出典: 小学校入学の時にお子さんはもちろん、お父さんお母さん、もしくはおじいちゃん、おばあちゃんも一緒になっていろいろ悩みながら選んだ学習机。
そしてやっと選んだ学習机には、お子さんが初めて一人でお勉強をしたり、本を読んだり、遊んだりして過ごした思い出がたくさん詰まっていてなかなか処分できない人も多いのではないかと思います。ただ、何年もの間使い続けた学習机は「汚れが目立つ」「子供っぽく見える」「使い勝手が悪い」などいろいろな欠点が上げられて、「そのまま使うのはちょっと…」っていう気持ちになるのではないでしょうか?
今回はそんな学習机をおしゃれにリメイクする方法をご紹介しようと思います。DIYで今のインテリアに合った素敵な学習机に変身させてみましょう。
学習机をDIYでリメイクすると言っても、作りやデザイン、材質によって方法はいろいろ。できれば簡単でおしゃれにリメイクできる方が嬉しいですね。ここでは、リメイクしやすい学習机のタイプを3つご紹介します。
出典: 機能性が求められるような凝ったデザインのものや、作りが複雑なものはやはりDIYでリメイクするのは難しいように思います。
また学習机に多くある本棚はデザインによっては子供っぽく見えてしまうので、できれば取り外しできるような作りの方がいいかもしれません。
出典: 今私たちが目にする学習机は、大手メーカーが売り出している高価なものから、ネットや量販店で買える安価なものまでいろいろあります。
そんな大きく価格帯に開きがある理由は、使っている材質や頑丈な作りであるかの違いによるものだと思われます。
小学生から高校生もしくは大学生まで長く使う学習机なので、その間に反りや割れ、キズなどのダメージがどうしても出てしまいますが、それでも品質のいいものなら、そんなに大きく手を加えなくても、容易にリメイクすることができ、さらに長く安心して使うことができそうです。
出典: 一般的な学習机の平均的なサイズは、横幅100~110cm、奥行きは70cm前後。これはノートや教科書、文房具などを広げて勉強や作業がしやすいサイズだからだそうです。
インテリア家具の中でも大きい部類に入る学習机なので、リメイクした後に置きたい部屋とのバランスを考えるのも大切になってきます。置きたい場所にきれいにフィットするサイズ感なら、問題なくリメイクできそうです。
ただ、少しお部屋が狭くなるなとか、違和感があるなとか感じるようであれば、まずはリメイクした学習机をどこに置くかを考えてみることをおすすめします。そしてそのお部屋に合わせたリメイク方法にしてみるという順番だと失敗することは少ないように思います。
学習机をリメイクしたい!DIYにあると便利な道具とは?
先述ではリメイクしやすい学習机のタイプをご紹介しましたが、それ以外の学習机でも大きな破損がなければ問題はありません。かと言って、改造などの大きなものだと大変なので、DIYで簡単にガラッと雰囲気を変えることができる学習机のリメイクの方法をいろいろご紹介したいと思います。
その前に、あると便利な基本の道具をご紹介♪
出典: ネジを何本も取り外したりすることもあるので、電動ドライバーがあると作業効率が上がります。最初は少し怖いかもしれませんが、慣れてくると絶対に必要になる道具になります。
出典: 木の表面を整える時に使うサンドペーパー(紙ヤスリ)です。サンドペーパーには番号がついていて、番号が少なくなる毎に目が荒くなります。ペンキを塗る時や、ちょっとしたキズを慣らしたりする時に使います。
出典: 後でご紹介するカッティングシートやリメイクシートをカットする時に使います。下のものを傷つけないように一緒にカッティングボードも用意しておくといいですね。
その1:学習机の本棚の活用方法を考えてみましょう。
出典: 学習机をイメージする時に一番思い浮かぶのが、机の上の本棚ではないでしょうか?
本棚は可愛らしく活用することも、取り外してシンプルな仕上がりにすることもできます。
シンプルに仕上げる場合、ほとんどの学習机はその本棚の部分は取り外すことができるので、電動ドライバーを使って試してみましょう。
その2:ペンキを使ってオリジナル学習机にしてみましょう。
出典: 長い間使い込まれた学習机なので、小さなキズがあったり、色合いも少し古くさくなったりとそのまま使うには少し抵抗があるかもしれません。そこで、学習机を思い切って好きな色のペンキに塗ってみるのはどうでしょうか?ペンキのノリがよくなるように、塗る前にサンドペーパーで表面を削っておくときれいな仕上がりになります。
出典:www.instagram.com(@yokochin.tmy) 本棚を取リ外して、アイボリーのペンキで塗リ直したもの。
シャビーシックな風合いに仕上げているので、ナチュラルインテリアにぴったりの雰囲気に。
出典:www.instagram.com(@yokochin.tmy) 椅子や付属のキャスターもすべてアイボリー色のペンキで塗るだけで、ぐっとおしゃれなデスクに生まれ変わりましたね。
出典: 白やアイボリー、クリーム色のペンキは無難な色なので、どんなインテリアにも似合います。
しかし、せっかく学習机をリメイクするなら、ホワイト系以外の色にしてみるのも素敵かもしれませんね。
くすみのあるブルーの色がとてもおしゃれです。
このようなオリジナル感のある色が出せるのもリメイクならではなので楽しいですね。
その3:カッティングシートで気軽に簡単リメイクしてみましょう。
出典: ペンキは大変そうって思われる方は、カッティングシートやリメイクシートを使ってみるのはどうでしょうか?
ホームセンターや100円ショップでも簡単に手に入って、やり方も慣れてくると簡単に学習机をリメイクすることができます。
いろいろな色やデザインがあるので、お気に入りのものを探して貼ってみるのもいいですね。
貼る時に空気を抜いて密着させるためのヘラか刷毛を用意しておきましょう。
出典: 粘着性のあるシートになっていて、少しずつ剥離紙をはがしていきながら貼るのがポイント。
途中空気が入ってしまうので、このように刷毛やヘラを使って密着させながら貼っていきます。
また刷毛が用意できなくても、乾いたタオルや折り曲げたダンボール紙で代用することもできます。
もし空気が入ってしまっても針などで穴を開けると大丈夫。
出典: マスキングテープで可愛らしさをプラス。
いろいろなカラーバリエーションがあるので、お気に入りの色を見つけてみましょう。
出典: リメイクシート、カッティングシートはお部屋を汚さずに簡単に学習机をリメイクできて嬉しいですね。
ナチュラル感たっぷりのおしゃれで可愛いデスクになりました。
出典: 100円ショップで買える「板壁風シャビーシック ブラウン」のリメイクシートです。
学習机のサイズに合わせて何個か買ってつなぎながら貼っていきます。
簡単にアンティーク風のデスクに生まれ変わります。
その4:引き出しの取っ手を替えて違った雰囲気にしてみましょう。
出典: 引き出しに付いている取っ手やつまみを別のものに付け替えるだけでも、ぐんと雰囲気を変えることができます。
また、小物やバッグなど掛けられるようなおしゃれなフックを付けると、いいアクセントになって素敵になります。
重厚感のある金属製のものや、ナチュラル感のある木製のもの、可愛らしいガラス製やアクリル製のものなど種類はいろいろ。
雑貨屋さんや100円ショップなどたくさん目にすることができるので、お部屋の雰囲気に合わせてお気に入りのものを探してみましょう。
出典: アンティーク風のつまみに替えて、全く雰囲気の違うおしゃれな学習机に早変わりです。
▼リメイクシート上手な貼り方と取っ手の上手な付け方はこちら▼
その5:ワックスやステインでヴィンテージ風学習机にしてみましょう。
出典: ホームセンターで手に入るワックスやオイルステインを塗って、かっこいいヴィンテージ風の学習机にしてみるのも素敵ですね。
出典: ワックスやオイルステインは、ペンキと違って木に浸透して着色するもの。木の風合いがそのまま楽しめるので、深い味わいとナチュラル感のある仕上がりになります。
出典: ワックスは木の内側に少しだけ浸透して、被膜を作って着色するもの。また、ステインは木の内側まで染み込んで木そのものを着色するものになります。
出典: さっと塗るだけでヴィンテージ感のある深い味わいの学習机になります。
出典: 塗膜が厚いウレタン塗装やUV塗装、ラッカー塗装の学習机の場合は一旦その塗装をすべて剥がす必要があります。
よって、ワックスやステインで仕上げるのは難しいかもしれないのでご注意くださいね。
出典: 100円ショップで買える「黒板シート」を本棚に貼って、可愛らしくて実用的な本棚にリメイクしてみるのもいいですね。
出典: 黒板シートの黒色がいいアクセントになって、おしゃれな本棚になります。
出典: こちらは「マグネットペイント」と言って、塗った部分が磁石のようにくっつく塗料になります。
出典: 本棚の背面に合わせて切った板に「マグネットペイント」を塗って、貼り付けます。可愛いマグネットを使うと、おしゃれさがアップしますね。
出典:www.instagram.com(@yokochin.tmy) 次は取り外した本棚を可愛くリメイクした例をご紹介します。
上部の仕切りの上に天板をのせて、アンティーク風にペイントしてシェルフを作ります。
出典:www.instagram.com(@yokochin.tmy) お気に入りの雑貨を飾って素敵なシェルフにリメイクされました。元々はブラウンの学習机っぽい色合いでしたが、白にペイントするだけで、おしゃれな雰囲気になりますね。
以上、気軽に始められる学習机のDIY術をご紹介しました。
しかし、「サイズがどうしても大きすぎる」「ワックスやステインで仕上げたいのに、元々の塗装を剥がすのが大変」など、DIYではなかなか難しいリメイクを考えている方もいらっしゃると思います。「思い出の詰まった学習机を処分することはなかなかできない……」という方は、思い切って専門業者さんにお願いしてみるのはどうでしょうか。家具をリメイクしてくれるプロの業者さんはネットなどで調べてみると、いろいろ出てきます。リメイクの料金は業者さんによってまちまちなので、信用できそうなお店を選んでみて、一度見積りをとってみるのがいいでしょう。今はネットでやり取りできるところが多いので、今現在の学習机の画像やどのようにリメイクしたいのかなどの希望をまとめてみて、相談してみるのもいいですね。
学習机をおしゃれインテリアにして、いつまでも大切に。
出典: 今回は、愛着があってなかなか処分できない学習机のためにリメイク方法をいろいろとご紹介しました。
お子さんが初めて一人で過ごす小さなスペースである学習机は特別な家具です。これからお子さんの小学校入学に備えて学習机を購入を考えていらっしゃる方も、ぜひともこちらを参考に学習机選びをしていただければと思います。また、ハンドメイドが得意な方はお子さんのために設計図を引いて手作りの学習机を公開されているブロガーさんもたくさんいらっしゃったりするので、そちらを参考にするのも良いかもしれません。お子さんの成長を長い間見守ってくれた学習机だからこそ、今のインテリアや好みに合わせて、ぜひリメイクしてみてくださいね♪
※掲載時に、商品の在庫がない場合もございます。あらかじめご容赦ください。
素敵な画像にご協力いただいたサイト・ショップ様です。ありがとうございました。ほかにも、魅力的なアイテムに出会えますので、ぜひともサイトを覗いてみてください。
★写真提供にご協力いただいた素敵なインスタグラマー様★
機能性が求められるような凝ったデザインのものや、作りが複雑なものはやはりDIYでリメイクするのは難しいように思います。
また学習机に多くある本棚はデザインによっては子供っぽく見えてしまうので、できれば取り外しできるような作りの方がいいかもしれません。