毎年こわい?紫外線
《内から対策のススメ》
抗酸化作用のあるビタミンを摂ろう!
肌荒れ防止「ビタミンA」
ビタミンAは抗酸化作用があり、肌や粘膜を正常に保つといわれている栄養素です。にんじんやほうれんそうなどの緑黄色野菜に多く含まれています。油と一緒に摂ると吸収率がアップするので、炒めたりゴマなどと和えたりすると効果的です。
ビタミンAの主要な成分であるレチノールには、目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強めたりする働きがあります。
色素沈着を防止「ビタミンC」
ビタミンCも抗酸化作用のある栄養素で、コラーゲンの生成を助けてくれます。シミの元となるメラニンが過剰につくられるのを抑えて、色素沈着が起こりにくくする働きも。イチゴや赤パプリカ、ブロッコリーに多く含まれます。1日に大量に摂ると吸収率が低下するので、毎日少しずつ摂るようにしましょう。
皮膚のメラニン色素の生成を抑え、日焼けを防ぐ作用や、ストレスやかぜなどの病気に対する抵抗力を強める働きがあります。
ビタミンCたっぷりのフルーツでも「ソラレン」が含まれると紫外線の影響を受けやすく、シミのリスクを高めてしまうので注意が必要です。摂取してから2~7時間は影響があるので、朝は避けて夜に摂るようにしましょう。
血流を改善「ビタミンE」
ビタミンEは体内の脂質の酸化を防いで体を守ってくれる栄養素です。アーモンドやヘーゼルナッツ、アボカドなどに多く含まれています。ビタミンCと一緒に摂取すると抗酸化作用が高まるのでオススメです。
過酸化脂質の生成を抑制し、血管を健康に保つほか、血中のLDLコレステロールの酸化を抑制したり、赤血球の破壊を防いだりする作用もあることが知られています。また、細胞の酸化を防ぐため、老化防止にも効果があります。
健康な肌を作る「タンパク質」
タンパク質は、筋肉や骨、血液の材料となる重要な栄養素。動物性と植物性のタンパク質があり、動物性は肉類、魚介類、牛乳・乳製品、卵など、植物性は大豆や小麦などがあります。ビタミンだけではなく、タンパク質もバランス良く摂取することで肌と体の健康をキープしましょう。
紫外線を浴びると皮膚の中で発生する「活性酸素」は、体を酸化させてシミやシワの原因になることも…。活性酸素を除去する働きの“抗酸化作用”がある栄養素を積極的に摂ると◎。特にビタミンA・ビタミンC・ビタミンEは「ビタミンACE(エース)」とよばれ、美肌作りや風邪予防にも効果が期待できる栄養素です。