子ども心を呼び覚ます‘モンキーブレッド’の魅力
モンキーブレッドには、その食べ方から別の呼び名がいくつかあります。「pull-apart bread(引っぱると別々になるパン」、「pinch me bread(つまんで食べるパン)」など。他に、「monkey puzzle tree(モンキーパズルツリー)」に見た目が似ていることから「monkey puzzle bread(モンキーパズルブレッド)」と呼ばれることも。なんでも、余りに多くの枝を出すことから猿も登るのが困難な木だとか。このように、名前の由来は諸説ありますが、モンキーブレッドは作るのも食べるのも楽しい、子どもから大人まで広く愛されているお菓子パンです。
ブラウンシュガーとシナモンがたっぷり絡まった小さなパン、1つの型にたくさん詰め込んで、焼き上げる。出来上がりには、さらにお好みのグレーズ(ソース)をたっぷりかけて。ホームメイドの素朴さも魅力です。
モンキーブレッドに合うのは、やっぱりコーヒー。カフェオレでも最高です。夜の内に、パンの仕込みを終えておいて、朝焼きあげたら、ほっかほかでスウィートな朝食を楽しめます。見た目もユニークで手で引きちぎって食べるのもまた愉快です。なんだか思わず童心にかえってしまいそうです。
きれいに作らなくても大丈夫!モンキーブレッドの作り方
基本のモンキーブレッド
モンキーブレッドを焼くときによく使う型はクグロフ型ですが、他のものでも代用できます。エンゼル型やシフォン型、タルト型...時にはお鍋でも。小さめに仕上げたいときは、小さいクグロフ型、カヌレ型、ペーパーカップ...。きれいに仕上げなくてもいいから、アイデア次第で色んなものを試してみてはいかがでしょう。
ところで、どうして‘モンキーブレッド’という呼び名なのでしょう?そういえば、お猿が群れでかたまっている状態に少し似ているような気もします。また、引きちぎってから口に運ぶ食べ方が、お猿の引っ張り癖を連想させるという人もいます。