楽しみなお正月。「お年玉」って、そもそもどういうもの?
お正月になるとやりとりされるお年玉。現在は「お金」が主流ですが、起源をたどると、もともとは「お餅」でした。年の初めに年神様にお供え物(餅)をし、そのお下がりを「賜り物」として子供に食べさせる習慣があり、「年」を「たまわる」または「魂」が「お年玉」に転じたと言われます。お年玉の風習は江戸時代には既に定着していたといわれ、その頃から品物やお金を渡すこともあったようです。
正しいあげかた、マナーに沿った準備のしかた…お年玉のよくある疑問に答えます
子供の頃は楽しみだったお年玉。大人になれば今度は「あげる」立場に。お金のことだからこそ、スマートに、恥ずかしくない渡し方をしたいですよね。気軽に聞けない疑問を、この機会におさらいしましょう。
疑問(1)どんな間柄の人にあげるの?
疑問(2)年齢や関係性で、どのくらいの金額が適切?
年齢と関係による、一般的なお年玉の金額はこんな感じ。「いとこの子」など関係性で金額を揃えることもあります。迷ったら、親戚内でのローカルルールを両親に確認したり、自分がもらっていた頃の習慣などを参考にするのもいいかもしれません。
疑問(3)赤ちゃんにもお年玉ってあげてもいいの?
まだ小さいうちはお年玉をもらってもお金の価値はわかりませんし、自分で使い道を決めることもできませんよね。祖父母など親しい間柄であれば0歳からお年玉を渡すこともありますが、お金ではなくおもちゃやお菓子、「絵本を買ってあげてね」と図書券などを用意して、親に渡すこともあります。
疑問(4)喪中でも、お年玉のやりとりはしてもいいの?
喪中であっても、服喪期間を過ぎていればお年玉のやりとりをしてもよいとされています。ただ「祝い事」としてではなく「お小遣い」としたり、元旦を避けるといった気遣いを。
疑問(5)お年玉は”新札”で渡すのがマナー?
お年玉は新しい年の始めに渡すものなので、新札で渡すのがマナーです。年末年始は銀行の窓口も休みになるので、早目に準備しておきましょう。
疑問(6)元旦に会えなかった…あげてもいい日はいつまで?
お年玉を渡していい期間は「松の内」までとするのが一般的。現代では1月7日までとされていますが、関西では1月15日までと言われているようです。
おしゃれでうれしい渡し方をしたい♪こだわりの「ポチ袋」を紹介
お年玉は、一年で最初のプレゼント。それなら「ラッピング」=「ポチ袋」にもこだわりたいですよね。大手の店では見つからない特別なものが欲しいなら、webのハンドメイドマーケットへ。ずっととっておきたくなるような、素敵なポチ袋がたくさんあります。
ポチ袋のハンドメイドに挑戦!真似したいアイディアいろいろ
手作り好きな方は、自分でポチ袋を作ってみませんか? きれいな包装紙やお気に入りのマスキングテープなど、身近な材料で作れます。お年玉を渡すとき、子供の喜ぶ顔が楽しみになりますよ。
動画でわかりやすい!折り方解説つき・折り紙ポチ袋
100均でも手に入る、折り紙や千代紙で作るポチ袋。柄入りの紙を使ったり、表裏のコントラストをつけたりと工夫がこらされています。見ながら折れる、わかりやすい動画解説でご紹介します。
いかがでしたか?
お年玉のお作法やマナーから、おしゃれなポチ袋のバリエ―ションまで多彩にご紹介しました。今年のお正月は、いつまでもステキな思い出として覚えていてもらえる、あなただけの素敵なお年玉を渡しませんか?
お年玉は、単なる「子供にあげるお小遣い」ではなく、日本の神事に基づく歴史を持つ習慣なんですね。