毎日、透明感のある肌でいたい
ですが、仕事や家事、育児などで忙しい日々の中で、睡眠時間が少なくなってしまったり、疲れやストレスなどお肌の負担になってしまうものが増えてしまうと、透明感のある肌を自然に作るのはちょっと難しいときがあると思います。毎日のメイクで、透明感のある肌を叶えられたら…。
だからと言ってコスメを使って明るい肌に見せたいと、ファンデーションを1段明るめのカラーを選ぶのは、あまりおすすめできません。肌色に合っていない明るい色のファンデでは、白浮きして自然な透明感には見えにくいのです。では、どうしたら?
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
目指したいのは、内側から艶めく透明感のある肌
肌の内側から艶めくような肌を作るのには、化粧下地を使うのが最適です。化粧下地を使うことで肌の表面がなめらかになりファンデのノリもよくなりますし、お化粧崩れもしにくくなります。
また、最近は「コントロールカラー」の効果も兼ねた化粧下地も各色販売されています。コントロールカラーは、クマやくすみ、赤みといったお肌の悩みを、補色の効果を使ってカバーするもの。上手に使って、ファンデの下から透明感を出す肌作りを目指しましょう。
コントロールカラー、色ごとの効果違い、塗る位置は?
コントロールカラーは、その色によってお肌の見せ方の効果が変わります。それぞれのお肌の色味、またその日のお肌の血色によって、使用感が変わってきます。何色かを持って、使い分けられるといいですね。
目のクマにはオレンジ系、くすみ補正にはイエロー系を
オレンジ系は、目のクマやくすみを抑えたいときに、特に部分使いがおすすめです。
イエロー系は肌のくすみや色ムラを抑えたいときにおすすめです。比較的どんな肌にも馴染みやすい色味で、全体に使うとトーンアップの効果があるそうです。ですが、顔が青白い人がイエロー系を使うと、逆にくすんで見えてしまうこともありますので注意してくださいね。
血色プラスにはピンク系を
ピンク系は、顔が青白くなりやすい人が血色のよい肌に見せたいときに。健康的な白肌に見せたいときに向いています。ただ、お肌に赤みがある人は、余計に赤みが目立ってしまうので注意が必要です。血色よく見せたいとき、頬などから部分使いでお試しがいいかも。
黄くすみにはブルー系
ブルー系は黄くすみを押さえた透明感のある肌に見せたいときに。全体に塗ってしまうと青白くなってしまうので、こちらも部分使いが特におすすめです。ハイライトの代わりに、明るくさせたいところにのせましょう。
赤みを抑えるにはグリーン系を
グリーン系は、ピンク系と対照的に、赤みを抑えたい部分に使うのがいいでしょう。にきび痕が気になる方は、コンシーラーの代わりに部分使いもおすすめです。
透明感を出すにはパープル系がおすすめ
パープル系はつけると透明感が出ると、最近人気のカラーです。パープルは、ピンクとブルーの中間の色。くすみを抑えて、明るく上品な肌に見せてくれます。全体に塗ってしまうと逆に膨張感が出てしまうので、最初はハイライトを強調させたい部分から少しずつ足して様子見をしてみてください。
自分の肌色&状況にあったチョイスを
おおよそのカラーを各色ご紹介しましたが、肌色やその日のお肌の血色をみて、その都度チョイスをするのがおすすめです。お化粧をしてすぐは透明感があるけれど、夕方になるといつも以上に顔色が悪く見える…ということもあるので、「私はこの色!」と決めすぎず、状況や体調などによってカラーやつける量を選びたいものです。
また、例えばピンク色でも、濃いものから薄いものまでさまざまなピンク色のコントロールカラーが出ています。「ピンク色ならなんでもいい」と考えず、肌色の白い人は薄めのピンクを選んでみるなど、自分にあうものをじっくり探してくださいね。
化粧下地&コントロールカラーの使い方
まずは日焼け止め&化粧下地を
コントロールカラーは部分使いでお試しを
コントロールカラーは、頬の赤みにはグリーン系、目のクマにはオレンジ系、にきび跡にはイエロー系といった、ポイント使いがおすすめです。ただし何色も使いすぎると顔色のバランスが悪くなってしまうので、1度に使う際は2色程度にしておきましょう。透明感を出して明るく見せたいという場合は、特に明るさを強調したい部分にハイライトとして、くすみを押さえるブルー系やパープル系をほんの少しのせてみて。
必要に応じてコンシーラーをON
コントロールカラー効果のある化粧下地を使った場合、お顔のお悩みがかなりカバーされると思いますが、シミやクマ、にきび痕などが気になる方は、コンシーラーを使ってカバーしてもよいでしょう。ポイントはコンシーラーをのせるタイミング。パウダーファンデーションのときはファンデの前に、リキッドやクリームファンデーションのときは、ファンデの後にのせるのがおすすめです。
ファンデーションはごく薄く
コントロールカラーを使ったら、ファンデーションはごく薄くでOK。下地で透明感を作っていれば、ファンデの色味を明るくしなくても大丈夫ですよ。
崩れにくく&さらなる透明感にフェイスパウダーを
ベースメイクの仕上げに、フェイスパウダーをつけましょう。お化粧が崩れにくくなりますし、パールタイプのものやレフ効果のあるものは、より一層の明るさと透明感を出してくれます。
もちろんメイクでも透明感が出せます
自分の肌色にあったポイントメイクで、明るい顔色に
もちろん、ベースメイクだけでなくポイントメイクでもお肌の透明感を見せることができます。例えばリップ。最近流行している赤リップも、お肌を白く明るく見せてくれますよね。
デパコスからプチプラまで。おすすめコントロールカラー&化粧下地
エレガンス「パンプリフティング ベース R」は、お肌にハリがほしい人にもおすすめのメイクアップベース。ハリのあるふっくらとした肌に見せてくれるそう。カラーはピンクとベージュの2種類。ピンクが人気のようです。
プチプラの化粧下地で圧倒的な人気を誇るセザンヌ。「UV ウルトラフィットベース N」は高保湿の下地で、瑞々しい肌作りを助けてくれます。色はライトベージュ、ライトブルー、ライトピーチの3色です。
また、同じくセザンヌの「皮脂テカリ防止下地」は崩れにくいということでSNSでも話題。メイクが崩れを防ぎ、化粧もちをよくする成分を配合した下地とのことで、一時は人気で品切れになることも。色はピンクベージュライトブルーとライトブルーの2色です。
色の効果を知りたいときはプチプラアイテムで試してみても
自分の肌にどんな色が合うのかわからない、手に取ってみたときと顔に塗るときはちょっと違う気がする、買ってみて違ったときにがっかりしそう…と思う方は、まずは失敗しても惜しくないプチプラアイテムからお試ししてみてはいかがしょう。最近では100円均一でも取り扱っているところがあります。サイズも小ぶりなので、旅行用にしてもいいですね。
下地を味方につけて、いつでも透明肌に
透明感のある肌は、ポイントメイクを引き立たせ、また自身の健やかさも表現できます。上手に化粧下地を使って、明るく健康的なベースメイクをしてみましょう。いつでも健やかで美しいあなたでいられますように。
朝、メイクをするとき、肌の調子がよくて「今日は透明感があるな」と思う日、ありませんか。そんな日は、肌だけではなく気持ちも潤うというもの。できれば毎日、透明感のあるきれいな肌でいたいですよね。