目次
- スタイル別・セルフカットでの前髪の作り方
- ①ちょっとだけ切って長持ち:長めなナチュラル前髪の切り方
- ②揃えて切るだけ:簡単ぱっつん前髪の切り方
- ③カーブしたラインで小顔効果:厚めバング(ラウンドカット)の切り方
- ④おでこを透かす、シースルーバング:大人っぽい前髪
- ⑤自然にサイドに流す:フェミニン前髪の切り方
- ⑥斜めに流す、アシンメトリー:エレガント前髪の切り方
- ⑦ちょっぴりモードな印象に:短めギザギザバングの切り方
- ⑧若々しくキュートな印象に:オン眉ぱっつん前髪の切り方
- ⑨大人可愛いスタイルに:ベビーバングの切り方
- ⑩その日の気分で印象をチェンジ:ダブルバングの切り方
- ⑪今っぽいアンニュイな表情を:うざバングの作り方
- ⑫モードな雰囲気をまとって:ワイドバングの切り方
- ⑬キュートな大人っぽさ:センター分け前髪の切り方
- ⑭ほどよい隙間&束感がほしい:ジグザグ前髪の切り方
- ⑮伸ばしかけ&大人っぽいスタイルに:長め前髪の切り方
- 前髪アレンジでコーデの幅も素敵に!
前髪をセルフカットしたい!でも失敗したくない!
いつもサロンで整えたような絶妙な前髪バランスでおしゃれを保ちたい!前髪でちょっとだけイメージチェンジに挑戦したい!
そんな方へ、なりたいイメージ別に、伸びた前髪をセルフカットする方法をご紹介します。切り方にコツはいるものの、覚えてしまえば一生ものですよ!
用意するもの
すきバサミ(セニングシザー)は、もしあれば髪の分量を調整するのに便利です。お子様の髪用に持っている方は、自分の前髪にも使ってみましょう。
セルフカットのコツ・注意点
◇できるだけ、仕上がりに近い乾いた髪で切りましょう。濡らしたときは乾くと短くなる事を忘れずに。
◇前髪を引っ張りながら切ると短くなってしまうので注意しましょう。
◇ハサミをいれるときは、髪をなるべくカラダと”水平”に近い位置で切りましょう。髪を斜めに持ち上げて切るときは、短めに切ってしまうキケンがあるのでご注意ください。
◇ハサミを使うとき、とくに縦にハサミを入れるときは、指を切りやすいので気をつけてください。
◇思い切って一度に切らずに、少しずつ短く、理想の長さに近づけるように確認しながら切りましょう。
スタイル別・セルフカットでの前髪の作り方
①ちょっとだけ切って長持ち:長めなナチュラル前髪の切り方
前髪の長さは絶妙なラインを保ちたい…。ちょっとだけ切って前髪を長持ちさせたい…。そんな方におすすめの失敗しにくいベーシックな方法です。
伸びた分だけ前髪を切りたい人、前髪の分量の少ない人は、ナチュラルな前髪を作るのに向いています。
カットの仕方~三角に分けて、パツンとジグザグに切る
(2)切りたい長さよりも少し長めの位置でパツンと切ります。
(3)毛先を2~3回に分けてやや斜めに切り揃えます。
(4)1回目に切った髪に合わせて残りの髪も切っていきます。
(5)両サイドの髪はチョコチョコと斜めに合わせるように切ります。
(6)コームでとかして、全体のバランスを整えたらできあがりです。
②揃えて切るだけ:簡単ぱっつん前髪の切り方
西欧風のぱっつん前髪は、blunt cut(ブラント カット)と呼ばれていて海外で人気です。
blunt cut(ブラント カット)は切りっぱなしという意味です。少しラウンド気味にカットしても◎
カットの仕方
(2)中央の前髪を、1cmくらいの幅に残して、左右はピンでとめておきます。
(3)長さを決めたら、気持ちやや長めにハサミで揃えて切ります。
(4)長さを確認しながら、(2)と(3)をくり返します。
(5)前髪の端の部分をコームをあてながら繋げて切ります。
③カーブしたラインで小顔効果:厚めバング(ラウンドカット)の切り方
厚めの前髪をつくる方法です。顔のカーブにあわてカットします。
厚めのラウンドカットは、若くみえ小顔効果がある前髪です。
厚めバングは、おだんごやポニーテールなどのすっきりアレンジとあわせてもかわいい前髪です。
カットの仕方
(2)前髪を、横に薄く三等分にして、ピンでとめておきます。
(3)内側(1番下の層)からカットします。はさみは縦にいれてください。
【ポイント】顔のカーブにあわせサイドにむかって少し長めにすることで、小顔効果がでます。
(4)上の層の髪をおろし、切った下の層にあわせてカットします。これをくり返します。
(5)全体の長さを切り終えたら、毛量を調節してできあがりです。
④おでこを透かす、シースルーバング:大人っぽい前髪
"シースルーバング"は、額が透けてちらっと見えるくらいの量の前髪のこと。
シースルーにすると重たさを感じさせない、エアリーな雰囲気を出すことができます。
ダークカラーの髪色や少し重たいヘアースタイルでも、前髪が軽くやわらかな印象を作ってくれて、抜け感のあるやさしい印象に。
前髪に透け感があるため、目元が強調され、アイメイクが映えて、パッチリ大きい目元を演出してくれます。
カットの仕方
(2)シースルーの範囲は心持ち横幅を狭くすると小顔効果UP。はさみを縦に入れてすいていきます。
(3)ブラシやヘアアイロンを使って、ふんわり巻くと、かわいらしい雰囲気になります。
(4)ワックスやジェルで束感を出すと、動きが出てきれいに仕上がります。
⑤自然にサイドに流す:フェミニン前髪の切り方
前髪と顔まわりの髪をわけてカットするのがポイントです。自然な毛の流れを作って、前髪からサイドの髪のラインをつなげることで、フェミニンな印象をつくります。
くせやうねりのある髪も、かわいく活かせる前髪です。
カットの仕方
(2)前髪を、流したい方向と“逆方向”に少しだけ櫛でひきだし、縦にはさみをいれカットします。コームをはなしながら、長さを微調整してください。
(3)ピンをはずして、黒目横からの髪を、前髪の長さからサイドヘアへ、ラインがつながるように斜めにはさみを入れます。
(4)斜めの部分もふくめ、全体の毛量を調節してできあがりです。
こちらの動画で、わかりやすく説明してくれます。
⑥斜めに流す、アシンメトリー:エレガント前髪の切り方
大人でエレガントな雰囲気に仕上がる方法です。
カットの仕方
(2)真ん中あたりの毛の長さが、流すときの長さになるので、ガイドラインにします。
(3)(2)の真ん中へむかって、上から下へ、縦にハサミを入れます。
(4)できあがりはVの字になるイメージです。
(5)流して整えてみて、毛量を調節したらできあがりです。
髪をすくとき時は、ほかのやり方と同じように、下から縦にハサミを入れてください。
⑦ちょっぴりモードな印象に:短めギザギザバングの切り方
思い切ってザクッと切った前髪が爽快な、ラフでおしゃれな印象を与えてくれる短めギザギザバング。
カットの仕方
(2)前髪を上下2つに分け、上の部分をピンなどでとめます。
(3)ハサミを上から縦に入れて毛先部分をカット。
(4)隙間を開けたい所を調整しながら何度か繰り返します。
(5)とめておりた上の前髪も同じ様にカット。
(6)すきバサミで全体を整えます。
⑧若々しくキュートな印象に:オン眉ぱっつん前髪の切り方
若々しくフレッシュな印象になるオン眉前髪。お店だと思ったより短くなりすぎた・・・という経験がある人は、セルフカットに挑戦してみるのも良いかもしれません。
オン眉のぱっつん前髪は、長さが重要なポイント!前髪を巻いてスタイリングする場合は、切りすぎないように注意が必要です。眉上ギリギリの長さにしておくと失敗しにくくなります。
カットの仕方
(2)コームで髪を整え、前髪を三角にとって、サイドはピンなどでとめます。
(3)クシで切りたい長さのガイドラインを決め、ハサミの背を額に当てるようにしながらまっすぐ切っていきます。このとき、クシは平行に保つのがポイント。
(4)5mm~1cmぐらいの間隔で、毛先に縦にハサミを入れて整えます。厚みが均等になるように注意しましょう。
⑨大人可愛いスタイルに:ベビーバングの切り方
眉上×斜め前髪を組み合わせたベビーバング。ちょっぴり個性的かつ小顔効果もあり、ぱっつんよりも似合う人が多い髪型です。
短い部分と長い部分のメリハリがポイント。動きが出るようにカットしていきましょう。
カットの仕方
(2)コームで髪を整え、前髪を三角にとって、サイドはピンなどでとめます。
(3)切り込みを入れる部分と一番短くする長さを決めたら、クシでアシンメトリーのガイドラインを決め、ハサミの背をおでこに当てるようにしながら切っていきます。
(4)前髪を上下に分けて、下のほうの前髪の毛先をすきバサミですいていきます。このとき、前髪のラインとすきバサミの角度をあわせるのがポイントです。
(5)さらに普通のハサミで、毛先3cmに1~2cmの間隔でななめに切り込みを入れていきます。
(6)上の段の前髪をおろして、下の段の前髪と同じ要領ですきバサミ、普通のハサミを入れて整えていきます。
スタイリングの際は、束感を出すようにしながらセットするのがおすすめです。アイロンで巻くのも可愛いですよ!
⑩その日の気分で印象をチェンジ:ダブルバングの切り方
分け目を変えることで、短めの前髪も長めの前髪も両方楽しめます。
カットの仕方
(2)短くする部分の幅を決め(動画では目の内側)、垂直に上がった部分から前髪を三角にとり、短くしない部分の前髪はピンなどでとめておきます。
(3)短くする前髪を垂直におろして長さを決め、ハサミの先の方ですこしずつ切っていきます。
(4)すきバサミで毛先をすいて調整します。
(5)長くする部分の前髪をおろして、短い方の前髪が隠れる方向に髪の毛を持ちながら長さを決めます。
(6)短い方と同様にハサミの先端ですこしずつ切ったら、すきバサミで毛先をすいて調整します。
(7)左右に分け目を変えながら、全体を調整します。
⑪今っぽいアンニュイな表情を:うざバングの作り方
前髪を伸ばしている途中の人におすすめのうざバング。
前におろしても可愛いのですが、真ん中分けにしたり、かきあげ前髪にしたり、さまざまなアレンジも楽しめます。
カットの仕方
(2)分け目を決めたら、一番長くする部分と短くする部分の長さを決めます。
(3)そのままななめにカットしていきます。
(4)反対側の前髪を、先ほど切った部分の一番長い部分に揃えてカットします。
(5)一番短い部分と長い部分をつないで、ななめにカットしていきます。
(6)前髪の角度とハサミの角度をあわせながら、すきバサミで毛先をすいていきます。
スタイリングの時は、アイロンで巻いたり束感を出すようにするとかわいく仕上がります。
⑫モードな雰囲気をまとって:ワイドバングの切り方
面長の人におすすめのワイドバング。顔の形を丸く矯正し、たまご型に近づけてくれる効果があります。
個性的でおしゃれな雰囲気になり、ロングヘアとも相性ばつぐんです!
カットの仕方
(2)口角と目尻を結んだ線から頭頂部を結んだ線で、三角形に前髪をとります。
(3)前髪を上下に分けて、上の髪はピンでとめておきます。
(4)生え際の髪をとり、指ではさみながらハサミの先を使って少しずつ、一直線に切っていきます。
(5)こめかみ部分の髪をとり、真ん中の髪の毛とつながるようにしながら、外側が少し長くなるように(ラウンド状になるように)切っていきます。
(6)とめていた上の髪を下ろして、下の髪と同じ長さになるように切っていきます。
(7)毛先にすきバサミを入れて、調整していきます。真ん中は少し厚めに、サイドは少し深め&多めにすくようにすると自然になります。
⑬キュートな大人っぽさ:センター分け前髪の切り方
前髪の長さはないけど、今っぽいセンター分けにしたい!という人におすすめの前髪です。完全にセンターパートにするというより、自然に左右に分かれるのが理想的。普通におろしたり、ななめに流したりも楽しめます。
カットの仕方
(2)眉間にかかる部分の髪の毛をクシでとかしながら垂直におろして、内側が少し短くなるように、指でななめにはさみます。
(3)ハサミの先端を使って少しずつカットしていきます。
(4)眉間にかかる髪の毛を持ち、縦に引き出します。
(5)毛先のななめになっている部分を、まっすぐ揃えるようにカットします。(そのまま指をひねって下におろすと切りやすいです。)
(6)反対側の前髪も同様にカットします。
セットする時は、両サイドの前髪を外側に向かって巻くとスタイリングしやすいです。
⑭ほどよい隙間&束感がほしい:ジグザグ前髪の切り方
シースルー前髪ほど薄くないけれど、少しおでこが見えるぐらいの隙間がほしいときにおすすめのカット方法です。
ただぱっつんにするだけではうまく隙間ができないので、セットの時に束感が出やすくなるようにカットしていきましょう。
カットの仕方
(2)前髪の長さを決めたら、ハサミの先を使いながら少しずつ、一直線にカットしていきます。
(3)ハサミを縦にしながら少しだけ角度をつけて、5mm間隔ぐらいで毛先にハサミを入れていきます。このとき、角度をつけすぎるとギザギザ感が強くなってしまうので、ほんの少しだけにしましょう。
(4)前髪をおろして、全体のバランスを整えます。
⑮伸ばしかけ&大人っぽいスタイルに:長め前髪の切り方
前髪を伸ばしている途中だけど、巻きづらいので少し軽くしたい…前髪が長いままだけど、顔周りは少しだけ短くしたい…という人に知っておいてほしい切り方です。
うしろで結んだときなどは、顔周りに前髪が少しかかっているほうがニュアンスが出ておしゃれだったり、小顔にも見えますよね。
カットの仕方
(2)耳にかけたい場合は、口元ぐらいの長さにするのがおすすめ。カットする前に、耳にかかるかどうか確認しておきましょう。
(3)前髪の内側を短くするとサイドに流しやすくなるので、希望の長さより両サイドの外側が長めになるようにしながらカットしていきます。
(4)毛先をすきバサミですいて、毛先が流しやすいようにします。
(5)いつも巻いてセットしている人は、実際に巻いてみてから長さを微調整してもよいでしょう。
前髪アレンジでコーデの幅も素敵に!
ハットやバンダナなど、いつもと違うコーディネートにも、ぜひチャレンジしてみてください。
長めのナチュラル前髪:同系色コーデでシンプルな遊び心を
長めのナチュラル前髪は、セットアップや同系色コーデなど、シンプルかつ遊び心のあるコーデがおすすめ。たまには前髪を強めに巻いてみると、雰囲気も変わっておしゃれが楽しくなります!
ぱっつん前髪:ナチュラル+スポーツMIX
厚めバング:クラシカルなテイストを取り入れて
厚めバングには、レースやフリルがあしらわれたクラシカルなブラウスが似合います。アンニュイな雰囲気とミックスされて、ガーリーすぎずナチュラルテイストに仕上がりますよ。
シースルーバング:淡い色で涼しげ&ピュアな雰囲気に
爽やかな印象のシースルーバングには、淡い色のブラウスを合わせてみるのがおすすめ。いつもより明るく、フェミニンな印象になります。
フェミニン前髪:抜き襟ブラウスで大人っぽさを
大人っぽさを生かしてくれる、シンプルで色気のある抜き襟ブラウス。ワイドパンツやロングスカートを合わせて、ゆるっとした雰囲気もプラスしてみて。
エレガント前髪:きれい色トップス+デザインピアスでコーディネート
短めギザギザバング:ボリュームトップスで個性的に
短めギザギザバングには、ボリュームのあるトップスが好相性。シンプルでも、ちょっぴり個性的なおしゃれを楽しめます。
オン眉ぱっつん前髪:帽子から前髪をのぞかせて
オン眉の人にぜひ楽しんでほしいのが、帽子からちょびっとのぞく前髪がキュートなコーディネート。カンカン帽やニット帽など、短め前髪だからこそのかわいさを楽しんで!
ベビーバング:いつもよりガーリーなワンピースを
ベビーバングには、いつもより少しかわいらしいワンピースを合わせてみて。意外にもバランスが取れて、甘すぎるかも…なコーディネートがぴったりハマります。
ダブルバング:バンダナやスカーフで変化を楽しむ
ダブルバングは、帽子やバンダナ、スカーフなど、被りもののおしゃれを楽しんで。前髪の出し方によっても印象が変わるので、同じアイテムでも変化がつけられます。
うざバング:マニッシュなコーディネート
アンニュイな雰囲気の漂ううざバングは、ロングでもショートでもマニッシュなコーディネートがおすすめ。メンズライクなアイテムを使って、雰囲気たっぷりのおしゃれを楽しみましょう。
ワイドバング:ヘアアレンジで横顔を魅せる
横顔に注目してほしいワイドバングは、後ろにまとめるヘアアレンジに挑戦してみて。マットなオレンジ系の口紅とコーディネートして、強すぎないモード感を楽しみましょう。
センター分け前髪:カジュアルど真ん中のコーディネート
センター分け前髪は、とことんカジュアルな服装と好相性!ベーシックだけど今どきのエッセンスがある、シンプルなおしゃれを極めましょう。
ジグザグ前髪:アイウェアでキュートに
ちょっぴりラフさのあるジグザグ前髪は、いつもより個性的なアイウェアに挑戦してみて。変わったフレームのめがねやサングラスなど、いつもよりキュートに付けられます。
長め前髪:マニッシュな服装でフェミニンに
長め前髪には、大きめのニットやワイドパンツなど、マニッシュな服装がよく似合います。フェミニンさが中和されて、大人っぽいヘルシーな色気のあるカジュアルファッションに。
いかがでしたか?
前髪のセルフカットの方法をご紹介しました。次にヘアサロンへ行くまでに前髪が伸びてしまったとき、前髪だけ好きなスタイルにチェンジしたいときなどに、お役に立てたらうれしいです。
必要なものは、
◇よく切れるハサミ
◇ダッカールなどのクリップやピン、ゴムやヘアバンドなどの髪をとめるもの
◇コーム
です。
100均でもヘアカッターを手に入れる事ができますし、前髪カット用クリップやヘアキャッチャーなどの便利グッズも扱っています。