「勉強しなさい」って言っていませんか?
出典:unsplash.com
子どもに対して、勉強、勉強と口うるさく言っていませんか? 頭ごなしに言われてしまうと、やる気も失ってしまいます。「勉強しなさい」を言わなくても自分で進んで勉強をはじめてくれたら嬉しいですよね。
散らかった部屋では集中力が低下する
アメリカのプリンストン大学神経科学研究所によれば、人間の脳は秩序を好み、乱雑にされた環境では認知能力と集中力を低下させるそう。散らかった環境ではストレスを感じ、勉強の効率も悪くなります。
また、勉強する場所と学習用品が離れた場所にあると、勉強の準備をするのも一苦労。そこで、部屋を整理するついでに、勉強に取り掛かりやすい収納にしましょう。
また、勉強する場所と学習用品が離れた場所にあると、勉強の準備をするのも一苦労。そこで、部屋を整理するついでに、勉強に取り掛かりやすい収納にしましょう。
リビング?子供部屋? まずは学習場所を決める
【低学年向け】親の目が届きやすいリビング学習
現在はリビング学習が注目されており、ダイニングテーブルやリビングテーブルで勉強している子が多いのでは? 親の目が届きやすいリビングで勉強するメリットは、子どもがわからなかった時すぐに教えられるということです。また、普段過ごしている場所なので、学習スペースまで移動しなくて済むので、スムーズに勉強に移行できます。
メリット
・わからない時すぐに質問できる
・勉強に移行しやすい
・勉強に移行しやすい
デメリット
・集中できないことも
・テーブルの上が散らかる
・テーブルの上が散らかる
リビングに学習机を置くという選択肢も
ダイニングテーブルやリビングテーブルで学習すると、汚れたり散らかったり、食事の際は一旦片付けなければいけません。そんな時は、リビングに学習机を置くという選択肢もあります。新築ならリビングに勉強スペース用のカウンターテーブルを設置することもできます。
メリット
・学習用品を移動する手間が少ない
・いちいち片付けなくても良い
・いちいち片付けなくても良い
デメリット
・学習机が場所を取るのでリビング狭くなる
【中学年〜向け】静かな環境で勉強できる子ども部屋
リビング学習が良いとは言え、子ども部屋で勉強した方がいい場合もあります。兄弟の話し声・テレビの音など、リビングは学習に集中できる環境ではないこともしばしば。静かな場所でひとりで勉強したいなら子ども部屋に学習机を置くことも考えましょう。
メリット
・集中できる環境
・リビングに学習用品を置かなくても良い
・リビングに学習用品を置かなくても良い
デメリット
・親の目が届きにくい
・途中で遊び始める可能性も
・途中で遊び始める可能性も
学習用品の収納方法
学習用品は勉強する場所の近くに置く
子ども部屋で勉強する際はもちろん、リビングで勉強する際も学習用品を近くに収納することが重要です。学習用品の収納場所から机までの移動距離が短ければ短いほど楽になります。
出し入れしやすいワンアクション収納が基本
収納するまでの動作回数が多くなるに比例して出し入れするのが大変になっていきます。すぐに勉強に取り掛かれるように、学習用品はワンアクション収納を心がけましょう。
ワンアクション収納例
・教科書…ブックスタンドに立てかける
・鉛筆…ペン立て
・鉛筆…ペン立て
定位置管理をしっかりする
収納場所が決まったら、きちんと元の場所に戻せるよう定位置管理も必要です。ちゃんとお片付けができる子は大丈夫ですが、違う場所に戻してしまう時は、子どもが読める文字でラベリングしておきましょう。
持ち運びやすさも考えて
もし、収納場所と机が離れている場合、学習用品をまとめておくと便利。習い事の宿題やプリント、ドリルなど毎日使う学習用品は、運びやすいようにひとまとめにしておきましょう。
グルーピング収納例
・取手付き書類ケースにまとめる
・ファスナー付きナイロンケースに入れる
・A4サイズの収納ボックスに入れる
・ファスナー付きナイロンケースに入れる
・A4サイズの収納ボックスに入れる
学習用品の選び方
選ぶことも時間のロス。使うものを使う分だけ
鉛筆や消しゴムは、1度にひとつしか使えません。たくさんあるとどれを使うか迷ったり、必要なものを探すのに時間がかかったり、ムダなことに時間を費やしてしまいます。
文房具は必要な分だけ取り出しやすい場所に置く。ストック品は使いやすい場所に収納する必要がないので、別な場所に収納しておきましょう。
文房具は必要な分だけ取り出しやすい場所に置く。ストック品は使いやすい場所に収納する必要がないので、別な場所に収納しておきましょう。
ストレスNG!使いやすさも重視して
あまり消えない消しゴム、セットするのが面倒な鉛筆削り、長時間持っていると使えるシャープペンシルなど、使いづらい物・使うのが大変な物はストレスの原因に。学習用品は機能性を重視して選びましょう。
学習の妨げにならないアイテム
・よく消える消しゴム
・ワンアクションで削れる電動鉛筆削り
・疲れにくいグリップのシャープペンシル
・ワンアクションで削れる電動鉛筆削り
・疲れにくいグリップのシャープペンシル
学習に繋がるものはおいてもOK
学習用品は、必要な物を必要な分だけ使いやすい場所に置くのが鉄則ですが、直接学校の勉強に関係ないけど、学習に繋がる物は置いてもOK。例えば、本類は国語の学習に繋がると思えば学習用品と同じ場所に収納しておきましょう。
学習に繋がる物
・絵本
・漫画本
・図鑑
など
・漫画本
・図鑑
など
親の接し方で子どものやる気も変わる
できない時叱るより、できた時に褒めるのが効果的
子どもが勉強をやらずゲームやテレビを見てばかりだと、ついつい叱りたくなってしまいますが、勉強が終わった後に褒める方が断然効果的。特に自主的に勉強を始めた時は大げさなくらい褒めましょう。
人間は褒められると快楽ホルモン”ドーパミン”が放出されます。勉強すると嬉しい・楽しい気分になると脳が覚えれば、モチベーションが上がるだけじゃなく、勉強が苦にならなくなるというメリットも。
人間は褒められると快楽ホルモン”ドーパミン”が放出されます。勉強すると嬉しい・楽しい気分になると脳が覚えれば、モチベーションが上がるだけじゃなく、勉強が苦にならなくなるというメリットも。
まずは親がお手本になる
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ひとりで勉強していると、どうしても集中力が続きません。ひとりでやると孤独ですが、2人やると心強いということがありますよね。子どもの集中力が続かないという時は、親も一緒に集中して作業することをおすすめします。
資格のための勉強や家計簿をつける、読書でもなんでもいいので、子どもの隣で黙々と作業するだけ。親が頑張っている姿を見せることで、子どもも頑張ろうと思ってくれるはずです。
資格のための勉強や家計簿をつける、読書でもなんでもいいので、子どもの隣で黙々と作業するだけ。親が頑張っている姿を見せることで、子どもも頑張ろうと思ってくれるはずです。
長い目で見守る姿勢が大事
学習習慣をつけさせたいと思い、ついつい口うるさく言って勉強が嫌いになっては元も子もありません。すぐに学習習慣がつかないからと言って焦る必要はありません。
1年後、中学年まで、など長い目で見守ることが大切。学習習慣が身に付くまでの期間は人それぞれ。それまで親がしっかりサポートしてあげましょう。
1年後、中学年まで、など長い目で見守ることが大切。学習習慣が身に付くまでの期間は人それぞれ。それまで親がしっかりサポートしてあげましょう。
勉強しやすい収納で子どものやる気アップ
勉強のハードルを下げる収納と学習用品の選び方を紹介しました。勉強しようと思った時にすぐに取り掛かれるような収納にすることで勉強の効率もアップします。
親の接し方でも子どものやる気は変わってくるので、参考にしてみてくださいね。これを機会に子どもと一緒に学習用品周りを整理してはいかがでしょう。
親の接し方でも子どものやる気は変わってくるので、参考にしてみてくださいね。これを機会に子どもと一緒に学習用品周りを整理してはいかがでしょう。