第一印象を決める『髪』の正しい知識知ってます?
実は間違った知識でヘアケアをしている方も多いので、あなたの知識が嘘か?本当か?答え合わせをしながらぜひ読んでみてくださいね。
髪の知識嘘?本当? 〜成分編〜
海藻が髪の毛を健康にするって聞いたけど...
髪の毛に必要な成分の大半はタンパク質?
髪の毛の成分の90%以上はタンパク質で作られています。
髪の毛はケラチンというタンパク質が90%以上ほどを占めているので、良質なタンパク質を撮ることが最も重要なのです。
日本食では良質なタンパク質を多く摂取できます。納豆、豆腐、味噌、醤油などの豆類、卵などがその代表例。
他にも牛乳やヨーグルト、豚肉や鶏肉からも摂れます。
タンパク質だけでは不十分ですので、野菜や果物もしっかりとってバランスの良い食事を意識することが大切です。
ダイエットで髪質が変わる?
食べ物の制限ダイエットをすることで、体内へ取り込む栄養素の偏りにより、髪質に変化があります。髪の毛は毛細血管から送られる栄養素によって毛母細胞という毛根の奥の工場で作られます。口からとった食べ物(栄養素)を原材料としています。
栄養が偏ったり、ダイエットで食事制限や絶食すれば、当然髪の毛の原材料不足になり、髪の毛一本一本が栄養不足により細くなったり、くせ毛になったり、抜け毛につながります。
髪の知識嘘?本当? 〜修復編〜
枝毛は修復できる?
一度枝毛になってしまった部分はくっつきません。切るしかないのです。髪の毛の毛先が2本以上に別れて枝毛になっている場合、残念ながらその枝毛を修復することはできません。枝毛の裂けている部分より短くカットすることで、これ以上の枝毛にならないように予防するしかないのです。
過度なヘアカラーやパーマ、ヘアアイロンの繰り返しの使用により起こる枝毛。枝毛になる前にヘアケアをしっかりすることで予防できます。
トリートメントで栄養を補える?
自己再生能力のない髪の毛には外から栄養分を補ってあげるトリートメントが効果的です。
髪の毛はもともと死滅細胞で、見えている部分に関しての髪の毛は死んだ細胞です。髪の毛自体に自己再生能力はなく、髪の毛への栄養は外からトリートメントで補うほかないのです。粒子の細かいトリートメントほど、キューティクルの隙間から栄養が入り、髪の毛の内部のコルテックスに入り込みダメージ修復をしてくれます。
その成分はシャンプーをするごとに外へ流出していくため、毎日のトリートメントが必要になってくるのです。
髪の知識嘘?本当?〜毎日のヘアケア編〜
ドライヤーで髪の毛は傷むので自然乾燥がいい?
髪の毛は濡れている時が一番傷みやすいのです。
濡れた髪の毛はキューティクルが開いた状態で、最もダメージを受けやすい状態です。濡れている状態で寝てしまったり、タオルでゴシゴシこするのはNGです。開いたキューティクル同士が傷つけ合います。
ドライヤーで髪が傷むのではなく、その使い方で髪が傷むのです。短時間で乾かせたり、イオン発生するドライヤーがおすすめです。
シャンプーは髪の毛の汚れを取るもの?
頭皮の汚れや毛穴にこびりついた皮脂を洗うためのシャンプーを意識しましょう。髪の毛はこすりすぎると傷みます。
シャンプー剤は「頭皮」の汚れをきれいにするものです。
水だけでも髪の汚れの8割は流れます。
シャンプーがついた髪の毛をこすり合わせて洗っている人、いませんか?その行為で髪の毛を傷めてしまっています。きめ細やかに泡立てたシャンプー剤で優しく洗うだけでOKです。
毎日使うブラシは天然素材の毛が◎?
髪の毛に優しい天然素材は髪の毛の絡まりを取り、ツヤを与えます。
髪の毛をブラッシングしたり、ブローするのに毎日使うヘアブラシ。毛の素材は豚毛もしくは猪毛のものを選びましょう。頭皮の汚れを浮かし出したり、髪の毛にツヤを与えたり、静電気もおきにくいのが特徴です。多少値段はしますが、長く使えるので、ぜひいいものを選んでみてください。
髪の毛も肌と同じように日焼けする?
頭は太陽に近い分、肌よりも紫外線のダメージを受けています。
紫外線により肌にダメージを受けるのと同じで、髪の毛もダメージを受けます。キューティクルに負担がかかり、それにより、髪の毛の中の成分が流出しやすい状態になります。
毛先のパサつきや髪の毛の乾燥の原因になります。
髪の毛や頭皮用の紫外線防止のスプレーやオイルで髪の毛の紫外線対策をしましょう。
5月から紫外線のピークが始まるので、早めの紫外線対策を始めることが必要です。
髪の毛の嘘?本当?〜ケミカル編〜
傷まないヘアカラーってあるの?
答えは,,,嘘
ヘアカラーは髪の毛の内部の化学反応により髪の毛の色を変えるものなので、傷みにくいヘアカラーはありますが、傷まないわけではありません。
ヘアカラーは髪の毛の内部のメラニン色素を分解し、そこに色を入れます。
カラー剤は進化してダメージができるだけ軽減できるようにはなりましたが、全くダメージがないというのはありません。
傷まないのを最重要に考えるのであれば、酸性カラーのヘアマニキュアか天然成分で染めるヘナがおすすめです。
ただ、色を明るくすることはできないのと、色味も少ないデメリットはあります。
カラー&パーマのW施術は髪の毛が傷む?
カラーもパーマも髪の毛の内部で化学反応を起こして色や形を変えるものです。思っている以上に髪に負担がかかっているのです。
ヘアカラーとパーマの同時施術は基本的にはNGです。色が理想通りにならなかったり、パーマのかかりが弱くなってしまう場合もあります。
ヘアカラーもパーマもどちらもしたい場合には、パーマをかけた日から最低一週間空けてからカラー施術をしましょう。
トリートメントは必須で、日々のヘアケアも忘れずに。
「髪」の嘘?本当? あなたはいくつ当たっていましたか。
意外と知識が間違っていた方もいるのではないでしょうか。美髪をキープするためには正しい知識で毎日のヘアケアを意識することが大切です。これで今日からあなたのヘアケアの意識も変わっていくことでしょう。美しい髪の毛でヘアスタイルを楽しむことをしていきませんか。
髪の毛を作るのには必要な成分(ミネラル)ではありますが、最重要成分ではありません。
髪の毛を健康にしたいなら、『ワカメや昆布などの海藻を食べればいい』と言われたことはありませんか?もちろん海藻類に多く含まれるミネラルは身体や髪の毛には必要な栄養素ではあります。しかし、髪の毛に一番必要な成分がミネラルというのは間違っています。