この前 親に会ったのは、いつだろう?
自分の好きなことややりたいことはたくさんあると思います。でも、その全てで休みの予定を埋めてしまう前に「いつ親と会ったかな」と考えてみませんか?
毎日目まぐるしく過ぎていく仕事や多くのやるべきことをこなすなかで、前回いつ会ったか思い出せない方もいるのではないでしょうか。
「今度 帰ろう」は今だから言えるのかもしれない。
忙しいかったり別の用があるとつい、「またの機会に」とか「今度帰るからいいや」と思ってしまいますよね。でも「今度」はいつまであるのでしょうか。いつまでも「今度」がある訳ではありませんよね。
自分が忙しい毎日を送っている時、親もまた同じだけ時間を過ごしています。自分がふと歳をとったな、と感じるのと同じくらい親もまた歳を重ねているのです。
久しぶりに親にあった時、ずいぶん歳をとったように感じる瞬間はありませんか?記憶の中にある元気な親の姿というのは、あくまでも記憶の中だけのもの。昔と同じように力があってパワフルな「親」、ではもうないのです。
あと何回会えるかを知ろう。
年齢にもよりますが、「まだまだ会う機会はたくさんあるでしょ」と思う方もいるでしょう。「少ないとは思っているけれど…」という方もいるかもしれません。
はっきり提示されない限り、「まだ何度も会えるはず」という希望的観測を持っていると多めにあると思い込みがちです。そこで試してみてください。
あと何回会えますか?
人により、いろんな結果があると思います。「思ったより多い」「思っていたよりも少ない」。どちらの感想を持ったでしょうか?また、「お互いに元気で会える」回数になるとさらに減ることも予想できます。
自分を育ててくれた親と元気なうちに会える回数には限りがあるという事を、頭のどこかに置いておきましょう。そして、今のうちに何をしておきたいか、考えてみませんか?
離れているから思う「しておきたいこと」
会いに行く
忙しい、自分の家でのんびり過ごしたい、という理由で足が遠のいているならば、予定を調整してでもとにかく会いに行きましょう。自分だけでのんびりする機会は後からいくらでも作ることができます。
ともに食事をする
食事をともにするというのは、家族ならではの楽しい時間ですよね。そして、互いに同じものを食べられるのは健康であるからこそです。テレビやスマホは置いておいて、会話を楽しみながら食事を囲みましょう。
ともに散歩をする
お金をかけて大きな旅行をするよりも、普段の何気ないことの方が思いの外心に残っている、ということはありませんか?一緒に散歩をしたりスーパーに行ったりお茶を飲むなど、些細だと感じられることを大切にしたいですね。
感謝の言葉を口にする
当たり前だと思っているとなかなか言い表せない感謝の言葉。ありがとう、美味しいね、嬉しい、などその時の気持ちを素直に口にしましょう。
写真や動画を撮っておく
子どもの写真や動画は多く撮っていても、自分の親となるとなかなか撮る機会がないものですよね。元気な姿を是非撮っておきましょう。
おわりに
いろいろな家族の形があり、様々な感情があると思います。でも、自分が今の生活や家族を大事に思うように、親もまた当時の生活や家族を大事にしてきたはずです。
離れていても同居をしていても、いつかは終わりが来ることを心に留めておきましょう。そして、顔を合わせられる時間を目一杯楽しみたい、と思いませんか?
仕事をしていると、まとまった休みはとても貴重なものですよね。まとまった時間を使って、普段の休みにはできないことや行けないところにいきたいと思っている方も多いのではないでしょうか。