「ヘアドネーション」とは
子どもたちの頭のサイズを測り、美容師さんが希望の髪型に仕上げるウィッグは世界に1つだけのもの。その際に使われる髪の毛が、100パーセント寄付によるものなのです。
1つの作るのに30人分もの髪の毛が必要なフルオーダーの医療用ウィッグ。切り落とした髪がただ捨てられるだけでなく誰かのために活かされるなんて嬉しいですよね。
髪の毛を寄付する前に知っておきたいこと
ウィッグに使うには最低でも31センチ以上の長さが必要です。ロングヘアを楽しみたいなど、子どもたちの希望の髪型にするために、長ければ長いほど重宝されます。
そんなに長さはないという方でももちろんボランティア可能です。31センチ以下の短い髪の毛は転売などにより間接的に役立てられます。
よほど痛んだ状態でなければ、カラーリングをした髪や白髪、縮毛矯正をしていても寄付することができます。男女や年齢、国籍も問いません。
寄付の方法は?
賛同美容院でのカット
全国のJHDAC賛同サロンで寄付したい長さ分だけカットすることで、送付を含めた寄付に関する手続きをお任せできます。
賛同美容室でカットすると、切った髪の毛をしっかりとした方法で寄付してくれる安心感があります。カット後のスタイリングも切る前に相談できるのがいいですね。
自分で送付
美容院でカットしなくても、自分で切った髪を送付して寄付することができます。その際、完全に乾いた髪の毛であること、切り口を輪ゴムでしっかり縛るなど気をつけたい点があります。
せっかく送る髪の毛を早く確実に活用してもらうために「ヘアドナーシート」を同封して送りましょう。
髪そのものと同じくらい大切な寄付金
男女を問わず、様々な質の髪の毛を使って作られる「無償」のウィッグ。子どもたちの元へ届くまでには多くの手間がかかります。
髪の毛の質を均一にするためのトリートメント処理や輸送費など、1つ作るのにかかる費用は約10万円。髪の毛が集まってもこれらにかかるお金がなくてはウイッグは完成しません。
髪の毛の寄付はもちろん、髪そのものではなく寄付金を送ることによって少しでも早くウイッグが子どもたちの手に届けば嬉しいですよね。
子ども達の笑顔のために!
髪の毛は誰にとっても大切なものですよね。毎日手入れをして大切にしている髪の毛を切るというのは、大げさなようですが決断が必要なこともあります。
それだけに、子どもたちの髪に関する悩みが大きいであろうことも想像できます。子どもたちが少しでも笑顔になれるように、できるところからヘアドネーションに参加してみませんか?
病気やケガなどで髪に問題を抱える18歳以下の子どもたちに、無償でウィッグを贈る「ヘアドネーション」。NPO法人Japan Hair Donation & Charity(通称JHDAC:ジャーダック)が日本で初めて、そして唯一行っている活動です。