意外と難しいお呼ばれメイク
メイクを始める前に。お呼ばれメイクで心がけたいこと
結婚式会場の優雅な雰囲気に、さらに華やかさを添えるのがゲストの役目。普段はナチュラルメイク派という方も、結婚式というフォーマルな場では、いつもより少し華やかな雰囲気にするのがベストです。そのためにも、スペシャルな日にぴったりのメイクをマスターしましょう。
写真映えしないメイクの原因はなんだろう?
色味が消えてしまう
写真を撮った時、肌馴染みの良いアイカラーやチークなどは色が飛んでしまうことが多く、グロスも光を反射してしまいがち。そのためベースメイクが薄いとスッピンに見えてしまい、ぼんやりとした印象になってしまいます。
ファンデーションの色が合っていない
顔だけ白浮きしてしまった、肌色がくすんでしまって疲れ顔に見える、顔色が悪く具合が悪そうに見えるなど、ファンデーションの色が自分の肌に合っていないと、写真写りの印象も変わってしまいます。
立体感がなくのっぺりとしてしまう
同じ色だけで仕上げた単調なベースメイクだったり、パーツごとのメイクが弱かったりすると、せっかくメイクをしていてもメリハリに欠けてしまい残念な印象になってしまうことも。
写真映えするお呼ばれメイクHOW TOW
1. まずは崩れにくいベースメイク作りをしましょう
化粧直しのタイミングがなかなか掴めない結婚式。直す時間もあまりありません。化粧崩れ防止のためにも、ベースはいつもよりも念入りに作りましょう。
化粧下地は、コントロールカラーを使用して肌色を調整すると◎肌のくすみをカバーしたい場合は、ふんわり明るく見せてくれるピンクがおすすめです。パープルやグリーンは、まぶたや頬の高い位置に薄くのばしましょう。
部分的に使用することで、下地だけで立体感のあるベースを作ることができます。
写真を撮った時の白浮きやテカリを防ぐには、サラリとした少しマットな質感に仕上げるのがコツ。
フェイスラインに沿って自然なシェーディングを入れると引き締まった印象になります。ハイライトは控えめに。鼻筋に沿って一往復程度でOKです。
2. 眉毛は「幅」と「長さ」がポイント
「眉毛は顔の額縁」といわれているように、写真写りを左右してしまうほど重要な部分。写真写りが良くなるためには眉毛の描き方にポイントがあります。
・普段よりも少し太めに描く
・眉毛の下部分を描き足すようにして目から眉毛までの距離を短めにする
・普段よりも気持ち長めに描く
・髪の毛の色と馴染む色を選ぶ
眉毛がきちんと存在することで、写真でアイメイクの色が飛んでしまっても顔の印象が弱くなってしまうことはありません。ふんわりぼかして優しい印象に仕上げるのを忘れずに。
3. アイメイクはやりすぎに気をつけて品良く
アイライン
普段はあまりアイラインを入れない方も、お呼ばれメイクではぜひ取り入れてみましょう。リキッドタイプのアイライナーでまつ毛の隙間を点で埋めるようにし、点と点を繋げるようにラインを引くと、きれいなアイラインを描くことができます。
アイシャドウ・マスカラ
その日の服装の色に合わせたアイカラーで統一感を出すとぐっとおしゃれな印象になります。
マスカラはパンダ目にならないように、ウォータープルーフタイプで涙対策をしましょう。つけまつげをつける場合は、自然な長さとボリュームのものを選ぶと◎
パール感のあるオレンジゴールドは若々しく華やかな印象でお呼ばれメイクにもぴったりです。まぶたの中央にハイライトを入れると立体感のある目元になり、グラデーションをつけなくても大人っぽく仕上げることができますよ。
4. 血色チークとセミマットのリップカラーで仕上げましょう
チーク
若々しく可愛らしい印象に仕上げるなら、こんなピンクアプリコットカラーがおすすめ。ともすると控えめ過ぎてしまうベージュ系のカラーも、明るいトーンを選ぶことでくすみを回避することができます。清楚な印象なのも◎
リップ
大人っぽく仕上げたい時のリップカラーはやっぱりレッド。つけた後にチークの粉を少し乗せてテカリを抑えると、派手になり過ぎず上品なセミマットに。
乾杯やお食事の際に多少口紅が落ちてしまうのは仕方のないこととしても、グラスにべったり残るようなことは避けたいですね。
深みのあるボルドーはラインをしっかりとって印象的に。
キリッとした知的な雰囲気は、スピーチなどを頼まれて人前で話す際にも好印象です。
しっとり女性らしい色なので、お着物メイクにもぴったりですよ。
服装やテーブルマナーなどと違って、お呼ばれメイクに厳密なマナーというものはありませんが、式場の格式や結婚式の形式などを考慮したメイクを心がけましょう。ついつい頑張ってしまいがちなお呼ばれメイクですが、“主役は花嫁”ということを忘れずに。