ホストが心得ておきたいポイント
ゲストの好みを知っておく
ウッディ・アレンの映画でお馴染みのパーティーシーン。大人たちが各々のペースで、会話とお酒を楽しむ姿が印象に残りますよね。あの寛いだ雰囲気は、居心地が良い空間だからこそ醸し出せるもの。ホスト側として、皆が快適に過ごせるように幾らか心配りはしておきたいですね。たとえば、お料理も、生魚が苦手な人に「手巻き寿司パーティー」はいただけません。実際に、筆者は、フランス人のゲストがいるからと、チーズたっぷりのメイン料理を作ったら、チーズが大の苦手という方で、大失敗してしまった経験があります。もし、あまり相手のことを良く知らないのなら、「苦手なものはある?」「何が好き?」という一言も大切です。
料理のテーマを決める
大体メンバーが決まったら、何となくでもいいので、料理のテーマを決めてみましょう。たとえば、今日はイタリア式にとか、中華でワインはどう?とか、バル風居酒屋メニューで...といった具合に。こうするとゲスト側からも、合わせたいものや飲み物について、色んなアイディアが出てきます。テーマが決まっていると、実際に持ち寄ったときの見栄えも統一感が出ますし、何より「持ち寄ること」自体のイベント感が増して楽しいですよ。
役割分担は分かりやすく
ゲスト側にとって悩みどころは、持ち寄るものがホストが用意してくれているものや他の人と被ってしまわないか、ということ。そんな心配のないように、ホスト側は、役割分担を明確にしてあげるようにしましょう。「ごはんものやパン」「スナックやおつまみ」「果物やデザート」...あるといいなと思うものを前もってお願いしておけるとスムーズです。
ちょっと気の利いたドリンクを用意する
ドリンクは各々で持って来て..というパターンもいいけれど、食事中だけではなく、アペリティフや食後のお茶など、ちょっとした時のドリンク類はホストが準備しておけるといいですね。ホームパーティーなので、かしこまったおもてなしというのではなく、ゲストにも臨機応変に手伝ってもらいましょう。
ゲストが気を付けておきたいポイント
そのまますぐに食べられる!手がかからないフードを持ち寄る
ゲスト側が持ち寄る際に気をつけたいのは、「傷みにくい」、「崩れにくい」といった基本のことはもちろん、すぐに美味しく食べられるものであることが大切。ただでさえ、おもてなしに忙しいホストですから、温めなおしや切り分けたり...といった手間はできるだけ省いてあげるようにしましょう。
移し替えの心配なし!大皿代わりにもなる保存容器を使う
お手製のお料理を持ってくるときには、衛生的で見栄えもいいホーロー製やガラス製の容器に入れると便利。蓋を開けてそのまま食卓に出せるし安定感もありますよね。ホーローの白は、どんなテイストの食卓でも、雰囲気を邪魔しないので、重宝しますよ。
「とりあえず、乾杯!」そんな気軽な合言葉が似合うホームパーティー。持ち寄りにすれば、ホストの負担が軽くなるだけでなく、料理も話題の1つになったり、美味しいお店を紹介し合えたり...新しい発見や楽しみも増えるもの。ただ、皆が心置きなくパーティーを満喫するために、幾つか気を付けておきたいこともあります。ホームパーティーの心得として、ポイントを抑えておきましょう。