目にもさわやかで、お部屋の空気をきれいにしてくれそうな「グリーンインテリア」。ただ置くだけじゃないおしゃれな取り入れ方をするには、どんな植物や飾り方がいいのかご紹介します。
出典: グリーンの種類はさまざまですが、毎日の生活に合った管理のしやすいものがおすすめです。ここでは、いくつかのグリーンをご紹介していきます。
フレッシュ・ドライ どちらも素敵な【長持ち】グリーン
グリーンの飾り方は、「フレッシュ」いわゆる生の状態だけでなく、「ドライ」にすることでより長く楽しむことができます。自然な彩りで長く楽しめる3種をご紹介。
シルバーがかった葉色と、品種ごとに個性の異なる葉の形が魅力的なユーカリ。ドライにしても美しさを保てるので、リースやスワッグなどの素材にも向いています。
出典: 鮮やかなライトイエローがまばゆいミモザは、いち早く春の訪れを告げてくれる花。ドライになってもきれいな黄色を保ってくれるので、こちらもドライアレンジの花材としてよく使われます。
出典: 梅雨の時期だけでなく、いろいろな季節に手に入るようになったハイドランジア。立体的な花姿は一枝でもボリュームがあり、ドライにしたときのアンティークな褪色も素敵です。
「植物を育ててみたいけど、枯らしそうで不安…」という方には、水やりや肥料の心配がいらない丈夫な植物がおすすめ。姿形も個性的なものが多く、育てるうちに愛着がわきますよ。
出典: 空気中の水分を吸収して育つエアプランツは、土や鉢がいらず、水やりも霧吹きでOK。ハンギングにしたり、流木や石版などにレイアウトしたりと、インテリアに合わせて自由にアレンジできるのが魅力です。
何千という種類があり、それぞれに個性的で美しい造形を持つ「多肉植物」。水やりの手間が少なく、また挿し芽などで増やしやすいのも特徴です。複数の種類を集めた「寄せ植え」づくりも楽しいですよ。
出典: 苔は土から養分を吸収することなく、水と光だけで成長するので、小さな鉢やガラスポットでのテラリウムづくりなどに向いています。窓辺やベッドサイド、デスクの上など、小さな空間のアクセントに気軽に取り入れることができますよ。
かわいく、おいしく、育てやすい♪一石三鳥な【ハーブ】
観賞するだけじゃない、プラスアルファの楽しみがほしい方におすすめなのが「ハーブ」。小さな鉢からでも栽培でき、可憐な花や葉、香りを楽しめます。さらに収穫して料理などに使えるなんて、一石三鳥ですよね。窓辺の小さなキッチンガーデンから始めてみませんか?
鮮やかな緑の葉が美しいバジル。トマトと合わせてサラダにしたり、たくさん採れたら手作りのジェノベーゼソースも…なんて夢が広がります。
出典: 肉料理との相性がいいローズマリー。別名「蚊よけハーブ」とも呼ばれるので、夏は窓際に置いてみてはいかがでしょう?
出典: 上記のほかにも数え切れないほど種類があるハーブ。おしゃれなボトルにたくさんの種類を植えて並べれば、まるでマルシェのようなキッチンガーデンに。ワゴンに載せれば、陽当たりのよい窓辺からキッチンへ…なんて移動もらくちんです。
メイソンジャーでハーブを育てる方法が紹介されています。
さあ、ここからは実践編。グリーンをお部屋に飾るには、鉢植え以外にも色々なスタイルがあります。植物の種類やお部屋の雰囲気、家の中のどこに飾るかなど…自由な発想でアレンジを楽しんでみましょう♪
アレンジメントの知識がなくても、植物を引き立ててくれるフラワーベースがあれば、植物の魅力は倍増します。シンプルで上質な北欧デザインは、リビングや玄関など、人の目に触れる場所に置きたくなります。
iittala / Aalto Collection ベース
出典: フィンランドを代表する建築家、アルヴァ・アアルトが1936年に発表したデザイン。ランダムな曲線が描くシェイプはモダンながらエレガント。ただ置くだけでも、オブジェとしての存在感があります。
出典: サイズは高さ95mmから200mmまで4種類、カラーにもバリエーションがあります。ホワイトを選ぶと内部の茎が見えず、すっきりとした印象になりますよ。
出典: デンマーク発・ホルムガルドの「コクーン」は、「しずく」をモチーフにデザインされたフォルムが美しいフラワーベース。アクアとスモークの2色を揃えたこちらは「SUU」の別注モデル。控えめな色使いがどんなインテリアにもなじみ、17cmと使いやすいサイズ感も魅力です。
KAHLER|Omaggio Vase(オマジオベース)
出典: 端正な形にストライプ。一度見たら忘れられない個性を持ちながら、どんな空間にも合うのが、デンマーク「ケーラー」のオマジオベースです。サイズや口幅、ストライプの色などバリエーションが豊富なので、お好みで選んだり、複数揃えたりする楽しみも。こちらは、ケーラー生誕175周年記念の限定デザインを復刻してつくられた、特別な一品「アニバーサリー」。
土のいらないエアプランツや苔類、ドライフラワーなどは、「鉢・土」にこだわらず、自由な形状の器に入れ込んでアレンジができます。アンティークショップや雑貨店でもお気に入りが見つかりそう!
出典: エアプランツや多肉植物を、ガラスの器やボトルに入れて飾るのが「テラリウム」。写真のような幾何学型の器は、置いておくだけでおしゃれですね。オブジェや人形などをあしらって「ジオラマ」のように仕立てる技法もあります。
出典: ハーブや植物を専用のオイルに浸して、標本のようなディスプレイにするのが「ハーバリウム」「フラワリウム」です。透明感のある液体の中で、鮮やかな色を保つ花々。ボトルを振ると、ゆらゆらと植物がゆらめきます。
出典: レトロな雰囲気のガラスボトルにドライフラワーを閉じ込めて、まるで古い図鑑の挿絵のようなたたずまいに。アンティークショップや雑貨店に行くと、古い薬瓶やビーカーなどが見つかることがありますよ。
出窓やカウンターなどがない部屋でも、壁面やカーテンレールを活用してグリーンを楽しめるハンギングスタイル。初めは重量の軽いドライのリースやスワッグ、エアプランツなどがオススメです。
出典: リースといえばクリスマスのイメージがありますが、花材を変えればどんな季節でも楽しむことができます。クリスマス時期によく見かけるリースの土台のみを購入しておけば、あとはアレンジは自由。こちらはユーカリとミモザで作った、やわらかな色合いの春のリース。
出典: リースよりもさらにシンプルに、グリーンや花を紐で束ね、吊るしたものが「スワッグ」。たくさんの種類をバランスよく束ねるにはコツがあるんです。「軸を揃える」「リボンはたっぷり」お忘れなく!
出典: カーテンレールや梁などを使用して吊り下げる「ハンギング」。マクラメ(編み紐)やチェーンなど、提げる道具の雰囲気次第で印象が変わります。写真のように鉢物を提げるときは、フックの耐荷重などをしっかり確認しましょう。
出典: インテリアグリーンの初心者にも扱いやすいおすすめ品種や、取り入れやすい飾り方をご紹介しました。活けるものは季節のうつろいを感じ、鉢ものは育つ過程を愛でるというように、それぞれ違う楽しみ方があります。お部屋に潤いを運んでくれるグリーンを、今年は積極的に取り入れてみませんか?
素敵な画像はこちらからお借りしました、ありがとうございました
目にもさわやかで、お部屋の空気をきれいにしてくれそうな「グリーンインテリア」。ただ置くだけじゃないおしゃれな取り入れ方をするには、どんな植物や飾り方がいいのかご紹介します。