整理しておくといい情報です。メールアドレスやパスワード、よく利用するサイトのログインIDとパスワード、SNSのアカウント情報などを一覧で記しておきましょう。その際、家族には見られたくないアカウントのパスワードなどは自分だけが分かるヒントなどを書いておくといいですね。
かかりつけの病院の情報
もしものときには、かかりつけの病院に連絡をする必要が生じることも。病院の名前、連絡先、おもに何の病気で受診していたのかを記しておきましょう。
家族、親戚、パートナー、友人の連絡先リスト
携帯電話を持つことが一般的になって、家族の電話番号も記憶する必要がなくなり、携帯やパソコンがない状態だとだれにも連絡が取れないということもよくある世の中になりました。もしものときに、連絡を取る必要がある家族や親戚、パートナーや友人の連絡先も書いておきましょう。
残しておきたいライフログも併せて用意してみましょう
とっておきの画像データ
結婚式や子どもが生まれたとき、入学式や卒業式といった節目の写真は家族にとってかけがえのないものですよね。こうしたとくに重要な写真などの画像データはバックアップデータのうちのひとつをSDカードなどに保存し、ノートにマスキングテープなどで貼り付けてしまいましょう。小さなジップロックなどに入れてから貼り付けておくとより安全です。
お気に入りのレシピ集
自分自身の暮らしを見つめ直す機会に
ライフログノートの内容は、人それぞれ違うのが当たりまえです。今回、ご紹介した「大切なこと」をベースにそれぞれの「大切なこと」を書き記していきましょう。
大人のためのライフログノートには、人生の「大切なこと」をすこしずつ書き記していきましょう。銀行口座やクレジットカード番号などの身の回りのデータ類のほか、大切な人へのメッセージや画像データなども保管できるようにするといいですね。自分だけのライフログノートの作り方をご案内していきます。